こゝろ (角川文庫)

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レビュー : 511
  • Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001202

感想・レビュー・書評

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  • 先生の、墓場まで持っていけない気持ち。他者に伝えたい、わかってほしいっていう人間らしさ。明治の精神に寄りかかってしか生きていけない弱さ。まさに人間の「こころ」の動きを追っているよだった。

  • 夏の間に読みたいと思ってたけどもう秋に差し掛かってしまったな。高校の時に授業で読んで以来、7年ぶり?の再読。
    罪の意識を何年もずっと持ち続けるのは辛いことだから脳は忘れようと働くだろうに、心がそれを赦さずどんどん苦しさが増して行くだなんて。自殺の一刹那とどちらが苦しいのかという問いに答えられる人なんていないよな。

  • ママのおさがり

    Box2

  • 東大生が選ぶおすすめ本1位だったので読んでみました。
    読んでいて、感動するほど綺麗な文章でした。日本語の美しさに気付かされました。

  • 夏目漱石の作品の中では、有名且つ読みやすい作品だと思っています。Kと先生は違っていたからこそ友人だったのかもしれません。Kがだんだんと変化していくことに動揺する先生の感情の揺れ動きは、むしろお嬢さんだけではなくKにさえも愛着があったことを少しずつ描きます。武者小路実篤の「友情」を読んだ時のような感覚であり、実篤の「友情」よりも女性的感覚で心情が描かれていく。嫉妬や怒りが「友情」には悶々としているのに対して、「こゝろ」には後悔と贖罪が延々と続きます。生きているかぎりは、罪を償い続けなければならない。Kの貫いた自分らしさに羨ましささえ伺えます。その直向きさに先生こそが惹かれていたのに、最悪のかたちで裏切ってしまったことで、恋も友情も一瞬にして灰となってしまったのかもしれません。この作品は国語の教科書にも多く起用されており、自らも学生時代にこの作品を一度読みました。けれども読むたびに、また違うところが見えてくるのがこの作品だと思っています。愛読書

  • 文章が美しく一つ一つの描写が鮮明に想像できる。
    一番大好きなお話です。

  • 高校の教科書でハマり、それがきっかけで大学で日本文学を専攻し、大学時代にこの作品は幾度となく読み込んだ。
    私の人生の中核を形成するものの一つ。

  • 高校の時の現国の授業で一部を読んだのが最初。初めて全部読んだが、まず、授業で読んだのは本当に一部だったなという事に気づく。(当時は授業で随分ページ数があるなと思っていたが・・・。)

    Kは先生に出し抜かれてお嬢さんを取られかわいそうとか思っていたが、先生も先生である意味かわいそうだなと率直な感想。自分がした事で友達が死んだかもしれないとか、挙げ句の果てその事を誰にも言えないとか、もう病むしかない。でも1番かわいそうなのはこの事実を知った後のお嬢さんか。自分が関連してる事でKも死んでしまうし、先生も死んでしまうし。1人残されてこの事実を受け止めながら生きていくのは正直きついのではないだろうか・・・。

  • 不朽の名作。

    エゴイズムと罪の意識に苦しむ先生が出す答えは、昔の日本らしいなと思ってしまう。

    恋は罪悪だ。

    たった1つの感情に人間は振り回されて変わってしまうものなのですね。

  • 何度目か、2度目かな?うっすら覚えていた程度。
    はがゆし、先生。
    漱石自身を重ねて見てしまう。
    つい先日「漱石の妻」を見たばかりだったから。

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著者プロフィール

夏目漱石(なつめ そうせき)
1867年2月9日 - 1916年12月9日
江戸・牛込馬場下(新宿区)生まれの小説家、評論家。本名は「夏目金之助」(なつめ きんのすけ)。1890年、帝国大学文科大学英文科に入学。1895~96年には『坊っちゃん』の舞台となった松山中学校で教鞭を執る。1900年、イギリスに留学。1905年、『吾輩は猫である』を俳句雑誌「ホトトギス」に連載し始め、作家活動を本格的に開始。1907年、朝日新聞社に入社。以降、朝日新聞紙上に『三四郎』『それから』『こころ』などの代表作を連載。日本の文学史に多大な影響を与えており、作品は多くの人に親しまれている。学校教科書でも多数作品が採用されている。

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