少年陰陽師 朝の雪と降りつもれ (角川ビーンズ文庫 16-44)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年1月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001608
作品紹介・あらすじ
時は平安。左腕を蟲に蝕まれた紅蓮に、喉の自由を奪われた昌浩と、次々に起こる異常事態。播磨の郷で、勾陣が味方のはずの神祓衆を疑ったときにはすでに、彼らは黄泉の風に取り巻かれていた。四方を敵に囲まれる中、昌浩は夢殿に導かれる。運命に抗うため、神将の助けのない夢殿で昌浩はひとり黄泉の葬列と対決するが!?葬列は、一体誰のもとに訪れたのか-昌浩が、彰子が、螢が選ぶそれぞれの未来。激震の"篭目編"完結。
感想・レビュー・書評
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籠目編⑤
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【図書館本】シリーズ36冊目、籠目編5/5。
ようやく全貌が見えた籠目編最終巻。まるっとするっと綺麗に収まって呆気に取られている。色んな軸で話が動いていたので(特に時軸が)わかりにくかった。その辺りの描写は上手くないなー、と。でも成親兄は大好きだ! (何の脈絡もなくw)
最後はみんな集ってみんな笑顔を期待してたのに……。これからどうなるのか。冥官と自称凄い陰陽師殿と共に、今後の展開も楽しみ。 -
カゴメ編最終巻。
引っ張りに引っ張ってきた謎と伏線が全て明らかになり、収まるところに収まった巻。
カゴメ編ではほとんど活躍の場がなかった主人公昌浩に、ようやく活躍の場があってなにより(笑)
でも、全体的には盛り上がりに欠けたかなあ。
それは播磨と京都と伊勢とに舞台が分散していたこともあるし、いわゆる戦いらしい戦いもあまりなかったしね。
三方同時に描くその意図は分かるけど、そのために迫真感が薄れてしまった気がする。
あと、単純にもうちょっと主人公は活躍しないとね!
次回から、主人公たちも青年になるようだけど、さて、続きを読むかちょっと悩むな。 -
話のすじはわかるけど、ついつい斜め読みしたくなる部分が多く…
日本神話とか詳しくないから、仕方ないのかもしれないけど。
籠目編の完結巻ではあったけれど、意外な展開に進んで行く事になって、そちらの方が気になります。 -
いろんな布石が最後に収束していく様子はすごい。結城さんの腕はさすがだと思う。じっくり読むと疑問点が出てきそうな感じはあるが、それをさせずに一気に読み進めさせられてしまった。
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夕霧の影ぶりが痛々しい。冥官も痛みを与えるのだな。
脩子もよく頑張った。痛みのわかるよいこにそだつことでしょう -
いつもながらの怒濤の最終回。3カ所からの呪詛返しは手に汗握りました。
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籠目編完結。昌浩の嫌疑が晴れてよかった。久々の「孫言うな」にほっとした。それにしても、三方からの呪詛返し、アツかった。兄上たちの活躍ぶりもいい。重い雰囲気をずばっと斬るような感じ。それが見たかったんだ。/作中時間がかなり経過する予定の続編、昌浩の修行の成果と彰子の選んだ道がどう描かれるのか楽しみ。
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成親昌親の活躍が貴重すぎて゜+。(*′∇`)。+゜ 脩子が戻ってくるシーンなんかもすき
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籠目編完結。
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読みたくない、読み飛ばしたい、けれど読まずにはいられなかった最初。
それとはまた別の意味で、読みたくない、と思ってしまった最終。
読んでいる間中、胸も脳内も慌てていた、ような気がします。
とにかく前が気になって、けれど後ろも気になって。
何度も進んでは戻り、戻っては進み…。
気が抜けない、そんな状態でした。
想いが、願いが、どうしようもない全てが
とにかく己の大事なものを守ろうと必死で
やるせない気にさせてくれました。
ただ悲しいだけではないのですが、何度詰まって
泣きそうになってしまったか…。
彼の人父親の、恐ろしく多い『伴侶』への条件。
もうちょっと上なら…と思っていたらw
やった! と思ったのもつかの間…あの最後。
気になる選択に、もうどうなるのか…。 -
籠目編最終。
螢も夕霧もちゃんと生きて締めくくられて良かった。
車之輔が可愛らしい。昌浩くんがすごく、大人になった気がして、惚れ直す。うん、何度でも。
脩子さまと彰子さんの関係も可愛らしい。脩子さまは素直で優しいいい子だなぁ…と毎回感じる。こんな姫宮さまで皇后・定子さまも自慢の娘だと思っていたのじゃないかなと…。
私自身、脩子さまより年は食っているが、素直で優しい人でありたいなぁと思う。 -
籠目編完結。螢や脩子がせつないなぁ。(T_T)
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【NDC(9)】 913.6
【請求記号】 913.6/ユ-2/30
【登録番号】 1001011395 -
籠目編の完結です。この籠目編は通しで読むと結構すっきりします。話引っ張った割りには最後あっさりでしたが、やっと昌浩が成長する感じの終わり方で良かったと思います。彰子との仲がようやく進展するのでしょうか。ああでも今までのちょっとかわいい昌浩は終わりなのかな。それはそれでちょっと寂しいですね。