握りしめた欠片 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2012年1月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041001660

作品紹介・あらすじ

正平が10歳のとき、高校2年だった姉の美花が行方不明に。7年後、ある遊戯施設で従業員の死体が見つかる。男の所有していた小型船から出てきたのは、いなくなった姉の携帯電話だった……。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

家族の絆や人間関係の複雑さを描いた物語が展開されます。主人公は行方不明の姉を探し続ける弟で、彼の視点を通じて、周囲の人々との関わりや成長が描かれています。特に、雇われ代表の杜間さんが中心人物として存在...

感想・レビュー・書評

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  • ジャンルとしてはハードボイルドかな? オビは家族の絆推奨ですが、正直それ一押しという感じはしませんでした。でもでっかい意味ではみんな家族なのかな? 絆、は強くあります。
    家族の絆ということなら主人公は行方不明の姉を探し続けている家族(の中の弟とお父さんがメイン)になりますが、全体を通しての中心人物は杜間さんではないかな。杜間さんは舞台になっているガードと呼ばれる繁華街の雇われ代表(笑)人生これ受け身、というふうですが、どっこい実は骨太です。
    沢木作品にしては珍しく、この人が根暗ではない。なんとなく、ケセラセラ精神の持ち主という印象で、陰惨な話なのに読んだ後にきっとやり直せるような気にさせてくれます。
    ハッピーエンドなのかそうではないのか難しいところですが、一つの物語が終わってもまた次が始まるのだと思わせてくれる、この読後感が沢木作品は不思議なほどリアルに近いです。
    いいことだけでも悪いことだけでも物事は終わらないんだよ、と言われているような。そうそう物語ってこういうものだよね、と読んだあとの満足感がハンパないです。
    全体評価では☆5なんですが、沢木作品の中ではいい話だけどすごみには欠けるかな? ということで4つ。でも本としては十分☆5です。(じゃあ5をつければいいのに)

  • 「家族の絆に目頭を熱くした」って帯に書いてあったんだけど、何かの間違いじゃないかと思うほど内容が想像と違った。
    家族ものというよりヤクザもの?
    家族なんてほとんど出てこないし…
    背表紙のあらすじに騙されたとしかいいようがない。

  • もっと書いてみて

  • 東北の都市部から沖合に離れた島で主人公の姉が失踪して7年後に殺人事件が起こり展開していくストーリー。主人公は決まっているが本文中の進行で現在の目線が誰なのか定められていない所が色んな視点があって面白いが、話が少し跳び跳びになってしまうので読み手が整理しながら読まなくてはいけないので少し疲れた。

  • 沢木冬吾作品現状、未読最後の1作。

    家族の物語という解説、裏表紙のあらすじなんやけど、そういうくくりは誤解を生むと思う。閉鎖された島での殺人事件と復讐そこに巻き込まれた主人公の成長譚、という風に俺は読んだが?

    沢木作品らしい、いぶし銀の展開がありつつも、ちょっと尺足らずでもうちょっと掘り下げて欲しいキャラクターや事件がいくつかあった。泥洞島の背景とか杜間の過去とか芒親子の絡みをもう少し丁寧にとか…。

    それにしても沢木さん、もっと作品書いてほしいぞ

  • 作者の力量は認める。筋の展開もほとんど読めない。ぐいぐいと読ませる。しかし読んだあとで忘れそうな物語

  • 沢木サンの描く「男」って魅力的で、時々、ハードボイルド作家風間サンを思い出すなぁ。藤間いいわぁ~♪1つの島の壮大な利権がらみと島の怪しい人々の話だけど・・・私は好きだったなぁ。

  • 特殊な場所、意味深な登場人物、過去の失踪、結構な素材が揃っているのに活かされてないような。 読むより映像で見た方が面白い気がした。

  • 何組もの複雑すぎる事情を抱えた親子が錯綜してそりゃもう大変。自分の小さい灰色じゃないお脳ではついて行くのにいっぱいいっぱい。
    あとでもっかい読むことにする。

  • 面白かった。・・・だけど、あともうちょっとって感じが否めない。登場人物の個性がいまいち薄い感じがした。

  • 霧雨のような静寂感 独特の雰囲気

  •   人は夢を見る、見えない未来に。その未来がどんなにくだらないか分っていても、どれ位くだらないか見るために生きる。そこに希望の欠片を見いだせれば、それを握りしめ未来に夢見る。

  • 240309

  • 昔ながらの『ハードボイルド』。嫌いではない。しかし泥洞島の設定がちょっとあり得ない気がして、いまいち入り込めず。

  • 舞台設定から暴力やセックスを強く絡めたストーリーが進行するかと思いきや、予想外に落ち着いた作品で驚いた。
    細かく作り込まれた「陣地」の特異さが際立ちますが、実は少年が成長する物語でもあり、杜間を主人公とみればハードボイルドの風味もあり、いろいろな要素が楽しめます。
    最後が混乱気味なのが少し残念。

  • たまにしか出ないけど100%面白い沢木文庫最新版。
    たまにしか出ないからか一作毎の進化がパネエす。
    これも前作までは無かった凄みすら感じる。
    殆ど5★なんですけどラストの展開がなあああああ

  • 期待はずれ
    盛り上がりにかける

  • 暗いなあ~。陰鬱なんだよねえ。

    解説には夜明け前の暗さ、とあったけど、ん~。
    引き込んでくれなかったなあ。

  • 高校生の時に姉が失踪したせいで、弟である主人公の家族はバラバラになってしまう。
    母親は宗教にはまり家出をしながら姉を探す旅に出て、父親は毎日駅でビラ配り。
    彼もお金のことで気を使って、本当に行きたい高校にも行けなかった。

    それ以外は平和だったはずの街で、ある日、人が殺され、そして事件のあった場所に、姉の携帯が置き去りになっていた。果たして姉は、どこにいるのか…?


    「暖かい家族の話」というよりも、少年が事件を乗り越えて成長して行く、という話。

    勝手なことばかり言いますが、感想。

    最後がバタバタした感じになってしまったのが勿体無かった。本筋とは別のところで別の犯人が動きだし、破壊行動に出てしまう。理由もイマイチ納得できず、残念でした。

    ただ、その破壊行動をしようとする犯人と、主人公は、本当は似たもの同士の境遇にあったはず。そらでも、主人公がそうならなかったのは、やはり愛のある家族がいたから?そう考えると、やはり必要な見せ場なのかも。

    二時間ドラマとかになっても面白そうですが、ヒロイン最初からいないので、脚本を変える必要はあるかも。
    主人公が弟じゃなくて、妹だったらどうだろう?

  • 面白かった!!ちょっとハードボイルド要素がありつつ推理もあり。文章もよかった!!

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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