わたしのなかの女性たち (角川文庫)

  • KADOKAWA (2012年7月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784041002353

作品紹介・あらすじ

『阿寒に果つ』『化粧』『失楽園』……名作の裏には、実在の女性がいた。失敗と挫折、そしてめくるめく歓喜。著者の体験を通して語られる、赤裸々な恋愛論。

みんなの感想まとめ

恋愛の多様な側面を赤裸々に描いた作品は、著者の実体験を通じて、女性たちとの関係を深く掘り下げています。恋愛遍歴をモデルにしたこの回想記は、時には刺激的でありながらも、心の奥底に響く感情を呼び起こします...

感想・レビュー・書評

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  • 【浮気遍歴暴露本】
    作品のモデルとなった恋愛遍歴集。スゴイ明け透けで閉口したが、それでもゴシップ雑誌みたいに先が気になって読了。

    こんなに浮気三昧で、ご家族は、特に奥様はどう思われてたんだろう。逆に、こういう男性は自分の妻が浮気してるのが分かったら、どうなるのかな。

    まあアラサー女の立場から考えるとイライラしてきたので、良くも悪くも昭和のギラギラした芸術家の浮気男性であって、仕方なかったのかなと結論づけることにしました。

  • 121031

  • 作者渡辺淳一氏が、かつて関わり、恋して愛して学んだ十人の女性との回想記である。
    十人十色とはまさにその通り、・・・でもどの女性にも「恋い焦がれて」「狂おしいほどの愛」を感じていたことは共通すること。
    恋愛、というたった二文字に「燃えるような」「狂おしいほどの」といった飾り言葉をつけることは誰にでもできることではなく、渡辺氏は感性が備わっていたのだろうと思うが、彼女たちとの際き合い(つきあい)から生まれた数々の作品を思うとそれは納得できる。(『失楽園』『何処へ』『かりそめ』『化粧』など)
    「出会いは運命」というのを否定はしないけど、それ以上に人のもつ感性を自分で磨いてるかが大事なところと実感する。
    また思うことは同性である彼女たちのようにココロ激しく恋をする(した)人が自分も含めて周りにいる(いた)だろうか、ということ。命を絶つほどの気持ちになる恋は未経験だし、この気持ちは今の私には理解の範疇を超えている。なので十章にわたる回想記はどれもこれも引き寄せられるように文字を追ってしまった。

    さて、解説の南美希子さんが「相当の素養とタフさがないと極められないのが恋愛」と締めくくられているが、なるほど、と改めて思う。人生何年であってもなんらかの形で恋する心は持ちたいと思うけど、素養はともかくもいい恋愛のできるタフさを今からでも磨いて残りの人生も謳歌させたいものだ。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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