TROIS トロワ 恋は三では割りきれない (角川文庫 い 60-5)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000946
感想・レビュー・書評
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40代のエステ経営者と付き合ってる30代の作詞家が、20代の歌うことが好きな女の子をプロデユースしていく三角関係のお話し
それぞれのパートを唯川恵と石田衣良と佐藤江梨子が書いてるリレー小説
誰がどこを担当した明記はされてないけど、文体と他作品の雰囲気でほぼ確定でよいかと
石田衣良の書く男は典型的なスカしたやつで、若い子の素質に感化されてプリティ・ウーマンするところなんかは「東京DOLL」でやってたし、年上の女性との恋愛も「夜の桃」でやってたよね
なので石田衣良パートはいつもの調子で読めた
官能的な描写もいつもの石田衣良の性癖
ワンパターンなんだよなぁ
唯川恵も仕事に真摯な自立した女性を書きながら、年下の恋人と付き合ってる心理描写はいつも通り
唯川恵は昔結構読んでたんだよね
一番のネックのサトエリ
最初に著者を見た時「ん?佐藤江梨子?サトエリ?同姓同名?あらすじはっと・・・・マジでサトエリだよ、オイオイオイオイ・・・」とか思って
最初の章を読んだ時には「やっぱり文章が他の二人に比べて拙いよなぁ~ 情景描写も心理描写も素人の作文レベルだなぁ」とか思ったけど
終盤にはエリカの成長とともに文章もそんなに違和感なく読めた不思議
この三人でどうやって書いたのかね?
最初に皆でプロットを作った?
それとも完全にリレー形式にした?
だとしても各章の終わり方が次に繋がりやすいトスを上げてるから可能性はあるよね
内容はともかく、素人に毛が生えたような人間を混ぜてこんな形式でちゃんとした小説を作れてしまうなんて、やはり作家さんってすごいなぁ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
はじめ、サトエリの文章が気になったけど、本人がどんどん乗ってきているのがわかって、後半はそんなに気にならなくなった。
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きりこが、唯川恵な気がする!やっぱり唯川恵の、言葉とか物の言い方とか好きだわ~。ずっしりくる。
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三角関係は難しいもので、この本からもひしひしと感じた。
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すごく共感できる、ドキドキしました。
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自分の状況と少し重なって、読んでて少し疲れちゃった。。
どちらの女性にもがんばってって言いたい。