天地明察(上) (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 7740
レビュー : 780
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003183

感想・レビュー・書評

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  • ★2010年度本屋大賞

    配置場所:2F文庫書架
    請求記号:913.6||U 13||1
    資料ID:C0033983

  • 数学が苦手な私でも読みやすい本。
    渋川春海という人は本当に心の優しい方だけど芯のある方だと思いました。
    顔も見たことない人に挑む姿
    そしてこの時代に天体観測をすることがどれほど大変だったのかわかります。
    暦の事にも触れていてこの先どうなるのかそのための知識を上巻で説明されてるのではないかと思います。

    観測の旅で学んだこと、共に観測した2人はとても堅苦しい人達と思ってたけど読み進めると全然違いました。
    この2人のおかげもあって渋川春海も成長できたんだと思います。

    とても面白かったです。
    スラスラと読めました。

    えんとはこの先どうなるのか気になるので早く下巻を読みたくなります。

  • 江戸時代、戦国の世から泰平の夜に移る変わる中で、天体測量、暦の改定に人生を賭けた主人公の想いが伝わありありと描写されている名作。

    上巻は予備知識無しで読み始めたので、若干?マーク。
    下巻になると物語の輪郭が見えてきて一気に面白くなった。

  • 渋川春海という、実在した人物による改暦のお話。

    春海の、囲碁に対する葛藤を打ち消してくれる程の、算術への関心。
    そして、算術における壁を乗り越える、きっかけとなる北極出地。
    若い頃の春海の情熱が伝わり、自身もこうでありたいと思えるような、非常に爽快な物語だった。

  • おもしろい!
    そもそも、江戸時代に主人公のような碁打ちの仕事のような職業があることすら知らなかったから、いわゆる大河ドラマのような武将や優秀な家来以外にフォーカスされているだけでも興味深く引き込まれた。
    主人公の人柄もいい。登場人物がみんないい人!安藤さんや村瀬さん、一緒に星を見て全国を歩く建部さんも伊藤さんも、道策も、みんな魅力的で読んでいて気持ちいい!下巻も楽しみだ!

  • 自分の生きる道が確立されていながら、より困難な燃える道に進む主人公に今の自分の姿をちょっと重ねました。

  • 日本史を勉強したので時代背景も理解して読むことができた。上巻は北極出地の観測隊のところがおもしろかった。特に建部や伊藤の存在は大きく、人生をかけて一つの大きなことに取り組むことへの熱意に溢れている。

  • 徳川四代将軍家綱の治世、ある「プロジェクト」が立ちあがる。即ち、日本独自の暦を作り上げること。当時使われていた暦・宣明暦は正確さを失い、ずれが生じ始めていた。改暦の実行者として選ばれたのは渋川春海。碁打ちの名門に生まれた春海は己の境遇に飽き、算術に生き甲斐を見出していた。彼と「天」との壮絶な勝負が今、幕開く―。日本文化を変えた大計画をみずみずしくも重厚に描いた傑作時代小説。第7回本屋大賞受賞作。

  • どこまでが実話なのかわからないが、主人公の晴海は失敗を繰り返し、後悔を突詰めることで新しい活路を見出していくような生き方を見せてくれている。
    自分の地位に甘んじることなく、自分のやりたいことを探し求めていてこそ、老中酒井が差し出したチャンスに飛びつくことができたのだろう。
    歴史ものは好きだけど正直、読むのがちょっと苦手。歴史上の人物が多くできて物語に深みがでるが、その分余談が多くなり読みづらい。しかし、これがないと歴史ものの良さは半減することも承知している。
    この話のもう一人の主人公ともいえる関孝和が後半でどのような関わり方をしてくるのか楽しみです。

  • 二人の老人の言葉…「だいたいにして若い師というのは実によろしい」「ええ、ええ。教えの途中で、ぽっくり逝かれてしまうということがありませんから」笑った。自分は年を気にしすぎているのかも。一生学ぼうという姿勢を持ち続けたい。

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著者プロフィール

冲方丁(うぶかたとう)
1977年、岐阜県生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
『マルドゥック・スクランブル』で日本SF大賞、『天地明察』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、北東文芸賞を受賞し、第143回直木賞にノミネートされた。『光圀伝』で第3回山田風太郎賞受賞。
代表作となる『天地明察』は2011年にコミック化、そして2012年に岡田准一主演で映画化されヒット作となる。2019年1月、『十二人の死にたい子どもたち』が堤幸彦監督により映画化。

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