バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)
- KADOKAWA (2011年10月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000342
作品紹介・あらすじ
英国での奇跡調査からの帰り、ホールデングスという田舎町に滞在することになった平賀とロベルト。ファイロン公爵領であるその町には、黒髪に赤い瞳の、美貌の吸血鬼の噂が流れていた。実際にロベルトは、血を吸われて死んだ女性が息を吹き返した現場に遭遇する。屍体は伝説通り、吸血鬼となって蘇ったのか。さらに町では、吸血鬼に襲われた人間が次々と現れて…!?『屍者の王』の謎に2人が挑む、天才神父コンビの事件簿、第5弾。
感想・レビュー・書評
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英国のホールデンクスという田舎町で起こる吸血鬼騒動に我らがロベルトと平賀のイケメン神父たちが挑む。壁に吸い付いて登っていって部屋に入り込み金縛りにして相手を襲う吸血鬼。驚異的な跳躍力と怪力を持ち、銃弾にも平気で、コウモリや狼に変身する。うわー、本当に吸血鬼はいるのかと思わされる。どう解決をつけるのか興味津々だった。最後は意外とあっけなかったけど、物語を堪能した。吸血鬼やケルト神話についての蘊蓄が詳細で凄い。エルトン伯爵とシャルロッテは幸せになれたようでよかったよ。
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町で起こる奇怪な事件 吸血鬼の仕業なのか?何かのトリックか?読み終えた感想 ドラキュラの本かな。
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今度こそ本物の吸血鬼かと思いきや科学的に証明され(どこまで理に適っているかは不明)てしまい、ホッとしたような残念なような。
信じる余地があるのが面白いところ。
知識がある人は素敵だ。 -
謎に対する科学的解明が今一つすっきりしない。
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トリックも蘊蓄も面白いんだが、所々う〜んってなるんだよな…。
プロット通りに淡々と話が進みすぎるからかもしれない。平賀とか特に、「そうですね」って簡単に納得しすぎ。謎解きも含めて最初から最後までおんなじテンションなので、盛り上がりに欠ける感じが否めない。これは仕方ないのかもしれないが、祈りの言葉等、引用が必要以上に長いのも冗長だ。ストーカーの手記を丸々繰り返す意味って。
平賀もロベルトも、時々すごい強気でびっくりする。人物像が安定しないのも気持ち悪いんだよなあ。 -
今回は面白かった!
真相が気になってページを進めるのが楽しかったです。 -
前のより素直に読めたかも。