ちょんまげ、ばさら ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫 た 62-2 ぽんぽこもののけ江戸語り)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年1月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041000977
作品紹介・あらすじ
"偽ちょんまげ、ちょうだい"騒動が落ち着いたのもつかの間、戦国の世から蘇った亡霊が、江戸湾に現れた。家康が築いた四神の結界が破られれば、町は悪霊や鬼に占領されてしまう。小次郎とぽんぽこは、江戸を護る四神の一角"お鶴ちゃん"を助けるため江戸湾に向かうが、そこには見たこともない大量の亡霊が!次々に現れる戦国の亡者たち。それらを現世に呼び寄せた者は誰なのか、そして江戸の運命は!?小次郎の剣が冴え渡る。
感想・レビュー・書評
-
タイトルや前作を読んでの感覚からだいぶ話が膨らんで、オール戦国武将(の霊)大進撃的な、大風呂敷広げまくりのバトルものに。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この世に再び現れた。
武器や戦法が違うとはいえ、たった一人で壊滅させる力を持っているのは凄すぎないか。
無味無臭のものであれば気付く事は出来ないだろうが、こうも簡単だと目を離せなくなりそうだ。 -
ネタをブッ込みすぎた感。1作目の方が楽しかった。3作目への繋ぎという位置付けなのかな?
-
面白かったぞ。
やっぱりこれ、ちゃんと続いてるな。「おにぎり、ちょうだい」から先に読むのはおおいに間違ってたわ(笑)。
そしてこのちょんまげシリーズは江戸時代初期が舞台だけに、わかりやすくてすっごい面白いわ。
まさか小次郎くんの出自が明らかになるとは。
でもって、家康の孫って・・・。
なんちゅうか、影武者っていう設定、らくでええな(笑)!
あっちも影武者、こっちも影武者、せやから、歴史上に名前は残してないけど、じつは生きてた、ちゅう筋は、このテの小説にはお約束なんかしら。
ファンタジーとして楽しんでおります。
一番
「へええ」
と、思ったのが、謙信女性説。
えっ、そういうの、あるの!?
でもってもちろん、信玄と恋仲(ほとんど会うたこともないのに)。
なにこの悲恋仕立て。
しかしなかなか面白そうなんやけど(笑)、どこかにこういう設定のエンタテイメント小説はないかしら?
狐やら葛葉姫が登場したところで終了。この調子では安倍晴明はワルモノっぽいねんけど、どうすんねやろ(笑)。
いやいやべつにええねんけど、個人的には安倍晴明推し(推し!?)な、もんで、つい・・・(笑)。
ぽんぽこの正体についてはちゃんと書く予定はあるんかな。
ちゅうかもう、なんでぽんぽことかいう名前にすんのかしら。なんちゅうかこう・・・、そこに、緩急つける感じ?
(2016.02.06) -
ものすごいことになっとる
いや歴史ヒーローよみがえらせ杉でしょ
とらちよはかわいい -
本当は徳川家所縁の主人公ちょんまげちょうだいを継ぐ小次郎さんが今回もおなかがすいてうろうろして事件に巻き込まれます。色んな歴史の有名人が黄泉からよみがえって命を狙われたりしている内に父が最終的な敵になっていくのかなという流れになっていきます。読んでいるとえ、武将ってほんとにこんな人なの、フィクション?と考えてしまうところがあります。そういう逸話があるということでしょうか。あまり歴史に明るくないので・・。1話完結と思って読んでいたらまさかの続きが気になるところで終っているので早く次が読みたいです。