仲達 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2012年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041001301

作品紹介・あらすじ

魏の曹操の死後、後漢はついに滅び、皇帝となった曹丕は司馬仲達に絶大な信頼を寄せる。大将軍に進んだ仲達は、北伐を企てる諸葛亮の蜀軍と五丈原で対峙するが。「三国志」のダークヒーローに光をあてた力作。

みんなの感想まとめ

歴史の激動を背景に、後漢の滅亡と共に新たな時代を迎える中で、司馬仲達の活躍を描いた作品は、深い人間ドラマと戦略が織り交ぜられています。特に、魏延のユーモラスな一面や、孔明を単なる偉人として祭り上げない...

感想・レビュー・書評

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  • 魏延が薬で孔明に恩を感じるというところには笑った。発送として面白い。
    孔明を凡人扱いするまでもなく、偉人として祭り上げないところもいい。
    ただ肝心の司馬懿のキャラクターが弱かったのが残念。
    また見所(劉協の禅譲、孟達の最期、祁山の戦い、張郃の最期、五丈原、曹爽の最期などなど)があっさりしすぎていたのも残念。

  • 司馬懿のキャラクターをもっと深堀して欲しかった。

    面白かった。

  • 司馬仲達という「生き残りの達人」をどう描くのかに期待していたが、史実の列挙や創作要素(孔明が“嫦娥散”というアヘン風の麻薬を駆使する設定など)が目立ち、心理描写はやや薄め。ただ物語としては十分面白く、特に仲達と孔明の対決で、常に仲達が優勢に描かれているのは印象的だった。
    斬新さと大胆さが魅力でもあり、読む人によって好悪が分かれる一冊

  • 麻薬のところは分からないが、実は成功したのは司馬懿

  • 「三国志」の中では不人気の仲達ですが、私はわりと好きです。

  • 全1巻

  • 司馬懿を主役にした珍しい作品。曹丕、夏侯尚、劉曄、曹爽なども個性的に描かれていて面白いが孔明、馬謖、魏延、孫権の設定が奇抜過ぎて賛否が分かれる作品か。

  • 死せる諸葛、生ける仲達を走らす
    「死諸葛走生仲達」
    実は、仲達は走ってなかったって話。
    三国を統一した晋の礎を築いた仲達を深掘りしていて面白く読めた。

  • 独自解釈は好きだし三国末期という題材も良いが、その独自解釈(仮説)のゴリ押しが過ぎる。史実を咀嚼できていない、結果ありきのご都合主義的な後付っぷりが鼻につく。説明セリフを延々垂れ流す糞漫画のようだ。

  • 「その後の三国志」がとてもよく分かりました。
    今まで吉川三国志などと同じで、孔明死去以降よく知らなかったのですが...

    曹操一族、
    司馬懿一族、
    劉備一族、
    孫堅一族
    そして諸葛一族。

    人々の思惑と天下取りへかける情熱、
    その後継者たちの没落...
    いろいろ思いを馳せると熱い思いとともに悲哀を感じます。

    これを機に、あれこれ調べていきたいと思います。

  • 三国志終盤にフォーカスを当てた話として面白かったし、真実味のある仮説も非常に良かった。ただ、肝心の司馬懿仲達の話としては、人物像を作りきれていないせいで、完成度が中途半端になっているのが残念。

  • 読了。購入本。

    仲達

    そのものずばり司馬懿仲達中心の本です。
    曹丕が皇帝らあたりからスタートで、没する寸前まで。
    各国の情報は間者からの情報なので、誰々が〜だそうです。と報告形式になってます。実にあっけないがスポットが仲達である以上仕方が無いよね。でもその時の仲達の反応が良いのです。

    ネタバレになっちゃうのであれなんですけど。
    孫権...彼は完全にイッちゃってます。
    諸葛亮は闇のブローカーじゃないですかね。
    いやぁすごいですね。
    そう来るのかみたいな感じです。まぁ良いのです。小説だし歴史なんて史実がわからない以上、解釈でしかなく、演義もそうですしねぇ。
    ですので良いのです。

