ちょんまげ、くろにくる ぽんぽこ もののけ江戸語り (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041001943

作品紹介・あらすじ

狐の化け物・葛葉姫と、その子・安倍晴明に江戸城が占拠されてしまった!小次郎、廉也、弥生、そして過去から蘇った真田幸村、雑賀孫一らは、江戸城奪還のために城に向かうが、白狐の姿をした葛葉姫は、なぜか彼らを待ち受け、城に導くのだった。果たして小次郎たちにどんな罠と敵が待ち構えているのか-!?亡霊出現から始まった"ちょんまげ、ばさら"事件、最終決戦。江戸の空に火の粉と狸舞う!"小次郎編"完結。

感想・レビュー・書評

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  • 前巻のノリを引き継いだ、「オールスターバトル」的な話。
    やりすぎかも 笑

  •  最後の最後で失速してしまった感じ。決して悪くはないし、終わり方も綺麗だったが途中がよくなかった。とにかくワンパターン。登場人物たちの性格を考えれば当然の行動をしていたのだが、とにかく展開が同じで次第に緊張感がなくなっていってしまった。さらに小次郎と宿敵時国が太刀を交えることがなかったのもよくない。序盤で太刀を交えて、終盤の展開であればより意外性が出たように思う。小次郎だけでなくぽんぽこの活躍も殆ど無く、外野、しかもゲストキャラが目立ってしまっていたのも残念なところ。ぽんぽこが目立てない一応の理由付けはされているものの、活躍できる舞台は用意されていたのでなおさら。余り話を大きくせずに1巻のようなちょっとした事件を解決するようなシリーズでも良かったかもしれない。

  • 街人の前で術を使う。
    悲願は同じとはいえ、完璧に統率がとれていなければ過去と変わらないのではないのか。
    手駒もなくなり自身の戦う術も無くなったからこそ、最期に重大な決断を強いたのかもしれない。

  • 2巻は3巻への導線伏線かもと思い最後まで読んだけど、ダメでした。1巻面白かったのに2巻3巻でテイストも変えてしまって、話もキャラも散らかりすぎ。逆に2巻3巻みたいなのが好きな人には1巻が残念。

  • 作者さんいわく、
    ちょんまげくろにくるの元タイトルは、
    ちょんまげの錬金術師だったらしいですよ!
    と、
    ご本人様も滅茶苦茶な話しといってる。。。
    作家は作品が残るから大変な!
    かぐりんの、
    昔の読めたものではない原稿は日の目を再び見ることはないだろうから安心してる。。。


    序・影武者
    相馬小次郎の父こと二郎三郎は馬鹿なのでしょうか。。。
    ちょっと前までのかぐりんなら共感してたかもですが、
    やはり金だな!
    と、
    思う最近です。。。
    コロナめぇー!


    一・江戸城の守り人
    柳生宗冬は打倒葛葉姫に燃える!
    一方、
    相馬小次郎
    柳生廉也
    善達
    丸橋弥生
    真田幸村
    雑賀孫一
    出雲阿国
    猿飛佐助
    8名で江戸城へ向かう!
    倒すは葛葉姫と安倍晴明!
    ちなみに、
    かぐりんは、
    修羅の刻とかで見た名前とか、
    バガボンドの知識くらいしかないです。
    安倍晴明も占い師だし、
    陰陽師の知り合いが居るにもかかわらず詳しくないです!


    白狐が江戸の町に火をつけるぞ!
    と、
    おどしつつ、
    安倍晴明を倒してみろよって煽ってくるのですよ。
    なので、
    広い江戸城を散策しながら敵を見つけては倒して前に進むルール。


    二・遮那王
    あれな!
    遮那王って漫画なかった?
    読んだことがあるようなないような。。。
    で、
    遮那王ってのが源義経のことなんですか!
    で、
    ゾンビしてるので善達がお相手いたす!
    って、
    速攻で斬られる!
    でも、
    相打ちに持っていく努力は買う!


    ん?
    ぽんぽこと葛葉姫はお知り合い?
    つか、
    ぽんぽこ名前あるのか?
    ぽんぽこ以外で。
    察するに、
    以前から葛葉姫は人間にちょっかいを出してて、
    ぽんぽこが阻止ってた感じですかね?
    葛葉姫とぽんぽこは追いかけっこなう!


