ちょんまげ、ばさら ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫 た 62-2 ぽんぽこもののけ江戸語り)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041000977

作品紹介・あらすじ

"偽ちょんまげ、ちょうだい"騒動が落ち着いたのもつかの間、戦国の世から蘇った亡霊が、江戸湾に現れた。家康が築いた四神の結界が破られれば、町は悪霊や鬼に占領されてしまう。小次郎とぽんぽこは、江戸を護る四神の一角"お鶴ちゃん"を助けるため江戸湾に向かうが、そこには見たこともない大量の亡霊が!次々に現れる戦国の亡者たち。それらを現世に呼び寄せた者は誰なのか、そして江戸の運命は!?小次郎の剣が冴え渡る。

感想・レビュー・書評

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  • タイトルや前作を読んでの感覚からだいぶ話が膨らんで、オール戦国武将(の霊)大進撃的な、大風呂敷広げまくりのバトルものに。

  • この世に再び現れた。
    武器や戦法が違うとはいえ、たった一人で壊滅させる力を持っているのは凄すぎないか。
    無味無臭のものであれば気付く事は出来ないだろうが、こうも簡単だと目を離せなくなりそうだ。

  • ネタをブッ込みすぎた感。1作目の方が楽しかった。3作目への繋ぎという位置付けなのかな?

  • ちょんまげちょうだいの続編。
    なにこれさすが角川って感じです!


    第一の亡霊・鬼若子(壱)
    柳生の宗冬さん、
    突然、
    柳生廉也に柳生新陰流の奥義である柳陰を教えてやるって!
    確かに疑うわな。
    なんで?
    で、
    話は江戸の町の話しになる。
    京都のように江戸も朱雀、青龍、白虎、玄武と、
    中央の黄泉となる、
    陰陽五行をと入れて造ってると。。。
    そうなの?
    京都はよく聞くけど江戸もなの?
    ちょっと調べてみるか!
    と、
    思いつつ、
    陰陽術にまったくない占い師のかぐりんです!
    初期設定をやや忘れているけど、
    柳生廉也は風魔の血筋なんだっけ?
    で、
    四神を壊して、
    鬼若子が江戸に攻めてくるって?
    で、
    柳生廉也を戦力にするため?
    跡継ぎ的な問題?
    で、
    柳陰を教えようと思ってたのかな?


    一方、
    今日は雪が降ってます!
    ぽんぽこは元気!
    もちろんおっさんの相馬小次郎は寒さに震える!
    で、
    猫登場!
    なんとこの猫は白額虎という四神の1つらしい。
    昔々に申公豹に仕えてたらしいぞ!
    つか、
    ぽんぽこも青龍だったの?
    意外すぎる。。。
    で、
    2人は仕事をサボってお鶴ちゃんにまかせっきりらしい。。。
    鶴ってことは朱雀かしら?


    長宗我部元親さん?
    いわゆる鬼若子?
    歴史はまったくの本谷歌子なんで知らない人。
    ちょっと耳に挟んだことあるくらいですね。
    で、
    鬼小姫なる人形が、
    呪いの人形が長宗我部元親を変えた!?
    で、
    この人形は徳川家康を殺すためにこの世に生まれたって。。。
    史実でもこういう話しあるの?
    で、
    長宗我部元親が攻めてきたので柳生宗冬出陣!?
    で、
    黄泉が向こう側で、
    青龍と白虎の宝剣を朱雀に預けてたけど、
    朱雀のせいで宝剣は黄泉が持ってることに?ん?
    ぽんぽこいわく朱雀ことお鶴ちゃんのせいで大変なことに?!


    第一の亡霊・鬼若子(弐)
    つまり、
    長宗我部元親は鬼小姫のお陰で織田信長を倒せたっていうか、
    暗殺ってことになるの?
    そうなの?
    そんな鬼小姫もちょんまげちょうだいにあっさり暗殺された過去があると。。。
    で、
    長宗我部元親軍と柳生の合戦は乱戦!
    でもでも、
    鬼小姫は柳生廉也あっさりばっさり?!
    もっとあっさりしてるのがお鶴ちゃん救出。。。
    と、
    宝剣もついでに。


    第二の亡霊・甲斐の虎
    ん?
    ちょんまげちょうだいの初代は徳川信康!?
    つまり、
    相馬小次郎も徳川家の血筋ってことですか?!
    で、
    父上の相馬時国は現在も将軍を狙ってるって!?
    びっくりがいっぱい!
    ちなみに、
    徳川信康は実在ですか?
    調べてみる!
    で、
    今度の敵は富士山に現れたみたい?
    行くしかないじゃん?
    でも、
    ぽんぽこと白額虎は行きたくない!
    なぜなら、
    玄武の真玄武がいるから!
    って、
    敵の正体は武田信玄で真玄武が倒しちゃったの!?
    展開が超速い!