    まぁ面白かったですよ。
    後期魏の部分ではたいへん面白く読めました。
    全体を語らないで仲達で語るから早大なスケールは望めないかもしれないが、三国志ネタがある程度わかるのであればスケールはそこで補完できるし、良いよね。

  • 仲達視点のモノでここまでかかれてるのは初めて読んだ。良かった

  • ≪作品紹介≫
    曹操の魏、孫権の呉、劉備の蜀が鼎立する「三国志」の時代。曹操が没すると、跡を継いだ曹丕は献帝に禅譲を迫り、ついに後漢は滅んだ。皇帝となった丕は、有能な側近、司馬仲達に絶大な信頼を寄せ、次の皇帝・叡も仲達を重用した。大将軍に昇進した仲達は、北伐を企てる諸葛亮率いる蜀軍と、五丈原で対峙する。しかしそれは、「三国志」の通過点に過ぎなかった…。「三国志」の時代に幕を引いた男を描く、中国歴史小説の傑作。

    ≪感想≫
    読んで字のごとく、司馬仲達目線での三国志。塚本 青史なりの解釈興味深かった。ただ、孫権が孔明に晩年麻薬中毒にされたという説はちょっと極端かもしれない。

  • 三国志で悪者になるパターンの多い仲達
    彼を主人公にすればまた、視点も変わる
    この本は蜀が阿片を使って魏・呉に裏で構成をかけていることか
    前王朝の簒奪者としての晋の最初の皇帝(おくり名)としての人気のなさは仕方ないか

  • 文官の仲達。仲達の視点からのみ書かれていて、仲達が参加していない戦いは全て伝聞で書かれているのが特徴かな。だから、話の序盤はつまらなく感じてたけど、だんだん面白くはなった。諸葛亮が結構悪かったり、孫権がどうしようもない君主だったり。

  • 日本でもっとも有名な中国時代小説「三国志演義」終盤の諸葛亮孔明のライバルとして名高い司馬懿仲達を主人公とした小説だ。いわば三国志演義を反対側から眺めた話といえるかもしれない。もちろん作者の考えかたが入っているので単純な別視点の話ではないのではあるが。

  • 塚本青史さんの本を初めて読みました。
    読み始めは、説明が流れをぶつ切りにしている感じで、流れに乗れず読みにくい感じがしましたが、後半はそれも解消し、面白く読めました。
    孔明が平定した南中諸郡が現在の阿片の供給地域である黄金の三角地帯に重なっていることから、孫権の晩年の荒れ方の原因を阿片と推理して話を構築したアイデアは面白い。

  • これだけ有名で、これまでも多くの小説が書かれている三國志において、有名人にスポットを当てながら新たな解釈を提示して全体の物語と破綻なく整合するのは非常に困難と思われるが、その辺りは見事だった。

    ただ、純粋に小説として考えると、やはり盛り上がりに欠けたと言わざるを得ない。
    登場人物の心理描写も極めて少なく、事実を追いかけるのに必死という感もあった。

  • 2012年02月 03/11
    仲達目線で三国志後期を描いた作品。ストーリーとしての盛り上がりには少し欠ける気もするのだけど、それは北方的な影響に毒されているからだと思われる、とても楽しめました。
    歴史小説はいろいろな視点から楽しむのがよいですね。

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著者プロフィール

1949年倉敷生まれ。同志社大学文学部卒。印刷会社に勤務しイラストレーターとしても活躍。96年『霍去病』でデビュー、98年『白起』で注目を集める。『項羽』『呂后』『光武帝』『始皇帝』『仲達』『煬帝』など中国歴史小説を中心に作品多数。短歌結社「玲瓏」発行人も務める。

「2012年 『仲達』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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