爆発道祖神 (角川文庫)

  • 角川書店 (2012年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041000748

作品紹介・あらすじ

独特の言語センスで日本文学史上唯一無二の光を放ち続ける異才・町田康。著者撮影の写真と、それに触発された文章の組み合わせによる、かつて見たこともない自由で新しい表現がビッグバン!!

みんなの感想まとめ

日常の風景を独自の視点で切り取り、写真と文章を融合させた新感覚のエッセイが展開されます。著者の独特な言語センスとオノマトペが織り成す表現は、虚実が交錯し、読者を惹きつけます。特に、街の風景やレトロな写...

感想・レビュー・書評

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  • 再読

    街をぶらぶら歩き目に付いた風景をカメラに収め文章を付け足した1冊。
    虚実入り交じり独特のオノマトペ嘆き不満憤怒の爆発する町田節全開。良くも悪くも町田節が強すぎて似たような感じ…とも言えるが、収録された街の風景、少し粗めでレトロな雰囲気の写真を眺めるだけでも楽しい

  • いつも思うんやけど、ほんま、町田康という人間は何を書いとるんやと何度もツッコミを入れたくなってしまう、というよりも事実、入れてしまう、そんな痛快エッセイ。

    最も面を喰ったのは、「もう君とはやっとれんわんわんわん、という残響。ダブやね」という表題の付けられたエッセイ。エッセイというか、シとブの掛合い漫才。シとブというのが誰なのかは読んでみてのお楽しみ。ほんま、どういう回線を繋いだらば、シとブの漫才が思いつくのやら。挿し込まれた写真もまた、味わい深くて素晴らしいの一言。

    エッセイというのは日常を切り取った、いわば「暮らしの匂い」のようなものが漂ってくるものであって、故に、その人の生活・行動・思考などのパターンがぽわわぁんと伝わってきて、あ、なんか身近に感じられるやん、ええ感じやん、ってな感想を読み人に抱かしむるものやけれども、マーチダさんのエッセイは少々、否、相当、脚色をしてファニーにしている印象を受けます。つまり、これはマーチダさんの日常ではありません(推測)。いや、実際、日常なのだろうけれども、マーチダさんが色を付けることによって、こんなこと、日常で起こらへんで・あり得んで・思わへんでという世界が顕現してくるというのかな。だから、凡人である僕ごときが読むと、頭が炸裂して、口から水が噴出して、わぎゅうとかなんとか言い散らかして、揚げ句、ほんとにぺしゃんこ。

  • さあ読書するぞ。と思てること声に出すのは憚りながらソファーへと向かうや否やどこからともなく居候猫が忍び寄ってくる。早く座れにゃー、その隣に鎮座するからお尻をマッサージしてくれにゃー。なんて我儘無下にできぬ人情派の私は片手で書籍をサポートして反対の手で居候猫を手懐けるポージングでソファーに腰を据える。あぁ猫と読書って素敵やんと思てるや否や私に向かってアナザー居候猫がドーンと大腿部上に乗っかってくる。カモンお尻撫でろにゃー。って言われても両手塞がってるし、先着順やし、と思てること声に出しても通じる相手ではないので書物を放棄してダブルお尻ナデナデするゆえなかなか進捗しなかった当著作物も無事読了する。そんな苦労は表に出さない私は誰か褒めてー頭ナデナデしてーとはつゆほども思わないのでいたって素の表情で今日もソファーでダブルお尻ナデナデ。

  • 目次がすでに自由律俳句っぽくて良き

    「あたしガラスにうつらないわ。言葉ももう滅茶苦茶よ。」
    「荒野で神と遭遇。すかさずお願いしちゃったわ」
    「なんか揉めてるみたいやでちゅて見物してたよ。」
    「よかれとおもったけど裏目。天麩羅がびしょびしょやわ」
    「もう君とはやっとれんわんわんわん、という残響。ダブやね」

    などが好きでした。
    基本夢の中みたいな文章。笑えるし楽しい。

  • 2012-3-4

  • 初めてこの方の作品を読みました。なんだろう、すごい文章です。誰かに何かに似ているような気がするのですが、、、。太宰? いやいや、、うーむ。

  • 限りなくフィクションに近いノンフィクションというか、限りなくエッセイに近いショートショートというか、3ページの文章+写真1枚がワンセットの構成。それなりに面白かったけど、やっぱちゃんとした小説が読みたいかな-。じゃなきゃエッセイでいいわけだしね。写真は、妙な味があって良かったです。

  • 1枚の写真をお題としたエッセイ風のオモシロオカシイ物語が綴られていく。
    町田康のロックでパンクで刺激的な表現に声を出して笑う。
    エレキにて郵便を送る、天麩羅がびしょびしょ、ポンク・ミクラム師、がお気に入り。

  • 町田康文体と写真との絶妙な組み合わせ。

  • パンクロッカー町田康の写真付き掌編集。語り口がテンポよく痛快で、3Pほどの一篇を読むだけで清々しい気分になれる。

  • 町田康の目に映る浮き世のあれこれ。自らをパンク歌手と蔑みつつも、世の有象無象を町田風味でばっさり。奥ゆかしくも慎ましい(?)彼の処世百科。彼の代わりに行者の滝に打たれるファンシーなスポンジの処世が気になるところ。

  • 【ひとことポイント】
    すごいですねぇ。撃ったとき火ぃ吹きますねぇ

    <健康栄養学部 1年 K>

    企画コーナー「わたしの本棚」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2013/1/9-3/18まで】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1617757

  • フォトグラフール第2段って感じ。 オキにいっている。

  • 「心が爆発する。じりじりするような気分が収まらない。」胸を撃つ衝撃的なフレーズが72編の短編にちりばめられている。

  • いやぁ笑った。相変わらずの町田節。ひねくれた想像力と、まともじゃない言語感覚。パンクだ。

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著者プロフィール

町田 康(まちだ・こう)
一九六二年大阪府生まれ。作家。九六年、初小説「くっすん大黒」でドゥマゴ文学賞・野間文芸新人賞を受賞。二〇〇〇年「きれぎれ」で芥川賞、〇五年『告白』で谷崎潤一郎賞など受賞多数。

「2022年 『男の愛 たびだちの詩』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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