機動戦士ガンダムAGE (2)アウェイクン (角川スニーカー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年3月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041001806
作品紹介・あらすじ
ザラム対エウバの衝突を目の当たりにしたフリットは、人が繰り返す報復の連鎖とそれぞれの正義について思い悩む。そこに再び来襲するUE。戦いの中でAGEシステムは"タイタス""スパロー"という新たな進化の形をガンダムに示すのだった。そしてディーヴァ艦隊は中立コロニー・ミンスリーへ。意外な人物と再会したフリットは束の間の平穏を得るが、UEとの決戦の時は刻々と近づいていた…。フリット編クライマックス。
感想・レビュー・書評
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アニメと違い、まだ楽しめる内容だった。
それでも熱血とか、友情、恋といった要素があるのが、ガンダムとしては若干の違和感があった。
AGEシステムがあるからか戦闘シーンは派手だったな。
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ファーストガンダムのストーリーを若干なぞっているのはわかるんだけど、アムロがフリット、ララアがユリンなのはいいんだけど、シャアがデシルポジなのは絶対に認められないな。
そういえばアニメと違って、AGEシステムとガンダムAGEの運用結果が解析されて、量産機にフィードバックされている描写があったのはいい部分かな -
アニメでは未登場のウェアが登場したりと情報や描写が増えて嬉しい限り。
エミリーやユリンといった、尺の都合なのか戦闘に話が集中するとわかりにくいキャラの心情も描かれていたので満足。 -
本来、こうあるべきだったAGE。
そして、非常に面白い、地に足のついたロボットアクション小説。
ドッズライフルが短銃形態で撃てるとか、プラモのギミックまで再現されていて嬉しかった。ってそれTVでやるべきだったんじゃ…
オリジナルウェアも出てきて、超盛り上がった。
あと、ガンダムのお約束的な所にも容赦なく裏付け設定を盛り込んでくるので面白い。しかしその…言外の理屈…の情報量が多すぎて、もはや整合性がとれているかどうかわからない程ではありましたが。 -
人の死が意味あるものとして、影響をあたえるものとして描かれるだけでこうも作品の印象が変わってしまうのか、と感じた。今回は歴代のガンダムの名台詞のパロティも織り交ぜられていてニヤリとさせられた部分もあったが、やはり唐突と思われる部分はきちんと整理されていたし、大人が大人であろうとする姿がきちんと描かれていたのが良かった。また短いながらもユリンとの関係もきちんと描かれていることでその後の悲劇も単なるイベントではなく意味あるものになっていた。