握りしめた欠片 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 148
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001660

感想・レビュー・書評

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  • 240309

  • 昔ながらの『ハードボイルド』。嫌いではない。しかし泥洞島の設定がちょっとあり得ない気がして、いまいち入り込めず。

  • 舞台設定から暴力やセックスを強く絡めたストーリーが進行するかと思いきや、予想外に落ち着いた作品で驚いた。
    細かく作り込まれた「陣地」の特異さが際立ちますが、実は少年が成長する物語でもあり、杜間を主人公とみればハードボイルドの風味もあり、いろいろな要素が楽しめます。
    最後が混乱気味なのが少し残念。

  • たまにしか出ないけど100%面白い沢木文庫最新版。
    たまにしか出ないからか一作毎の進化がパネエす。
    これも前作までは無かった凄みすら感じる。
    殆ど5★なんですけどラストの展開がなあああああ

  • 期待はずれ
    盛り上がりにかける

  • 暗いなあ~。陰鬱なんだよねえ。

    解説には夜明け前の暗さ、とあったけど、ん~。
    引き込んでくれなかったなあ。

  • 高校生の時に姉が失踪したせいで、弟である主人公の家族はバラバラになってしまう。
    母親は宗教にはまり家出をしながら姉を探す旅に出て、父親は毎日駅でビラ配り。
    彼もお金のことで気を使って、本当に行きたい高校にも行けなかった。

    それ以外は平和だったはずの街で、ある日、人が殺され、そして事件のあった場所に、姉の携帯が置き去りになっていた。果たして姉は、どこにいるのか…?


    「暖かい家族の話」というよりも、少年が事件を乗り越えて成長して行く、という話。

    勝手なことばかり言いますが、感想。

    最後がバタバタした感じになってしまったのが勿体無かった。本筋とは別のところで別の犯人が動きだし、破壊行動に出てしまう。理由もイマイチ納得できず、残念でした。

    ただ、その破壊行動をしようとする犯人と、主人公は、本当は似たもの同士の境遇にあったはず。そらでも、主人公がそうならなかったのは、やはり愛のある家族がいたから?そう考えると、やはり必要な見せ場なのかも。

    二時間ドラマとかになっても面白そうですが、ヒロイン最初からいないので、脚本を変える必要はあるかも。
    主人公が弟じゃなくて、妹だったらどうだろう?

  • 面白かった!!ちょっとハードボイルド要素がありつつ推理もあり。文章もよかった!!

  • 家族の絆。父親の家族愛。

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著者プロフィール

1970年、岩手県花巻市生まれ。99年、『愛こそすべて、と愚か者は言った』で第三回新潮ミステリー倶楽部賞・高見浩特別賞を受賞。他の著書に『償いの椅子』『天国の扉』『ライオンの冬』などがある。

「2012年 『握りしめた欠片』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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