幽霊詐欺師ミチヲ3 時計仕掛けのファンタスマゴリア (角川ホラー文庫)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • / ISBN・EAN: 9784041001400

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  • ミチヲシリーズ第3弾 完結です!

    読み終わっちゃったぁ〜!!。°(°`ω´ °)°。

    ミチヲ〜!!!



    私は併読派なのですが、基本、似た傾向の小説は併読しません。

    『ミステリ』と『ミステリ』を併読すると、どっちがどっちのトリックか脳みそが混乱してしまうので笑
    『SF』と『SF』もやらない。

    その点で言うと、ホラーは併読しやすい。

    『ミチヲ』は、ホラーなので…グロい描写も多いのですが…おそらくこちらはですね…、

    ギャグホラーです。゚(゚ノ∀`゚)゚。

    今回も目一杯笑わせていただきまして、夜中に1人笑うもんだから家族に不審に思われていたハズ笑

    カタリの達者な話術とセンス良いジョーク(本人は真剣かも)に関心します。.☆.。.:*・°

    そして気付くと読み終わって…(´・_・`)

    併読してても優先的に読んでしまう!ミチヲマジーーック!!(*≧∀≦*)


    —mission5 擬葬結婚—

    過去にミチヲを結婚詐欺にかけ、全財産を奪ったユカリ。
    彼女は何と、死亡していた。
    幽霊になったユカリはなぜかミチヲに取り憑いていた。
    カタリは、彼女と一緒に幽霊結婚詐欺をしろと命じる。


    常々考えていた『犬のカネコ、シャンプーして欲しい』願望が序盤から達成されましたヽ(´▽`)ノ

    なんせカネコは『一週間着用し続けた靴下の中にタラコを入れて潰したような臭い』笑笑

    洗った結果…(*´艸`)
    できれば歯も磨いてあげてほしい…。
    あぁ、抱きつきたい♡

    金を騙し取った憎むべき幽霊のユカリ。
    生前、彼女に何があったのか?

    ミチヲが彼女に出会った時の形容の仕方が独特ヾ(≧▽≦)ノ

    ーーーーー

    非の打ち所のない美人だ。
    吸っている空気、飲んでいる水、使用しているガス電気までも違うのではないかと思わせる
    (本文より)

    ーーーーー

    ガス電気て!!。゚(゚ノ∀`゚)゚。
    こういうの好き笑

    いつもマミコさん(幽霊)がド派手(?)なだけに、ユカリ(幽霊)がおしとやかに見えました笑

    この回から市松人形ちゃんが登場(〃´-`〃)
    また可愛いキャラが…♡
    爆笑ですけどね笑



    mission6 ファンタスマゴリア

    遂に最終回(、._. )、

    借金を全額返済したミチヲは自由の身。
    普通に生きていくか、カタリ達と共に幽霊詐欺師を続けていくか選択をする…。


    1番笑いました!!(´∀`*)

    マミコさんがミチヲから離れ、肩が軽くなったミチヲ。
    『チゲ鍋』のような彼女の顔をもう見なくてすむ…。笑

    どうなるのかな(*´艸`)お楽しみに♡

    トンネルでのシーンが特に爆笑…!!!

    夜のリビングに1人、私の笑い声が!
    さぞかし気味が悪かっただろうなぁ…(^▽^;)