    三・蜻蛉切りの男
    雑賀孫一は真田幸村と合流。
    江戸城を燃やそうとする。
    そこに猿飛佐助が加わる。
    一瞬ホモが垣間見れる!
    で、
    服部半蔵とエンカウント!
    つか、
    雑賀孫一は腕を斬られてる!?
    そう、
    本田平八郎忠勝が一閃して雑賀孫一撃沈。
    どこから現れた本田平八郎忠勝!
    で、
    猿飛佐助vs服部半蔵!
    で、
    石化の術で相打ち。
    と、
    本田平八郎忠勝vs真田幸村!
    こっちは、
    安倍晴明がわってはいって本田平八郎忠勝&真田幸村vs安倍晴明になるが、
    安倍晴明は青鬼を召喚して相手になる感じ。
    で、
    ぼろぼろのところに相馬小次郎到着。
    でも、
    2人は消えて、
    相馬小次郎が思いを託される。


    四・大奥での戦い
    こっち、
    大奥では丸橋弥生が春日局とやりあうの!?
    一方で、
    相馬小次郎は迷子なうのところぽんぽことエンカウント。
    で、
    結局は阿国に誘導されてただけ?
    で、
    また女装ですか。。。
    女装っ娘が好きなのかな作者さん?
    で、
    ここでの戦いはもう魔法合戦!
    侍の入る隙なし!
    どうにもこうにも、
    ぽんぽこと丸橋弥生が人質になってるので手が安易に出せない。
    で、
    危なくなってるところに白額虎がひょっこり。
    酒につられて相馬小次郎を助ける。
    決着をつけると今度は能舞台へ?!


    五・刀法の鳳
    柳生宗冬は何をしてるの?
    マジで・・・。
    1番わからんキャラだな!
    そこに現れるは、
    柳生石船斎ですよ!
    いわゆる、
    真剣白刃取りの人の息子か!?
    柳生宗矩!
    もちろん戦うは柳生廉也!
    まさかの、
    無刀の位で対抗ですよ!
    と、
    燕返しって佐々木小次郎じゃないの?
    この辺もよくわからない。
    調べてみる!
    で、
    結局はこっちも安倍晴明がもってっちゃうのな。


    六・紙人形
    つか、
    ぽんぽこの毒舌が1番痛いんじゃないか。。。
    いわゆる、
    ゾンビではなく、
    人形ではなく、
    本当の本人を生き返らせる術を発動させたいわけね。
    等価交換!
    なるほどだから錬金術か!
    で、
    相馬小次郎は二郎三郎と対峙する。


    七・千万の四鬼
    ぽんぽこと、
    白額虎と、
    葛葉姫がバトル!


    一方、
    相馬小次郎は、
    安倍晴明が召喚した風鬼、水鬼、隠形鬼、金鬼に苦戦!
    裏切ったっぽい二郎三郎は演技だった!
    もちろん、
    最初から安倍晴明とは敵対してたのね。
    敵を欺くためには味方からってやつだ!
    でも、
    あっさり安倍晴明に討たれる。
    本気になったのは相馬小次郎!
    と、
    ぽんぽこ!
    無敵やん!


    八・陰陽師
    つか、
    ぽんぽこが全部持ってった!


    顛末・ぽんぽこ、山へ帰る
    相馬小次郎とぽんぽこは山へ帰っていった・・・?
    続きはぽんぽこの過去編!?
    2人の結末はいつか読めるのだろうか。。。

  •  今回は前巻からの続きで江戸城を占領した平安時代に生まれ、六百年を生きる陰陽師 安倍晴明とその母 葛葉姫と貧乏浪人 相馬小次郎との戦い。晴明らの狙いは"泰山府君の祭"と呼ばれる生者と死者を入れ替える術によって徳川家康を甦らせ、再び戦乱の世を巻き起こし、結果的に武士を根絶やしにすることであった。果たして小次郎は晴明らの野望を打ち砕くことができるのか?そしてそんな小次郎の前にある人物が立ちはだかるのだが…。
     
     今巻も有名な武将たちが多く出てきて個人的に興奮した。またいままでそれほど活躍が見られなかった人物が終盤で大活躍して盛り上がったなと感じる。少し残念な点としては登場人物があっさりと倒される描写が多く見られ、特にあの人があんな風に姿を消すとは思っておらず、もっと緊迫した場面を想像していたので拍子抜けだった。
    今巻で小次郎編は終了ということだが、次の巻からはどんな展開が待っているのか楽しみだ。早く読みたい、期待大!

  • うーん、いろんな武将が生き返ったりしてましたが、もうちょっと絞ってもよかったような、ような気がします。

  • なんか最後にまとめがあった
    わかりづらかったかもー
    でも二郎三郎よかったよー
    てか狸、、、、そりゃないよ、、

  • どっかの歴史物のゲームストーリーみたい。
    過去の名のある武将や陰陽師が蘇って、彼らと戦ってステージを進めていく。

    小次郎とぽんぽこの掛け合いが好きだったのに、二巻、三巻は一気にバトルものに。
    戸惑ってしまった。

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著者プロフィール

高橋由太:第8回「このミステリーがすごい!」で最終選考まで残った作品を加筆修正したデビュー作「オサキ江戸へ」が10万部を記録。以来、時代物を中心に執筆活動を行っている。亜沙美:講談社「ITAN」を中心に活躍するイラストレーター・漫画家。

「2015年 『雷獣びりびり ⑥ 大江戸あやかし犯科帳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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