死後はどうなるの? (角川文庫)

  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 42
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003336

作品紹介・あらすじ

仏教には「一切のものごとは生まれては消えていく」という考えがあり、それを「流れ」と言います。こころも常に「流れ」ていくもの。死の瞬間にこころが消えても、またどこかで新しいこころが生まれるのです-。「輪廻転生」や「死後」について、スマナサーラ長老がわかりやすく語ります。「死ぬまでにどういうこころで生きるかが次につながる」、すべての主なるこころの大切さが深く理解できる一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • “人は亡くなったら三途の川を渡り~”と、いうようなものではなく、この本に書かれている死後の世界は大変に崇高なものです。

    「第5章 私はどこに生まれ変わるのか」あたりから、面白く読めました。
    亡くなったらどうなるのかを気にするよりも、今世の自分を清らかなものにすることのほうが先決。

  • 仏教の視点から死後の世界観を解説。結局は信じるか信じないか二者択一だが、それは別として読み物としては面白かった。釈尊が輪廻(何度も生まれては死に、生まれては死ぬ)なんて冗談じゃない、もうイヤだ!と言ったのは初耳。確かに無目的に本人の事情も無視して生死を繰り返すのは勘弁して欲しい。この輪廻のサイクルから卒業するのが解脱で、瞑想して煩悩を消滅させるとできるとサラッと書いてあるけど、これじゃ多分みんな解脱ができないから輪廻しているんじゃないのかな。仏教の不親切な一面を見た。

  • 著者はスリランカ上座仏教長老のアルボムッレ・スマナサーラさん。

    第一章の『死後の世界を考える前に』では、死後の世界はあるかどうか分からない、いまいきている「生き方」が問われるのです・・・としながらもそれ以降の章では死後や生前を話題にした仏教論理の話が続く。
    著者は「輪廻」を信じているので、そこを基本に話が展開されいている。
    そういう点においては、なんだか別世界の話、違う価値観の話としての距離が拭いきれなかった面もある。

    しかし、仏教解説書としては珍しく、他の宗教の批判もあるし、また、今をどう生きるかという点において、仏教論理からの視点で解説や指南を与えるとともに、その仏教論理自体の解説もされているので興味深かった。


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    【内容紹介(amazon)】
    ブッダの教えをそのまま伝える初期仏教の立場から、ブッダが「輪廻転生」「来世」「臨死体験」をどう考えたかをやさしく講義。悩むことは意味がなく、生きているから善行ができるということが素直に実感できる一冊。
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    【目次】
    第1章 死後の世界を考える前に
    第2章 ブッダはなぜ輪廻転生を問題にしたのか
    第3章 生滅変化論という偉大なる発見
    第4章 輪廻する生命の世界
    第5章 私はどこに生まれ変わるのか
    第6章 善行為こそが幸福の鍵
    第7章 まちがいだらけの「地獄めぐり」
    第8章 輪廻の世界よ、さようなら
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著者プロフィール

スリランカ上座仏教(テーラワーダ仏教)長老。1945年4月、スリランカ生まれ。スリランカ仏教界長老。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に来日。駒澤大学大学院博士課程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教の伝道と瞑想指導に従事している。朝日カルチャーセンター(東京)の講師を務めるほか、NHK教育テレビ「こころの時代」などにも出演。『くじけないこと』 (角川SSC新書)、『執着しないこと』(中経出版)、『怒らないこと』『生きる勉強』(以上、サンガ新書)など著書多数。

「2017年 『ためない生き方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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