おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 3542
感想 : 439
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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003237

感想・レビュー・書評

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  • 娘向けに購入。
    本人はさっさと読み終わって私に回してくれたけどテーマが重いので長いことつん読に。
    未来のミライに比べずっと深い内容だった。
    酷評もあるようだけど私は好きです。
    子どもが巣立つその日を思うと胸が苦しくなる。
    寝ているときに蹴られ
    抱っこしすぎて腰が痛くなり
    宿題やれと追いかけまわし
    まだ先と思ってもそんな日はいつか終わる。
    娘が彼女を連れてきても
    息子がインドに行くと言っても
    この子達ががどんな未来を選んでも
    静かに見守っている母親でありたい。

    30年後、巣立ってくれてないと困るけど^^;

  • 大丈夫大丈夫

  • 最後の方は涙をこらえるのが大変だった。
    オオカミとして生きていく事を決意した「雨」を呼び止めながらも、応援して見送る「花」。
    どんな形であれ、親子である事は変わらないし、その愛情の気持ちも上手く描かれているなと思った。
    「雪」と「雨」のことを一番に考え、一生懸命に生きていく「花」の親心には感動する。
    「雪」は人として生き、「雨」はオオカミとして生きるという別々の道を選んだが、それぞれが自分の道を選んで進んでいけたという意味ではハッピーエンドなのかも知れない。
    物語の初めの方は、悲しい内容もあったのにも関わらず、読後は少し爽やかな気持ちになれるような不思議な力のある作品だと感じた。映画も観たい。

  • 映画を見てないので、ちょっと展開についていけない部分があった。先に映画を見ていた方がなんとなく楽しめそう。狼として生きるか、人間として生きるか。別々の道を選択した雨と雪のその後が気になるところ。少し寂しくはあるものの優しい話でした。

  • 映画が原作となっている小説。普通の人間とは違うおおかみこどもと母の花が強く生きていく姿やそれぞれが未来に向かって歩んでいく姿が印象的な作品。
    (あああ)

  • 中学時代に。
    それぞれの生き方を選んだ姉弟と、尊重して見守る母の姿が印象的だった。

  • おおかみ男の彼と花の幸せな時間は彼の死であっという間に終わり、花は一人で二人のおおかみの子供を育ててそれぞれ旅立たせる。母は強し、だけどなんか寂しくない?

  • 金ローで途中から観たよ
    雪でゴロゴロ印象的な所から見られてよかった
    まさどんは、植物が気になってたらしい
    細かい設定がなされていたのだと思う
    細田監督の映画の印象は街って感じだけど
    今回は自然や自然現象が中心だね深海監督ぽい笑
    美しい画像がよかった!!
    途中からだったので流れが不明(^_^;)
    原作読んだら分かるかな?


  • 「好きになった人が、おおかみおとこだった」

    アニメで観たことあり、小説も何度か読んでいた物を再読。おおかみで生きるか人間で生きるかという壮大な話に見えて、実は日常でも子どもにとっても数々の選択肢は成長に連れ出てくるし、親もそれを見守って行かなくてはならない状況もあるので、読む側の家庭の事情とか色々な背景も投影できる作品かもしれない。
    .
    タイトルはおおかみこどもだけど、母親の花の成長の記録でもある所が魅力。たくましいな。

  • 映画化されるとCMで見て、興味を持って購入&完読。一日で読み終わってしまった。「彼」がなぜ死んでしまったのか、死ななくてはいけなかったのかは最後まで分からなかった。そして、花が雨と雪に放った「……ねぇ。これから、どうしたい?どう生きたい?――人間か、おおかみか」の一言が心に残った。そうして雪は人間として、雨はオオカミとして、花の許を去ってそれぞれ自分の生き方を歩んでいく。切ないが良い話だと思った。

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著者プロフィール

1967年富山県生まれ。91年東映動画(現・東映アニメーション)入社。アニメーターおよび演出として活躍後、フリーに。『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(09年)を監督し、国内外で注目を集める。11年には自身のアニメーション映画制作会社「スタジオ地図」を設立。監督・脚本・原作を務めた『おおかみこどもの雨と雪』(12年)、『バケモノの子』(15年)はいずれも大ヒットとなり、『未来のミライ』(18年)ではアニー賞を受賞、米国アカデミー賞長編アニメーション部門にもノミネートされ世界中で注目を集めた

「2021年 『角川アニメ絵本 竜とそばかすの姫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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