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- Amazon.co.jp ・本 (672ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000779
感想・レビュー・書評
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「忍法八犬伝」がすごくよかったため、似たようなあらすじ?のこちらも読んでみたものの、ちょっと想像とは違いました。
香具師たちが奔放すぎて女性としてはしんどい部分もありますね。
ただ、後半の死闘に突入するとさすがの山風で止まりません。
哀愁の中にさわやかさがある終わり方もよかった。
あんなに好き放題やりたい放題なのに、強い絆で結ばれていて不思議とにくめない奴らです。
風魔の頭領や東西武将も登場する、有名な城攻めが背景になっているので、歴史好きならより楽しめるのではないかと。
ほんとこの人は虚実織りまぜるのがうまいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
風太郎忍法帳の中では明るい雰囲気の一冊でしたね。
もちろん最後には陰惨な殺し合いになるんですが。
主人公よりまわりの香具師の方が、積極的に戦う理由もないのに、仲間と戦っているという点で、最後の殺し合いの結果が胸を打ちます。
本作は忍城責めが舞台で、昨年映画化された「のぼうの城」と同じですね。
違いを愉しむのも一興かと。