ふちなしのかがみ (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.24
  • (88)
  • (304)
  • (584)
  • (147)
  • (27)
本棚登録 : 4795
感想 : 398
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003268

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かがみの孤城をおすすめした友達が、読んで辻村深月さんにハマったみたいで、お試しで買ったこの本が怖すぎで読みきれず、わたしにも読んでみる?と言ってくれました。
    面白いんだけど、それ以上に怖さがあふれて無理……。ホラー苦手なのになんで借りちゃったんだろう、と後悔しました。友達は、おとうさん、したいがあるよまで読んだらしく、わたしはふちなしのかがみでリタイアしたので一作分多く読めたけど、おとうさん、したいがあるよがよくわかりませんでした。ちょっと大人向けだったのかな?今はピアノの上に置いてあります。ゴールデンウィーク終わったら即返したい……そういえば、カバーが二個もついてるんだな。一つ目も二つ目も怖いです……。

  • 私には難しすぎた。
    理解が追いつかず、ん?つまりどゆこと?と謎に包まれたまま終わってしまう物語がいくつかあったり。

    ブルっとなるような不気味な物語が好きな方向け。かな

  • 2013.2.8 start ⇒ 2013.2.10 fin.
    ホラーって時々無性に読みたくなる。
    でも、加減というのが難しい。
    自分が欲しい怖さの雰囲気というか、レベルというかがあるんだなーと
    感じた。 

    私が好きなホラーはこっちと向こうの境が曖昧で、だけど納得のいく怖さが好き。
    よく分らないまま終わる怖さは気持ちが悪くてもやもやしてしまってだめ。

    この本は 『現実と向こう側の境目が曖昧になってしまった』物語の短編集。主人公が向こう側にいってしまったり、向こう側の住人がこっちにきてしまったり、世界の境をさまよってしまう話。
    自分が誰なのか、自分が知らない、他人が分らない世界に足を踏み入れてしまうことが恐怖なのかも。そして、そういう世界に踏み入れてしまうきっかけ、鍵になるのが、怪談や迷信なのかも。



    個人的には上記のような好みがあるため、
    1話目と4話目(表題作)がひねりがあって好き。
    ミステリーと物語の出来事に鍵があって、読み終わってからあー、そういうこと!ってなったのは良かった。

    2話目と3話目は消化不良。その”分らない”というところも恐怖なのかもしれないが、個人的にはただの消化不良となってしまうので。

  • あんまり好みじゃなかった。ホラーとミステリーが混ざったような感じ。

  • ・・・ホラー作家になってしまうのか???

    残念。

著者プロフィール

1980年山梨県生まれ。2004年『冷たい校舎の時は止まる』で第31回メフィスト賞を受賞しデビュー。11年『ツナグ』で第32回吉川英治文学新人賞、12年『鍵のない夢を見る』で第147回直木三十五賞、18年『かがみの孤城』で第15回本屋大賞を受賞。『ふちなしのかがみ』『きのうの影ふみ』『ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。』『本日は大安なり』『オーダーメイド殺人クラブ』『噛みあわない会話と、ある過去について』『傲慢と善良』『琥珀の夏』『闇祓』『レジェンドアニメ!』など著書多数。

「2023年 『この夏の星を見る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

辻村深月の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×