舞姫,うたかたの記 (角川文庫クラシックス も 1-1)

著者 :
  • KADOKAWA
3.08
  • (7)
  • (7)
  • (33)
  • (10)
  • (3)
本棚登録 : 199
感想 : 17
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (158ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003015

作品紹介・あらすじ

ドイツ留学中の豊太郎は、すべてを捨て踊り子エリスと生きようとするが。19世紀のベルリンを舞台に激しくも哀しい恋の結末を描く「舞姫」と「うたかたの記」「文づかい」の独逸三部作、翻訳「ふた夜」を収録。
*商品のパッケージ変更に伴い、掲載画像とは異なったデザインの商品が届く場合がございます。あらかじめご了承ください。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • あれ?おっかしいなぁ〜?

    近代文学+素敵なイラストでおなじみ『乙女の本棚』シリーズに激ハマリ中のワタクシです
    中でも森鷗外にはもうビビッときまして
    なんか合ってるかも!林(りん)ちゃんの文章とわい合ってるかも!
    これあれじゃない?「共鳴」ってやつじゃない?
    ビビッと!

    これはもう勢いに乗ってノリノリで『舞姫』も読んじゃおう!
    って思って読みました



    読みづらっ!



    やっぱ文語、付き合いづらい(近所の兄ちゃんみたいな言い方)


    あれ〜?
    まぁさすがに意味が分からないってことはないけど

    おかしいなぁ〜

    あんなにするする読めたのに〜

    謎だ!


    (ぜんぜん謎違うわ!イラスト効果が絶大だっただけだわ!)

    • 土瓶さん
      それでも最後まで読めたのか。
      えらいな。

      林ちゃん?
      それでも最後まで読めたのか。
      えらいな。

      林ちゃん?
      2024/01/12
    • ひまわりめろんさん
      森鷗外の本名森林太郎
      森鷗外の本名森林太郎
      2024/01/12
  • 明治のこの時期の留学、軍医官として勤めを果たしつつ執筆活動を行うエネルギーに感服する。
    旧仮名遣いでの本書、読むのに苦労したが、読了直前に「現代語訳 舞姫」の文庫を見たときは、少し悲しくなった。

  • 格調高すぎて僕にはさっぱりわからなかった。少し背伸びしても読むのは難しい。正直なんども読んでる途中で飽きた。

  • 幼いころから優秀で、勤める省庁から洋行を命じられた太田豊太郎は、数年後、孤独感にさいなまれ、ふとしたきっかけで美貌の舞姫エリスと激しい恋に落ちた。すべてを投げだし恋に生きようとする豊太郎に、友人の相澤は、手を尽くして帰国をすすめるが…。19世紀末のベルリンを舞台に繰り広げられる、激しくも哀しい青春を描いた「舞姫」ほか、「うたかたの記」「文づかい」「普請中」、そして翻訳「ふた夜」を収録。
    難しい仮名づかいだが、どの編とも人間味があり面白いと思う。
    舞姫はとても有名であり、ストーリーは情熱的で、表現がロマンチックであると思う。

  • ぅーむ。
    表紙が全然違う…。
    まぁ、まだ値段が340円だった頃の本ですからね…仕方あるまぃ。ブクログの本棚、表紙の年代も指定できればベストなんですけどね。出版年の登録などで。

    さて。
    中学生くらいに、こういう文学作品はよく読んでいたのだけれど、大人になってから戻って読んでみると、いろいろ感受性が広がったものだ、と思う。
    正直、森鴎外がこんなに情緒あふれる作品を残している人だとは!
    あまり意識していなかった。
    どんだけロマンティック。
    それは、もちろん、ストーリーも情熱的なのだけれど、何というかそういうことよりも、「表現がロマンチック」。自然の様子を描写する、その中に、何か、表現の仕方に、情緒があふれているなぁと感じました。




    <こっからネタバレ>
    舞姫。こんな話だったか…完全に忘れていましたが。
    ドイツで、路上で泣いている美しい少女に出会う主人公。その悲しい様子が捨て置けなくて、助けるところから、交流が始まり、初めは非常に清い付き合いだったけれども、そのうち深い中に。
    ただ、その少女が、踊り子、という、当時いやしいとされる職業に就いていたために、周りから疎まれ、主人公は官職でドイツに来ていたのだが、その職も解かれ、路頭に迷いかける。
    それでも、貧しいながらも少女と幸せに生きていたところ、日本から大臣出張の折に翻訳などで手伝いをしたら、腕を認められて、復職のチャンス到来。ただし、条件は、少女と縁を切って日本に帰ること。
    悩む主人公。
    だが、結局、日本に帰ることを選び、それを少女に伝えるタイミングを計りかねていたところ、病に倒れて離せない状況であったことから、主人公の友人が先に少女にその事実を伝えてしまう。
    その瞬間少女は…発狂。見る影なし。子どももお腹に宿していたというのに。
    主人公は、補償はすれど、そのまま結局日本に帰りましたとさ。

  • うたかたの記 ふた夜 舞姫
    で、挫折…
    古文は苦手です。しんどかったです。
    舞姫が一番読み易かった。けど、うたかたの記の方が興奮した。笑
    ノイシュワンシュタインの!あの人の変死の謎っ!


    なんか、良い時代に生まれたんだよなー
    明治に留学って、すごい大変だったんだよなーと思いました。

  • 森鴎外の考え方と時代背景を知るのによい本。
    ドイツと日本の関係をベルリンを舞台に展開する。
    舞姫という名称なので、読むまでは、女性が日本人だとばかり思っていました。
    当時のドイツにおいて、日本がどのように映っていたか。
    当時の日本において、ドイツがどのように考えられていたか。
    そのあたりの時代的な背景を知るのによい本だと思われます。

  • 読了後の感想は、イライラしたとしか言えない。豊太郎に対しては言いたいことがたくさんある。文章とかよりも、ともかくストーリーが気に入らない。あまりにも嫌いになりすぎて、その後の続編を自ら書いてしまったぐらいだ。けれど、読み終わった後もこの作品について考えざる得ない日々が何日も続いたことは事実だ。力があることは否めない。CLAMP挿絵なのが唯一の良いところ。

  • 読了後の感想は、イライラしたとしか言えない。豊太郎に対しては言いたいことがたくさんある。文章とかよりも、ともかくストーリーが気に入らない。あまりにも嫌いになりすぎて、その後の続編を自ら書いてしまったぐらいだ。けれど、読み終わった後もこの作品について考えざる得ない日々が何日も続いたことは事実だ。力があることは否めない。CLAMP挿絵なのが唯一の良いところ。

  • 正直に言います。

    古文なので読めませんでした。

    「エリート日本人留学生がベルリンの貧乏女性を孕ませ、あげくの果てに捨てる」

    ってことくらいしか分かりません(鴎外さん、ごめん)

    理系の皆さん、気をつけて。

    P.S.表紙の絵はCLAMPです。最近コラボが凄いね。

全17件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

森鷗外(1862~1922)
小説家、評論家、翻訳家、陸軍軍医。本名は森林太郎。明治中期から大正期にかけて活躍し、近代日本文学において、夏目漱石とともに双璧を成す。代表作は『舞姫』『雁』『阿部一族』など。『高瀬舟』は今も教科書で親しまれている後期の傑作で、そのテーマ性は現在に通じている。『最後の一句』『山椒大夫』も歴史に取材しながら、近代小説の相貌を持つ。

「2022年 『大活字本 高瀬舟』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森鴎外の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
フランツ・カフカ
日丸屋 秀和
アレックス・ロビ...
有川 浩
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×