    こまかなツッコミを入れたくなる会話のやり取りが特に好きで、一気に読んでしまうのも頷ける。

    ちょっと言い出しにくい事を言う時、膝に置いていた市松人形を使うミチヲの仕草。

    ーーー

    ミチヲは俯くと、指先で市松人形の髪をぐるぐる巻きだす。

    ーーー

    こういうちょっとした仕草や表現ツボ笑笑

    トンネルシーンの「マミコ視点」も可愛い♡
    ウケました笑



    あらゆる詐欺を(幽霊に対して)働く幽霊詐欺師ミチヲシリーズ。

    おすすめしてくれたフォロワー様達に感謝‎߹ㅁ‎߹)♡

    面白いし、癒されるし、大好きです♡

    超おすすめ作品です・:*+.(( °ω° ))/.:+




  • 幽霊詐欺師シリーズ第三弾!
    いよいよ!このシリーズもラスト(ó﹏ò。)ウゥゥ
    今回もホラーあり、コメディーあり、
    ラブロマンスあり、
    いつも様に盛りだくさんな内容でした
    言わずもがなめっちゃ面白い!!٩(๑ᵒ̴̶̷͈̀ ᗜ ᵒ̴̶̷͈́)و ̑̑ ✧わぁ~ぃ

    今回のターゲット(幽霊)は何と!
    ミチヲを騙し自殺まで追い込んだ。
    そして自らも死んでしまった。
    憎っくき結婚詐欺師、久米宮ユカリさんです!
    そしてどの様に彼女からお金を取るかと言うと…
    『美人局』ですwww
    ウケた!さすが!カタリさん、やる事がエグい!
    さらに今回も新キャラ登場!
    市松人形の市松っちゃん!めっちゃ可愛い〜
    すべての動作が可愛すぎるので
    是非とも要チェックで宜しくお願いします
    そして毎回のお楽しみミチヲの負債額は…
    ヤバいですwww絶対不可能な金額
    莫大に膨れ上がった借金を果たして返せるのか…?

    そしてけじめをつけるべく!各々の相対する相手の元へ
    カタリはミッシェル卿への返済と言うなのケジメ
    を着けに、、。
    そして語られるカタリの過去…うむ、カタリさんだけに…語る…笑‎(๑ ᵒ̴̶̷᷄ټ ᵒ̴̶̷᷄)ヘヘッ
    中々読み応えのある話でした。

    そしていよいよ本作シリーズの最大で最も重要な
    キーパーソン我らが!『マミコさん』!
    ミチヲはある決意を固めマミコさんの元へ
    それは何と…!!言わないよ〜笑
    回を追うごとにマミコさんのミチヲへの
    ラブアタックがパワーアップ!!⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅   )⁝
    他人のイチャイチャほど不快なものはないが
    この2人は別である!
    読んでいて何とも仲睦まじく愛し合っている
    様子に思わず頬がゆるむどころか
    爆笑をかっさらうwww
    そしてラスト驚愕の事実が発覚ッッ!!

    シリーズ通して全てが笑わせてくれるし
    怖がらせてもくる。それはストーリーの良さ本あるけど、クセのあるキャラクターのおかげでもある
    世界一の最弱メンタル、ミチヲ
    愛が止まらないチゲ鍋、マミコ
    パワハラダンディ上司、カタリ
    この世の悪臭の根源体、カネコ
    etc……

    と言う感じにクセの強いキャラクターが登場して
    ストーリーを引き立たせてくれる。
    ホラーだけにとどまらず様々なジャンルが
    盛り込まれていて
    楽しく読める事が出来ました!
    続編を、やっぱり期待したいです!( •̀ᴗ•́ )و




  • メディア化・続編を強く望む。一応大団円となる3巻。
    最終巻にしてカタリの過去があきらかになる。

    冒頭からエモい。
    自殺しようとした青年にかつての自分を見たわけか。

    ミチヲも甘いところはあるが段々口が回るようになり、詐欺師稼業に馴れてきている。

    マミコがミチヲの名を呼ぶシーン、祖父と電話が繋がるシーンは涙が滲んだ。
    このシリーズは角川ホラーレーベルとはいえ、基本的にギャグなのだが、地獄女の描写には背筋が寒くなった。
    カタリ・ミチヲ・カネコと増えた、というより勝手に付いて(憑いて)きた仲間たち含め登場人物皆いいキャラでこれで終わるのはさみしいが、同作者の『怪談撲滅委員会』ではミチヲの子が主人公を務めているようなので読む予定だ。
    しかし最後まで謎に満ちていたポンポン丸。彼にも色々裏設定があるのだろうか。

