- 角川書店 (2012年5月25日発売)
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感想 : 18件
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784041002957
作品紹介・あらすじ
整形美容で新しい顔を手に入れた麗子。だが彼女を待っていたのは、以前にもまして哀しみと虚しさに満たされた日々……ねじれ、病んでいく愛のかたちに目をこらし、直木賞作家が哀切と共に描いた恋愛小説。
みんなの感想まとめ
整形美容を通じて新たな自分を手に入れた女性が、深い愛と虚しさの狭間で揺れ動く様子を描いた作品です。主人公は、自己のコンプレックスを抱えながらも、商業デザイナーとの出会いを通じて複雑な感情に引き込まれて...
感想・レビュー・書評
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怖い…
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恋を冷めさせない秘訣は、「謎」と「満たされなさ」を残しておくこと。
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何か変だな、危ういな、と思いながらもどんどん惹かれてゆく、そういう二人の感情の渦に引き込まれた。顔にコンプレックスを持つ女、己の性癖に呑み込まれてゆく男。相手の中にお互いの暗部の何かが引っかかった・・
最後は、生きようとする前進力を彼女に与えた、篠田氏らしい終わりかた。
1995発表
1995.8 角川ホラー文庫 図書館 -
全然受け入れられなかった。篠田節子なのに。
気持ち悪さが先に立ってしまう。 -
一時は角川ホラー文庫からも出ていたらしい、ある意味ホラーかもしれない1冊。ただし、篠田節子にしてはハズレ。
大規模な整形手術で、究極の美を手に入れたピアニストと、究極の美しか許せないデザイナーの一種倒錯した愛憎劇。
というか、上記の2人以外の人がほぼ出てこないため、周辺の景色や情景が、全く広がりません。また、「美を手に入れたが、心から愛せない」といったような、漠然とした表現が多く、そういうのが美しいと思ってしまう人でなければ、感情移入も出来なければ、引っかかるポイントもない。
終わってみれば「過去の自分を捨てた女と変態王子様」という程度の話であって、結局のところ変態王子のどの辺に惹かれたのかすら、ピンと来ないのだった。
最後の対峙と決闘、そして「初めての心からの笑顔」みたいな表現も、それまでの積み上げが全く出来ていないため、なんじゃそらという出来であった。
文章はうまく、通常なら☆2だが、篠田節子を読みたい人にとって、まったく価値の無い本であるので、厳しい採点としたい。 -
ブックオフで購入しました。百五円でした。
美容形成をして生まれ変わった主人公。少しずつ満ちていく影。
人形に恋するデザイナー。
これはホラーなのでしょうか、なんともいえぬ読了感でした。 -
美人のピアノ演奏者として評判の主人公麗子。
その美しさは、彫刻的人工的でが、ハンバではない。
しかし、ハッと息をのむほど美しいのに、
人間的な温かみのなさがすぐにわかると見え、
誰も親密になろうとしない。
もともとは自分の容姿を悲観して
美容整形で手に入れた顔と美貌だったのだが、
元の自分を葬り去るつもりで、思い切った整形に挑んだため、
彼女自身も自分の顔がキライだった。
そんな彼女にある日突然、
謎の男性平田が「夢ではない」といいつつ、近づいてきた。
相手の身元も何もわからないまま、
麗子も彼を愛するが、彼が愛したのは実は麗子の表面だった・・・。
おぞましい結末がラストにあったが、
麗子を通して美貌にあこがれる女性心理と
その結末になるほどと思った。
そして男性の平田、
彼のねじ曲がった「美」への執着心に男性の本心を観たような気がした。
全体的になんだかどこかで読んだような感じのホラーだと思ったら、
最後の解説を読んでわかった。
「美」という魔物に取りつかれた男女の恋愛物語と
その悲惨なおそろしい結末は、
江戸川乱歩の小説に近いものだったのだ。
引き込まれるように読める面白い小説だが、
読書後は、本来の「美意識」や美人を見る目が変わりそうで、
なんだか後味がすっきりしない恐ろしい小説だと思う。 -
整形手術をしたピアニスト。
人形を愛するデザイナ。
2人の出会いと関わりを綴るなかで、
音楽という時間軸の美と
デザインという空間軸の美の
交差点が出会い。
解決することがない美の追究。
論理的な破綻。
解説を平山夢明が書いている。
「江戸川乱歩を彷彿とさせる仕掛けもある」 -
ホラーも書いてたんだなあ。
弥勒読んだ後だから物足りない。 -
整形手術を受けた女性が、
商業デザイナーと出会う。
均整のとれたものを美と考える。
生きているものに対する美しさを
感じないことに、不思議さを漂わせる。
篠田節子にしては、
少しもの足らない作品であった。
「コンピュータは、
思考の省略をすることはできない。」
という意見が面白い。 -
元々はホラー文庫だったのですね。精神的にキます・・。
自分の顔を徹底的に造りなおすこともそうですが、人形の変わりに愛されるということ。などなど。
美しさについて、考えちゃいますね。。。
この作品に出てくる人形は、フィレンツェのラ・スペコラ博物館にあるという
「解体のウェヌス」のことなのでしょうか?
村上喜代子さんの短編集を読んだときにも出てきたのですが、(もし同じものがモデルなら、ですが)人形の顔の描写が随分違うのですね。
確か村上さんの方では、ボッティチェリのヴィーナスと瓜二つ、みたいな
御顔だったと思うのですが。
ここでもまた、人によって違う美の受け取り方があるのでしょうか。 -
もともとは角川ホラー文庫からの出版だったとのこと。
読了したが、ホラーにも恋愛にも徹しきれてないな、という感じ。
で、何をいいたかったの?という具合で残尿感が残る残念な結果に。
好きな作家さんですので、次はいい作品読んでみましょうかね。 -
2012/5/25 Amazonより届く。
2014/12/5〜12/6
整形で美しい顔を得たピアニストが、デザイナーと恋に落ちる。彼が休暇を過ごす山荘に行くと………。
ううん、なんとも形容し難い作品。ちょっと外れかな。
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著者プロフィール
篠田節子の作品
