ダブル・ジョーカー (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 3185
レビュー : 363
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003282

感想・レビュー・書評

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  • ※結城中佐のことが好きになる巻です。

  • 最近テレビアニメが始まり、続編を次々に読破。安定の面白さ。アニメも1話完結で原作準拠で作られている。原作、アニメ、両方観る、読むすると世界観が広がり浸れる。

  • 前回の書評に続き、ジョーカー・ゲームシリーズ第2弾です。前回はさすがに色々書いてしまうとネタバレになってしまいますので省いたのですが、今回はきっと続きを読む形で入る人が多いと信じて、感想を。

    柳氏の各タイトルのつけ方がうまいなと感心します。シリーズ全体に通じる印象として、1作目のジョーカー・ゲームの使い方が秀逸だなと思いました。これはシリーズ全体を読んだ方なら納得頂けるかと思います。是非読んでああ、っと納得してもらいたいです。(ただし、戦争もの独特の雰囲気が苦手でない方に限定されてしまいますが。)

    そして、1作目では人物紹介が文章中に言葉少なに出てきますが、それ以降はD機関(スパイ集団)の構成員たちの特徴があまり出てきません。(スパイマスターの結城中佐を除く。)そのあたりの表現方法も、スパイとは消して姿を現さない影のような存在、という印象を強くして、とてもよくできていると思いました。

    読み方はそれぞれあると思いますが、私は1回目は誰が暗躍しているスパイなのかを類推しながら、2回目は伏線が何処にあったかを確認しながら読みました。

    スパイだけに華々しい活躍ではなく、暗躍という表現が当てはまる働きぶりがクールです。終始冷静沈着で、血なまぐさい時代背景とは対比的に表現されている働きぶりがかっこよかったです。

    図書館スタッフ(東生駒):homusa

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    帝塚山大学図書館OPAC
    http://opac.tezukayama-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&category-book=1&category-mgz=1&materialid=1100394217

  • スパイする側、D機関に関わった者、様々な視点から語られるD機関の存在。

    騙す、騙される、しかし騙される演技で騙す等、
    軽快なリズムで展開するストーリーは二転、三転する、
    どんでん返しの連続。
    そのリズムが非常に心地よい。

    次作もぜひ読みたい。

  • 陸軍のスパイ組織”D機関”の活躍を描く短編集。
    「ジョーカー・ゲーム」に続いて、第2弾!

    前作よりもどんどん面白くなってきました♪
    スパイなだけに、登場人物は誰もなんだかはっきりしないし、ぼやぼやした印象しかないのだけれども、第2作となってからはちょこちょこ背景が見えてきたり、短編同士がつながってきていたり、読者として、ワクワクする展開が増えてきました♪

    読んでいながらも、誰がスパイで、なんなのかよくわからなくなってきたり、失敗してその窮地をどう脱するのか…なんて、自分に置き換えてハラハラしてみたり、忙しい〜。(まず、絶対D機関には入れないけど。想像するのは自由なはず。笑)

    ”D機関”の産生みの親、結城中佐の過去の話も読み応えあり!
    さすがは伝説のスパイ!
    今までも何度となく、過去の話(敵に捕まって拷問を受けていたが、脱出に成功。さらに、敵の情報まで奪って逃げたというすごいもの)はちらっと出ていたけれども、その時の話「柩」も収録されています。

  • スパイ養成学校D機関「ジョーカー・ゲーム」の続編。第2弾。
    「ダブル・ジョーカー」もう一つの諜報組織“風機関”の登場。
    結城中佐の過去のお話く「柩」も収録されていて、なかなか楽しめた。
    「ロビンソン」のサイドストーリー「眠る男」が読めて良かった。ホントに「眠る」のね。
    なんか、スパイって、なんでもできる人たちのことなんだな、と思ったり。
    ま、小説だからね、なんでもありだよね。

  • D機関でも失敗はある。
    身内が絡むとあり得る事なんだよね。
    伏線が本当に面白い。

  • 常に裏の裏をかくスパイたちの攻防は、全く予測がつかずに面白い。何気ない描写の1つ1つが伏線になっており、読み飛ばしてはいけないとつい慎重になる。一気読みだがそれなりに時間をかけた。
    本作では特に、スパイ作戦の面白さだけでなく、スパイとしての思考、生き様、そして死に様までもが描かれ、常人には想像もつかないそのあり方に毎回感心する。特に、謎に包まれていた結城中佐の過去のエピソードは素晴らしかった。

  • D機関にも任務に失敗する人がいるけど、やはり原因が身内に起因するものが多いのか。スパイとして優秀なのはその感情にも一線を引ける人間なのだろう。
    柩は結城が左手を失うことになった事件が描かれていて一番ドキドキした。
    結城にスパイの心得を教えた人物がいるのかどうか気になる。

  • スパイ小説第二弾。
    D機関をライバル視している別スパイ養成機関を出し抜いたり、第一弾でスパイの危機を救ってくれた人の裏話等、面白かったです。

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二○○一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で朝日新人文学賞受賞。○九年『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門を受賞。同年刊行の『ダブル・ジョーカー』は、『ジョーカー・ゲーム』に続き二年連続で「このミステリーがすごい!」の二位に選ばれる。主著に「ジョーカーゲーム」シリーズ、『ロマンス』『楽園の蝶』『象は忘れない』などがある。

「2017年 『風神雷神 雷の章』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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