秘帖・源氏物語 翁‐OKINA (角川文庫)

著者 :
制作 : 森 美夏 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.49
  • (25)
  • (80)
  • (87)
  • (18)
  • (4)
本棚登録 : 580
レビュー : 94
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001905

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  作者が「傑作である」と言っている。読者である私もそう思う。
     まあ、シリーズにはならないと思うが、この作者、いつものようにキャラクターの設定がとてもうまいなあ。今回は陰陽師が絡んでの源氏物語ということだが、作者の「陰陽師」シリーズの主人公二人のキャラクターを分解して、再び組み上げたような登場人物。私は好感を持てました。
     最後の大団円はいつもながらお見事!という感じです。
     私も傑作だと思うので星5つ。

  • 景教で読み解く太秦寺と源氏物語。確かに傑作。

  • 本が進む進む!笑
    何でしょう、日本語の特性をすごく引き出しているというか…。とにかく引き込まれる文章です。

    源氏物語だけど陰陽師の話のようで、なぞなぞも興味深かったです。
    六条御息所の生き霊の辺りも、話が上手くてゾクッとしました。

    とってもおすすめの一冊です!

  • 久しぶりに夢枕獏を読んだ。
    やっぱり読んでて気持ちがいい。独特の空気感とかリズム感とかがある。

    原作は源氏物語ということなのだけど、私は原作を知らないからこの本がどれだけ源氏物語を描けているかが分からない。
    「へー源氏物語って伝奇・オカルト・SFなのかー」と勘違いしちゃってるかもしれない。
    それくらい夢枕獏カラーに溢れている。

    原作に忠実か?全くの改編か?そういった話を抜きにして、読んでてとても楽しめた。

  • 作者の夢枕さん自身が、傑作だ!というだけあって、おっしゃる通りの傑作でした。源氏物語をもう一度読みたくなりました。

  • 傑作。
    陰陽師が好き。歴史・神話・宗教ものが好きなら間違いなし。

  • 『陰陽師』の夢枕獏らしい物語。
    『陰陽師』では、いけ好かない役でもあった芦屋道満(あしやどうまん)が登場し、この物語中では素敵な演出をこなしている。
    光源氏はこれまた安倍晴明(本作には出て来ないよ)のような不思議な雰囲気をもっているんだけども、物語の終末には意外な一面を見せる。

    『源氏物語』というより、『陰陽師』の感覚でスラスラと読むことができる。
    宗教哲学、存在論、すべてが絡み合った物語で、特に後半からがゾクゾク来るほど盛り上がる。
    物語の謎が帰結するところに、この上ない快感があるのは、さすが夢枕獏だ。
    作者自身に『傑作』と言わせしめるのもワケが分かる!

著者プロフィール

1951年、小田原生まれ。「上弦の月を喰べる獅子」で第10回日本SF大賞を受賞、「神々の山嶺」で第11回柴田練三郎賞を受賞。平成11年4月朝日新聞に「陰陽師(おんみょうじ)」を連載、陰陽道ブームの火付け役となる。著書に「魔獣狩り」シリーズ、「闇狩り師」シリーズなど。

「2019年 『キマイラ20 曼陀羅変』 で使われていた紹介文から引用しています。」

秘帖・源氏物語 翁‐OKINA (角川文庫)のその他の作品

夢枕獏の作品

ツイートする