    第三の亡霊・虎千代
    ちょっとつかの間の平和なう。。。
    ぽんぽこだけではなく白額虎も居る。。。
    家賃に食費が。。。
    で、
    今日も仕事を探しに行ったらまた丸橋弥生と一緒。
    で、
    今回の敵は上杉謙信!
    で、
    なになに、
    柳生十兵衛と丸橋忠弥が復活で、
    柳生廉也と丸橋弥生誘拐?!
    いいように巻き込まれてるようにしか思えない不憫な子達。。。
    と、
    ぽんぽこと白額虎も猿飛佐助に誘拐なう!
    そう、
    猿飛佐助は真田幸村と手を組んだの!?
    と、
    回想。
    父親が祖父を殺したときのこと!
    つか、
    ソハヤノツルギってなんだ!?
    で、
    決戦!
    柳生廉也が青刀でと丸橋弥生が白刀で応戦!


    第四の亡霊・不思議なる弓取り
    相馬小次郎の父が黄泉?
    金刀は雷を呼ぶ!
    で、
    さらにさらに雑賀孫一も登場して混乱を極める!
    柳生廉也の家に帰ると、
    真田幸村と雑賀孫一がいてわきあいあい?
    さらに、
    阿国こと霧隠才蔵も加わる。
    つか、
    陰陽師に白狐ときたらあれだ!
    安倍晴明か?!


    終・女狐
    葛葉姫ってきたらもう安倍晴明ですね!

  • 主要人物たちの身内が霊になって登場。
    あまり話に入り込めなかった。

  • 今回、相馬小次郎が相手にするのは戦乱にその名を轟かせた戦国武将の亡霊たち、蘇った彼らを再び地獄へと送り返すため小次郎はぽんぽこたちと共に奮闘することになる。そしてこの騒動を引き起こしたのは何を隠そう、かつて自信の野望を叶えるために祖父 相馬二郎三郎を殺し、息子である小次郎さえも殺そうとした父 相馬時国であった…。

     今巻の武田信玄や上杉謙信など有名な武将たちが出てきて小次郎たちと戦う描写は手に汗握った。また小次郎の過去が明らかとなり、何故小次郎がこんな生活をしているのかが何となくわかり関心した。最後の方ではまさかの人物も出現していることが判明し、ここからさらに面白くなるなと感じ得ない。続きも早く読み進めたいと思う。

  • 面白かったぞ。

    やっぱりこれ、ちゃんと続いてるな。「おにぎり、ちょうだい」から先に読むのはおおいに間違ってたわ(笑)。
    そしてこのちょんまげシリーズは江戸時代初期が舞台だけに、わかりやすくてすっごい面白いわ。

    まさか小次郎くんの出自が明らかになるとは。
    でもって、家康の孫って・・・。

    なんちゅうか、影武者っていう設定、らくでええな(笑)!
    あっちも影武者、こっちも影武者、せやから、歴史上に名前は残してないけど、じつは生きてた、ちゅう筋は、このテの小説にはお約束なんかしら。
    ファンタジーとして楽しんでおります。
    一番
    「へええ」
    と、思ったのが、謙信女性説。

    えっ、そういうの、あるの!?

    でもってもちろん、信玄と恋仲(ほとんど会うたこともないのに)。

    なにこの悲恋仕立て。
    しかしなかなか面白そうなんやけど(笑)、どこかにこういう設定のエンタテイメント小説はないかしら?


    狐やら葛葉姫が登場したところで終了。この調子では安倍晴明はワルモノっぽいねんけど、どうすんねやろ(笑)。
    いやいやべつにええねんけど、個人的には安倍晴明推し(推し!?)な、もんで、つい・・・(笑)。

    ぽんぽこの正体についてはちゃんと書く予定はあるんかな。
    ちゅうかもう、なんでぽんぽことかいう名前にすんのかしら。なんちゅうかこう・・・、そこに、緩急つける感じ?

    (2016.02.06)

  • ものすごいことになっとる
    いや歴史ヒーローよみがえらせ杉でしょ
    とらちよはかわいい

  • 本当は徳川家所縁の主人公ちょんまげちょうだいを継ぐ小次郎さんが今回もおなかがすいてうろうろして事件に巻き込まれます。色んな歴史の有名人が黄泉からよみがえって命を狙われたりしている内に父が最終的な敵になっていくのかなという流れになっていきます。読んでいるとえ、武将ってほんとにこんな人なの、フィクション?と考えてしまうところがあります。そういう逸話があるということでしょうか。あまり歴史に明るくないので・・。1話完結と思って読んでいたらまさかの続きが気になるところで終っているので早く次が読みたいです。

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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