  • 甲高い声で喋る市松人形が幽霊女と共に色情霊相手に美人局(意味不明) ユカリの太いカモを見つける能力が高過ぎて、カタリはこっちスカウトした方が良いんじゃないかと思うんですけど、楔が弱いか。
    マミコ視点の披露宴が楽しい。何の覚えもないのに父親になっちゃうミチヲは聖人の域に達してますね……。

  • カタリとミシェルの過去が垣間見えたお話。そして最後はミチヲとマミコさん、大団円。途中から登場したイチマツちゃんがミチヲになついて、ミチヲの膝に座っているのを想像すると、可愛らしいと思った。まさか最後イチマツちゃんがあんな風になるとは思わなくて、思わず笑ってしまった。 公にはされてないみたいですが、完結してしまったのか作者さんに伺うと、違う方面からのミチヲなどまだまだ続くようなので、そちらも楽しみです。

  • ミチヲシリーズ第三弾。
    ダレることなく見事なクライマックス。
    ホラーでグロいんだけど笑えるし,シリアスな場面はしっかり怖い。

  • シリーズ全3巻。
    ホラーです。グロイです。なのに笑える(○ ̄m ̄)
    結婚詐欺に嵌められて借金地獄から抜け出す為に
    ミチヲは自殺を決意するのだが、そこに現れたカタリに
    借金を肩代わりするかわりに幽霊詐欺の仕事を持ちかけられる。
    かくしてミチヲとカタリと不思議な力を持つ犬のカネコの
    妖しい幽霊詐欺トリオが結成されるだが、ヘタレのくせに情に脆い。
    ミチヲは無事にミッションをこなして、財産を巻き上げられるのか?
    読みやすいので3巻まで一気読み。面白かったです。

  • もっと読みたかったチヘドカサブタホマレ。

  • サカキとのゲームに大勝利を収めてしまったミチヲの背中に、めでたく戻ってきたマミコ。その愛情アピールは激しさを増し、今や披露宴を夢見る乙女となっていた。そんな中、カタリはミチヲに、溜まる一方の借金返済のため、その原因となった女・久米宮ユカリの霊から金を騙し取ることを提案するが……。ミチヲの運命は?カタリの真実とは?そしてマミコの儚い願いの行く末は?今宵『首なし館』で一世一代の宴が始まる。

  • ネタバレです。「ファンタスマゴリア」は特に。

    3巻。表紙買いで「当たればラッキー」程度の気持ちで買い始めたのに、なかなかどうして3冊目まで面白い。大体1冊目が面白くても、2冊目で「まぁこんなものかな」3冊目で「あれ…?」となっていってしまうのが多いのですが、このシリーズはここまでは失速せず。『時計仕掛けのファンタスマゴリア』ってどんなV系曲だって感じですが(笑)。

    1本目「偽装結婚」は、前回死んでいる事が発覚した久米宮ユカリの話。ミチヲの自殺の引き金となったユカリとの決着をつけると共に、一度マミコと離婚せねばならない。
    とりあえずずっと「カネコ洗ってあげたい」という思っていたのは、自分もミチヲも同じだったんだなと(笑)。それを実行してくれて非常にすっきりしました。結果、犬洗い地獄の末に一瞬で水泡に帰すということがわかったにせよ。

    2本目「ファンタスマゴリア」は、意を決したミチヲとマミコの結婚披露宴と、ミシェルとの決着。同時にカタリの過去とミシェルの過去も明らかに。ミシェルが案外あっけなかったのが拍子抜けしましたが。サカキも今後も出てくるのかと思いきや(出てくるのかもしれないけど)前回だけみたいな感じだし、残ったのはポンだけ。
    ファンタスマゴリアって当時のものはどちらかというと映画寄りかもしれないけど、個人的なイメージとしてはホーンテッドマンションの舞踏会を想像しているのだけどあってるんだろうか。
    帯に「大団円」とか書いてあったから、これで終わりか?と思ったけど、続くのかな。市松ちゃん謎のままだし(これはずっと謎かもしれないが)。

