おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 2579
レビュー : 402
  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003237

作品紹介・あらすじ

「サマーウォーズ」の細田守監督最新長編映画の原作小説!
「おおかみこどもの雨と雪 」は細田守監督自ら脚本も手がけています。

ある日、大学生の花は“おおかみおとこ”に恋をした。ほどなく、ふたりは愛しあい、二つの新しい命を授かった。そして彼との悲しい別れ--。一人になった花はおおかみの血を継ぐ子供、雪と雨を田舎で育てることに。

感想・レビュー・書評

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  • これは・・
    読む年齢、性別、家族構成で かなり読み終わった印象が変わるのではないでしょうか?
    男であり夫であり親である自分には、辛い辛い話にしか感じれなかった、なにかできる事はあるのだろうか・・

    ただ 彼の名前は雪も雨も花も見渡す「空」かすべてを受け止める「大地」であってほしいとおもう。

  • 素直に
    人生とは何かと考える?
    子供が生まれ、育っていく。
    それぞれの個性が現れる。子育ては大変だなぁ。
    ひとは一人では生きていけない。
    まわりの人たちとの協力?がなければ生きていけない。
    そして、子供たちも成長し、社会性をもつに至る。
    やがて、成長した子は、大人になっていく。
    大人になるのは、いつなのだろう?
    それは、
    自分が分かること。何がしたいのか。どこに行きたいのか。

    自由奔放
    田舎暮らし、自由にのびのびと遊べるのはいいな!
    子離れ
    子供の成長や旅立ちを、理解し見送ることが出来る大人はスゴイ!

    本の中盤まで読んで、
    ジブリの映画になっているとアドバイスを受ける
    そこで、またまた、考えること
    映像として考えると、良い物語の展開である。
    (文章だけでは物足りなさを感じる)
    ジブリ(映画)のターゲットは狭い市場だ。
    今回の対象者は?若い世代の夫婦と子供かな?
    ほぼ、多くの世代に共感を得られそうな内容だと思う。

    なぜ、狼?それもニホンオオカミなのか?
    山に似合うから。
    人との生活圏に間をおきながらも、密接に関わっているから。

  • ---

    Fri., 19 Jul. 2013 読了

    ---

    すきやわぁ!!!!

    --あらすじ--

    おおかみこどもの雨と雪
    大学生の花は、人間の姿で暮らす"おおかみおとこ"に恋をした。
    ふたりは愛しあい、新しい命を授かる。
    〈雪〉と〈雨〉と名付けられた姉弟にはある秘密があった。人間とおおかみの両方の顔を持つ〈おおかみこども〉として生を受けたのだ。
    都会の片隅でひっそりと暮らす4人だが、突然"おおかみおとこ"が死んでしまう。
    残された花は姉弟を連れて田舎町に移り住むことを決意するーー。
    映画原作にして細田守監督初の小説登場!

    --

    とりあえず、幼少期の雨がかわいいぜ。
    だいじょうぶ、だいじょうぶして とか、可愛すぎるだろうが。
    それでもって、雪の腕白な感じもすっげーかわいい。
    と、最初は思ってた。
    でも、二人とも成長して、それぞれの道を見つけて。
    花の強さも半端無いけど、
    こどもたちもたくましいなぁと感じたよ。

    こどもたちの本気の喧嘩。
    あれがふたり将来を別つ喧嘩になったんだと思う。
    あのシーン好きだ。

    また機会があったら、読み直したいな。


    End.
    ---

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  • 恋した相手は、“おおかみおとこ”だった。
    生まれたこどもはもちろん、おおかみの血を引いていた。

    テレビで宣伝を見てずっと気になっていたものの、観ずに今日まできてしまったこの作品。
    本書を見つけて、迷わず手に取りました。
    表紙の絵がとってもかわいい!

    これは、まるで映画を観るように頭に映像が浮かびます。
    のどかな田舎の風景、自然あふれる山、元気に跳ね回るこども。
    クライマックスのシーンなど、特に美しく厳か。
    読了後は映画を観た後のような感覚に陥ります。
    ああいい映画だった、というような。
    本書だけでも十分に楽しめたけれど、これは是非とも映画も観てみたい。

    誰に感情移入するかでまた見方も変わってきそうですね。
    いつか子ども一緒に、家族で観たい。
    母親の愛情というのは普遍的でありながら、心に響くテーマだと改めて感じました。

