万能鑑定士Qの推理劇I (角川文庫 ま 26-322)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001325
作品紹介・あらすじ
高校までどん底の成績だった天然少女、凛田莉子。沖縄から上京後、感受性を学習に役立てるすべを知り、わずか5年で驚異の頭脳派に成長する。次々に難事件を解決する莉子のもとに、怪しげな招待状が舞いこんだ。絢爛豪華な宝石鑑定イベントに潜む巧妙なトリックを解き明かせるか。1年半で200万部を突破した『面白くて知恵がつく人の死なないミステリ』。初めての方も是非この作品からお読みください。Qシリーズ最高傑作登場。
感想・レビュー・書評
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ラテラルシンキングの絢奈に対抗して、ロジカルシンキングの莉子。
どちらも知能が低いことから、始まるが、本作は万能鑑定士になった莉子の話。絢奈との接触シーンもあり。
内容は軽いけど、知識は深く、楽しくて読める。 -
娘の愛読書を借りて読みました。スーパー鑑定士だけど純な女の子である莉子と、不器用な好青年・小笠原のコンビが、とても微笑ましい。推理ものとしてサクサク読めることも含めて、赤川次郎を感じさせる安心感。
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人気漫画のデジタルデータ盗難から始まり、宝石コンテストを経て広がる事件。それなりに楽しみました。
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万能~事件簿シリーズは途中まで読んでて、ちょっと脱線してみた。
新シリーズなので莉子の生い立ちから鑑定士としての活躍まで攫ってあって、改めて楽しめた。
人が死なない、役に立つ、のも売りだけど、やっぱり莉子のキャラクターあってのシリーズだからね。
今回も敵の計画が杜撰というかご都合主義だけど、その分テンポよく進んでいく。登場人物の設定といい名前といい、いかにもマンガやドラマの世界なので安心して深読みしないで楽しめる(笑)
すいすいと流れを追っていくだけで適度に謎が出ては解決されていくのは爽快で、特にラストの莉子と悪人の懺悔のシーンの光り輝く自然の描写は、良い意味で様式美となり、安心と充足感に満たされたまま背表紙を閉じることが出来る。
エンタメ作品の秀作。
安定のクオリティです。 -
徐々に小笠原さんとの距離が近づいている感じはいぃ
けど、トリック前のモナリザと似てる…
新しいラテラルシンキングのヒロイン飛鳥絢奈が気になる!次作に期待 -
宝石の鑑定士には、国家資格はない。
その代わりとして、GP商会の鑑定士トーナメントに優勝したものには、鑑定家としての名誉が与えられる。
今回、莉子はそのトーナメントに参加することになった。
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新キャラ登場。
ちょっとびっくりです。
でも、相変わらず、美女が主人公のようです。 -
最近読んだ本の中で表現が面白かったりした。