  • やっぱりこの巻も面白かったです
    グロい描写も多いんだけどコミカルな部分も結構あるからすいすい読める
    最後の方のマミコさん目線で書かれてるあたりは声に出して笑ってしまった
    マミコさんいつもこんな風に考えた結果あんな行動に出てるんだなぁと思うと、血ヘド吐こうがバラバラになろうがかわいいような気がしてきてしまう…不思議

    『擬葬結婚』ではユカリとのことも綺麗に片付いたし、『ファンタスマゴリア』ではミシェル・ミチヲ・マミコあたりもうまく収まったし良かったなと

    特に『ファンタスマゴリア』ではカタリさんの過去やミシェルとの関係性が書かれててカタリさん好きにはたまらなかった
    ていうか今までミチヲにムチしか与えてなかったのにすんごい優しくなってアメだらけで驚いた
    一応大事に思っててくれたんだなと思うと我が事のように嬉しかったり


    これで最終巻らしいですが…まだ読んでいたかったな
    むしろ続いてくださいと強く思う

  • 下り坂を自転車で降りるように読みやすい文章だった。
    コミカルな掛け合いと共に飛びだしてくるグロ描写のバランスがちょうど良い。
    普通に腐敗した身体の幽霊達を余裕で押し退ける主人公に引きつつ、遠巻きに見る感覚で楽しめた。

  • 見る限りでは3作目で完結。
    1と2に加えこちらも一気に読んでしまいました。
    2とは比べてシリアスにかつお笑い要素も忘れていない。
    ミチヲ、カタリさん、ミシェル、マミコさん色々解決にいたりました。
    市松ちゃんが可愛い、カネコも可愛い。

    ミチヲ君はつくづく死なせて貰えない人ですね(笑)
    身体中弄くられるし、ほんと「とほほ」です。
    でもミチヲの優しさにみんな何だかんだで着いて来ちゃうんだろうなー。

    ラストまで目が離せない、痛快暗黒事件簿でした。

  • 最終巻??
    ミシェル卿の過去もカタリとの関係もわかったしね・・・。

    なんだかんだ言っても守銭奴のカタリさんやさしいい
    ミチヲもとうとう・・・
    しっかり働かないとね。

  • これで最終巻……なのかどうか……いや、続くと信じたい。マミコ、ミシェル、カタリに関してほぼ全ての謎が解け、結末がついた。ユカリに関しても新事実が。いちいち気持ちの悪くなるようなぐろい単語を用いつつ、とても魅力的に用いてくる。大好き。

  • 怒涛のエンディングだったけれど、ちゃんと丸く(?)収まりましたっ!
    何気に登場人物増えながら、一冊2話ずつで、6話完結なのに、物凄く長い話に感じました。久々に満たされました。最終巻はカタリさんがあまり稼いでなかったけど、気にならないくらい面白かったです。
    カネコと市松ちゃんに癒される最終巻でした。

  • 帯に大円満って書いてったので終わりか?!と思ったら
    マジで終わりっぽい。
    カタリとミシェル、ミチヲと詐欺師&マミコさん綺麗?に片付いてしまった!
    好きなシリーズだったので残念です。
    濃厚な1冊だったw

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著者プロフィール

黒 史郎 (くろ・しろう)

小説家として活動する傍ら、実話怪談も多く手掛ける。「実話蒐録集」シリーズ、「異界怪談」シリーズ『暗渠』『底無』『暗狩』『生闇』『闇憑』、『黒塗怪談 笑う裂傷女』『黒怪談傑作選 闇の舌』『ボギー 怪異考察士の憶測』『実話怪談 黒異譚』『川崎怪談』ほか。共著に「FKB饗宴」「怪談五色」「百物語」「怪談四十九夜」「瞬殺怪談」各シリーズ、『未成仏百物語』『黄泉つなぎ百物語』『ひどい民話を語る会』など。

「2023年 『横浜怪談』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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