草のうた (角川文庫)

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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041002438

作品紹介・あらすじ

1922年、北海道・旭川で生まれた私は、両親や兄弟姉妹の愛情に包まれながらも、体が弱かったせいか人一倍臆病な子供で、無気味さと淋しさ、不安や恐怖の入りまじった中にあったような気がする。しかし小学校にあがり、級友たちとのふれあいや人の死など様々なことを経験し、「生きる」とはどういうことかをおぼろげに感じ始める-。愛と信仰と文学に生きた作家、三浦綾子の原点が鮮やかに描かれた、長編自伝小説。

感想・レビュー・書評

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  • 綾子さんの小学生時代。優れたものを妬まずただ平伏する、その姿勢が気持ち良い。

  • 三浦綾子の原点。小学校時代まで。小さな頃から豊かな心を持っている。

  • 三浦綾子さんの自伝小説。幼い頃からの感性の豊かさに驚かされながらも、私自身が一人の母親となった今、三浦さんの幼少時代の母、父、兄弟、祖父母との関わり、そこで生まれた感情に切なくなりながら感動を持って読了。三浦作品は、幼いころからのいろいろな記憶、思い出、経験も大いに影響していることを確認できた。

  • 作者の作品は、氷点や塩狩峠といった代表作を知りつつも、これまで読んだことが無かった。
    メジャーなところにはいかず、ボリュームが少なそうなこの作品を全く事前情報なしで読んでみたのだが、作者自身の幼年期を振り返るものだったので、少し驚いた。(これもまた小説というのだと思うけれど、よく考えるとここまで自分自身を振り返っている作品は初めて読んだように思われる。)

    冬の北海道の厳しさと当時の世相、その中で育つ子供の強さと普通さを感じることができた。よくこんなに自分の昔のことを覚えているなあと純粋な感心もあった。

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著者プロフィール

三浦 綾子(みうら あやこ)
1922年4月25日 - 1999年10月12日
北海道旭川市出身。終戦まで小学校教員を努めたが、国家と教育に対する懐疑から退職。1961年『主婦の友』募集の第1回「婦人の書いた実話」に『太陽は再び没せず』を投稿し入選。
1963年朝日新聞社による投稿した小説『氷点』が入選し、朝日新聞に同作を連載開始。1965年、同作で単行本デビュー。刊行直後にベストセラーとなり、映画化・ラジオドラマ化される代表作となる。ほか、映画化された『塩狩峠』が著名。様々な病苦と闘いながら、キリスト者として執筆を続けた。

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