RDGレッドデータガール はじめてのお化粧 (2) (角川文庫 17168)

  • 角川書店 (2011年12月22日発売)
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本 ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041000540

作品紹介・あらすじ

東京の鳳城学園に入学した泉水子はルームメイトの真響と親しくなる。しかし、泉水子がクラスメイトの正体を見抜いたことから、事態は急転する。生徒は特殊な理由から学園に集められていた……!!

感想・レビュー・書評

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  • 感想
    これって1巻に1回は姫神が降りるパターン?

    姫神を降ろせる器も絶滅危惧種であれば、彼女に降りたが最後で絶滅という意味もタイトルは含んでいるのかな?

    それにしても学園モノは何故か生徒会長は絶対的な存在。実際はそんなことない。


    あらすじ
    東京の高尾山の北側にある設立まもない鳳城学園に途中編入した泉水子と深行。

    泉水子は寮で同じ部屋になった真響にあれこれ面倒を見てもらう。その弟の真夏とも知り合う。

    学校が始まり、同じクラスになったリカルドは人外の者であると気づく。

    リカルドは学年一成績の良い高柳の式神だったのだ。真響によると高柳は陰陽師で、生徒会長になって学園を牛耳ろうとしているという。

    真響は戸隠忍者の系統。深行と協力して、現生徒会に入り、高柳を阻止する計画を立てる。

    真響が高柳にやられたことに腹を立てた真夏は、神霊である兄弟の真澄を呼び出し、高柳の式神を破り、この勢力を抑える。

    その後、相楽雪政が非常勤講師として現れ、学園から式神が減る。生徒会長も予定通り如月が就任する。

    泉水子は、初代生徒会長の歌舞伎役者の穂高にみそめられて、踊りを披露しようとするが出来ず、そこに再び姫神が降りる。

  • シリーズ2作目
    高校生活スタート!
    新たなキャラがでてきて、それもたくさん。
    この人は泉水子にどんな影響を与えるの?敵?味方??と
    わくわくしながら読んでました。
    楽しい~!(^^)!
    相変わらず泉水子は、新しい生活にドギマギしているけど、少しずつ自分に殻を破ろうと頑張ってる。健気でかわいいなぁ♫

    もうでてこない?いやいやそんなことはないだろう・・と思っていた和宮。
    意外だったけど、やぱり出てきたね。

    次作も楽しみです♫

  • 敵か、味方か、鳳城学園で出会う個性的な面々。

    真響が出てきたことで、深行をめぐるライバルになるのかと思いきや、そうでもない。では、真夏かというと、そうでもない。いうならば、仲間。真澄の存在が鍵。真響のカッコよさは、女子的に憧れ。相変わらず雪政が胡散臭い。

    タイトルにも入っている化粧は、本当に最後の最後だけど、すごく大切。化粧って本来は儀式的なもので、女の子にとって、強力なものだよね、と思い出す。荻原さんの、こういうアイテムの使い方が好きです。

  • 荻原規子の"RDG"シリーズの第2巻。泉水子の決意の新生活がスタート。彼女が鳳城学園に入学したことによって、物語が動き出します。先に転校していた深行、ルームメイトの真響、真響の弟真夏など、彼女を取り巻く人間関係もだいぶ広くなっていきます。着実に1歩1歩進んでいこうとする彼女の前に暗い影が…。前巻に比べて異能バトル成分を増しています。どうやら、この学園にも色々と裏があるようです。泉水子と深行は無事に自分たちの望む未来をつかむことが出来るのでしょうか。一気に登場人物が増えて、学園物としての楽しさも増しました。

  • 高校に場面を移し、主人公以外の主要なキャラクターが出てきて、いろんなイベント発生。さらさら読めて、あっという間で、楽しめました。最後にまさかの和宮くんカラスで復活??
    でもまだ序の口宵の口。これからですな。ということで次巻へ続く。
    東京に来て、中央線沿線に住んでいるのに高尾山に登ってないなー。いつか行かないとなー

  • 泉水子ちゃん高校生になりました✨の巻

    なんだか怪しい人が多い高校でホームシックになりつつも頑張って生活する回

    いろいろ登場人物増えて謎が深まってきた…次巻早く読みたい

  • 高校生となり、実家から離れて寮暮らしを始めた泉水子の話。
    泉水子が姫神と呼ばれる神さまを降ろせる人間であることはわかったものの、この姫神がどこまで重要な存在として扱われてるのかは、この巻でもわからなかった。
    ただ、忍者、陰陽師など色々な存在も出てきて、ワクワクが止まらない。どこへ向かうかも目的もやはりわかってないけど、わからないままにいずみ水子とともに謎の解明を楽しんでいきたい

  • 玉倉神社を出て東京での高校生活が始まった泉水子。でも、鳳城学園は普通の高校ではなさそう。
    式神を操る同級生とかいるし。
    安倍晴明が好きだから陰陽師とか気になる。
    高柳一条はあまりよろしくない人物みたいだけど。
    寮生活も生徒会も私には縁のないものだったけど、こう言う高校生活も楽しそう。
    漫画やアニメで見るファンタジーも面白いけど、活字で読むファンタジーには活字ならではの面白さがあるよなぁと思いました。

  • 高校生になり、寮生活を始めた泉水子。
    初めてのことで戸惑いもありつつ、寮の同じ部屋の子に恵まれ、何とか寮生活を送っています。

    それでも、色々と事件があり、周りはその事件に関わった人達や関係を知っているのに、泉水子だけは知らない。

    そんな中で泉水子は、いつも周りに頼っていて、自分からは何も出来ていなかったということに気がつきます。

    そこから自立しようと泉水子なりに頑張るのですが……。

    なんで周りは知っているのに教えないんだ!と、泉水子の周りにイライラしつつ、泉水子の成長が楽しみです。

  • 1巻は壮大なプロローグな感じで、
    正直あまり引き込まれなかったのに、
    1巻のラストから2巻までで完全に心を掴まれた。

    うじうじしている泉水子が好きじゃなかったのに、
    卑屈で嫌な奴な深行が好きじゃなかったのに、
    変わっていこうとする泉水子も
    もがいて成長していく深行も好きになってしまった。

    これはシリーズ一気読みしたい。

    真響きょうだいもとてもよかった、、、

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著者プロフィール

荻原規子・東京生まれ。早稲田大学卒。『空色勾玉』でデビュー。以来、ファンタジー作家として活躍。2006年『風神秘抄』(徳間書店)で小学館児童出版文化賞、産経児童出版文化賞(JR賞)、日本児童文学者協会賞を受賞。著作に「西の良き魔女」シリーズ、「RDGレッドデータガール」シリーズ(KADOKAWA)『あまねく神竜住まう国』(徳間書店)「荻原規子の源氏物語」完訳シリーズ(理論社)、他多数。

「2021年 『エチュード春一番 第三曲 幻想組曲 [狼]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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