地の日 天の海(下) (角川文庫)

著者 : 内田康夫
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月22日発売)
3.27
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  • レビュー :7
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000724

作品紹介・あらすじ

旧体制を独特かつ画期的な政策によって次々に打破してゆく信長は近隣の戦国大名を次々と呑み込んでいく。圧倒的な権勢で他の追随を許さぬ信長軍団であったが、将軍・足利義昭だけは信長打倒への執念を燃やし続けていた。義昭の陰謀、光秀や秀吉を始めとする信長軍団内の不信と確執…。様々な思惑が交錯する中、ついに本能寺の変が勃発する。その時、随風が目にした歴史の真相とは?ミステリの名手による傑作歴史長編。

地の日 天の海(下) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 物語は、本能寺の変に向かって粛々と進んでいく。本書は、本能寺の変を、信長の合理的だが苛烈すぎる組織運営が必然的に引き起こした出来事として描いている。部下を道具としてしか見ず、その感情を何ら斟酌しない上司。部下にとってみれば、氏素性による差別はされないものの、いつ切り捨てられるか分からない恐怖のなか、走り続けるしかない。こういうゾッとする状況は長続きするわけないよなあ。
    また、商業民出身の秀吉の情報収集能力の高さが、中国大返しという離れ業の実現に繋がったととのこと。確かに、光秀の動向を逐次把握出来ていなければ、信長の厳しい軍律に反して兵を引き上げる決断など出来なかっただろうなあ。
    本書は、残念ながら、徳川時代になり、天海僧正が「黒衣の宰相」として活躍する姿は描かれていない。

  • 保有状況:売却&購入日:40894&購入金額:660

  • 後編
    信長の変化、それに廻りの家臣たちの考え
    本能寺、中国大返しへと進む。
    イメージとしては教科書っぽい

  • 史実の再発見、再構築に夢中になりすぎて物語を創作するところまでは手が回っていない印象です。
    上巻が良かっただけに色々ともったいないかなぁ…。
    どうせなら浅見光彦のご先祖様を出すとか、そういう遊びをして欲しかったです。

  • 明智光秀がどういう役回りをしたんだか諸説あるなかで、さほど突飛なお話でもなく下巻は淡々とお話が進んでしまったという印象。
    随風さんの行くあたりあたりばったり、歴史の真相(?)の手掛かりが見え隠れしてくれた。まったく浅見探偵ものとおんなじだったなぁ・・・

    (2012/2/6)

  • 至極全う太閤記。基本をきちんと勉強されているのが分かります。むしろ勉強のために書かれたのかも。内田さんこれが初読です。

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