あなたの獣 (角川文庫)

著者 : 井上荒野
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年1月25日発売)
2.85
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000953

作品紹介

仕事にも、妻の妊娠にも、どこか他人事のようにしかかかわれない僕。僕はどんな子供時代を過ごし、どんな女たちとかかわってきたのか。小学生の僕を怯えさせた音楽の清家先生、ストーカーまがいに追い求めた璃子、一度捨てたのに再び関係することになった昌、行きずりに知り合ったもうひとりの璃子、そして僕の骨を保管する女…。女を苛立たせながら女が途切れることのない櫻田哲生の不穏にして幸福な生涯。

あなたの獣 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • どうしようもなくだらしない男。男を惑わすダメな女。さ迷う日々。イライラを感じつつも、少なからず惹かれてしまう。井上荒野らしい作品。

  • 主人公の櫻田哲生という男の生き方が理解できない。喜びとか感動するという事があったのだろうか?しかし、女には愛されていたのだろう。

  • 謎がある男はもてるのだろうが、感情が読めないだけに共感しづらい。

  • ある男性の話。

    これといった特徴もない男の人だけど
    かかわりたくない人だ。
    結局この人は楽しく生きたのか疑問だ。

  • なんだか心がひんやりした。

  • 自分の人生でさえ一回目だというのに、「すべて他人事としてしか受け止められない男はどうやって育ったのか」(概略)みたいなことがよく言えたなあと裏表紙の10行まとめみたいなやつに思う。それなら過去が現在にすなおに伸びるエンタメ小説のほうがよっぽど謙虚だ。

  • 人を苛立たせ、何事にも執着せず、そのくせすぐに女と関わりを持ち、ふらふらと生きる櫻田哲生の一生を、時間を行きつ戻りつしながら追う。
    “ある頃の櫻田”という断片をいくつも繋げてひとつの物語になっているので、あいだあいだの描かれていないところは想像するしかないのだが、いちいちそんな作業をするのも嫌になるくらい、イライラする男である。
    何事にも執着せず、と書いたが、璃子という女性には病的な執着を見せる櫻田。しかしそれがとても愛情表現に見えないのがまた怖い。
    結局なんだったんだ、この男は。

  • 本屋で読んだことのない作家さんの作品を読みたいなーと思って、買ってみて読んだ本。


    初めは、主人公の人柄や考えに共感したりできなくて、少し読みづらさを感じたが、流れに乗れるとあっという間でした。


    この春休み、久しぶりに読書なるものにはまっているのですが、つまらない、読むに足らない本なんかないんじゃないか、とそう思ってきました。

  • 2012 5/23

  • 「潤一」を彷彿させるが、進化している。

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