  • 映画がよかったので、小説も買ってみました。

    映画を観てから小説を読んだのでよかったかな、と思います。

    やはり、この作品をもっとも味わうには、あのアニメなのだと、読んだあとで再確認しました。



    おおかみおとこに恋をした花。

    ふたりの間に生まれたおおかみこどもの雨と雪を、女手ひとつで育てます。

    おおかみと人間、それぞれの生き方を子どもたちが選択できるように。

    誰にも言えず、おおかみおとこが育った土地で。



    この小説だけだと、少しさらっとしすぎていて、物足りなさを感じるのではないでしょうか。

    ストーリー中の葛藤や重々しさが、もっと際立っていてもいいような気もします。

    読みやすく、映画のストーリーをなぞるように、副読本みたいな存在で、読めました。



    楽しかったのは、登場人物の心情などが直接ことばで表現されている部分があることです。

    映画だとただ画面や動作だけで心情を表現している部分などがありますが、

    小説という形で登場人物の内面を表現されていると、

    また違った深みをもって映画をみられそうです。



    自分の望むように生きてほしいと、そう願いながらも、

    親は子どものことが心配になります。

    自分が守ってあげねば、と。

    おおかみこどもは、自分が経験したことのない葛藤を抱えていますし、成長するのも人間のスピードと違います。

    子どもが、その子らしい道を歩み始めれば歩み始めるほど、苦しくなります。

    子どもも、自然も、自分の世界を超えたところにありますからね。



    葛藤をかかえながらも、たくましく生きる花のしなやかさに、こころがじーんとなる作品でした。

    さわやかな表現で読みやすくてよいです。

    が、やはり、アニメの方をおすすめしたいですね。世界観の表現の深さがまったく違いますから。


    “世界は、私の知らない事柄で満ちている-そう、花は思った。”

  • 映画のレビュー
    涙が止まらなかった。
    さすが細田監督。楽しさと迫力だけでなく、切なさのや温かみも表現できる作品まで作れるのか。

    親の心境としてはとても切なく、また感動的な作品でした。花さんの親としての覚悟、行動、忍耐力には頭が上がりません。ちょっとしたことですぐ娘に腹をたてている自分が恥ずかしい。
    子育てってその努力が果たして報われるのか、端から見たら分からないかもしれない。それでも子供が「しっかり生きて」くれれば、親としてはそれだけで嬉しい。
    子供と見つめ合ういいきっかけとなった作品でした。

  • 電車の中で一生懸命涙をこらえてました。
    愛しい人がいるって、人間をとてもつよくさせるんだなあとしみじみと感じた。母親の最大の強さは、優しさ。子供たちにそれを感じさせてあげることのできる花はとても素敵。花がそういう母になれたのも、おおかみおとこからたくさんの愛情をもらったからなんだろうと思います。

  • 大学生の花は、「おおかみおとこ」と恋に落ち、「雪」と「雨」という「おおかみこども」の姉弟を生みました。

    やがて、おおかみおとこは命を落とし、花は田舎の村で雪と雨の2人を育てていく決意をします。学校に通うようになった雪は、転校生の少年・藤井草平との出会いを通じて、人間社会の中で生きていくことを選びます。一方、学校を休みがちの雨は、山の中に暮らすアカギツネの「先生」に出会い、オオカミの生き方を模索するようになります。

    少しもの足りないような気もしましたが、親子の愛と子どもたちの成長をテーマにした児童文学としては、良い作品なのではないでしょうか。

  • 1ページから引き込まれて数時間で読み終えました。映画は、観ていませんが、きっと映画の方が感動するのかな。と感じました。
    とにかく、花という女性がとても素敵です。
    雪の成長や心の描写も面白かったです。

    一生を田舎で暮らすっていいな。って思う。

    とても純粋で素敵な人が、映画で涙したと聞いて、この本を手に取りました。
    今度、DVD 借ります。(^o^)

  •  おおかみおとこと結婚した主人公花。二人の子供をもうけるが、ある日おおかみおとこが死んでしまい、花は二人の子供のため田舎に移り住むことを決心する。花と子供たちの成長を描いた映画の小説版。

     作者はこの映画の監督で、脚本も担当された細田守さん。それだけに映像では表現しきれなかった心理描写や設定も楽しみに読んでいったのですが、案外そのあたりはあっさり。良くも悪くもノベライズ版という感じでしょうか。

     一文一文がぶつ切りのように切れていて、読みやすくはあるのですが、それに慣れるまでは文章の書きなれてない感が気になってしまいました。三人称視点より花、雪、雨、それぞれの一人称の部分をもっと増やしてそれぞれの選択や決断についての書き込みがもっとほしかったかな、とも思いました。

     でもラストシーンはやっぱり良かったです(映画を先に見ていたせいかもしれませんが)。子どもたちの人間として成長するか、オオカミとして成長するか、というアイデンティティの問題、そして母親としての花の愛情や迷いなど、物語自体はとてもよくできているので、そういう点では細田監督の物語作りの才能を感じます。

     個人的には映画の方にやはり軍配を上げるかな。今後、細田さんがこういう風に手がけた映画の原作小説を書く機会はあるのかな? 『サマーウォーズ』みたいにプロの方にノベライズを任せるのもいいと思いますが、細田さんの小説ももっと見守っていきたいなあとも一方で思います。

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プロフィール

1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)に入社。アニメーターとして活躍したのち、演出に転向。05年、東映アニメーションを離れ、フリーに。06年公開の「時をかける少女」、09年公開の「サマーウォーズ」、12年公開の「おおかみこどもの雨と雪」で数多くの映画賞を受賞。

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