趣味は何ですか? (角川文庫)

著者 : 高橋秀実
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月22日発売)
3.61
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003817

作品紹介・あらすじ

無趣味人の著者はふと考えた。蕎麦打ち、ヨガ、ガーデニングにボウリング…世間に趣味は数あれど、自分が打ち込めるものはあるのだろうか。東にカメを飼う人がいれば話を聞きに行き、西に手相趣味の人がいれば占ってもらう。消印収集の奥深さに驚き、階段を愛でるために上り下りする-。見て、聞いて、やってみた趣味漫遊記!これを読めば自分にぴったりの趣味が見つかる、かもしれない。

趣味は何ですか? (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 面白かったぁ♪
    とある講演会で「先生のご趣味は何ですか?」と聞かれた高橋秀実さん。
    そこから趣味を探す旅が始まる。
    例えば「蕎麦打ち」、「八十八カ所巡り」、「切手収集」、「ボウリング」、「登山」といった定番(失礼かな?)もあるし、「カメづくり」や「階段巡り」なんて趣味まである。
    また「防災」や「武士道」までも趣味に認定されている。

    それぞれの趣味に熱中している人にインタビューして、高橋さんも実際に体験してみるのだけど、それがすごく面白い。
    まずインタビューではその趣味の楽しさがいまいち分からないのが妙に可笑しい。
    本人も「つまんねえなと思いながらニヤニヤするんです」とか、「自分の時間が欲しいな、と思います」とか、楽しいのか楽しくないのかあやふやだ。
    茶道はボケ防止と断定されているし。
    そして体験編では高橋さんの冷静なツッコミが光っている。

    いろんな趣味を体験しながら高橋さんの興味は「趣味探し」から「趣味とは何か」に移っていく。
    「趣味は何ですか?」という無邪気な質問からまさか「時間とは一体、何なのだろうか?」という問いにたどり着くなんて…。

    私も「趣味は何ですか?」と聞いて回りたくなってしまった。
    そして「趣味は何ですか?」と聞かれたら「人の趣味の話を聞くことです」とか、どうだろうか?

  • 強い好奇心を持って興味の対象を深く掘り下げることは、その対象がなんであっても見下すことはできないと思うので、星1つさえあげたくない。

  • なんでみんな楽しくなさそうなんだろうか。
    何事も極めるとそうなってしまうのかな。

  • 無趣味に送る究極の趣味本!
    でもこれを読んで何か趣味を始めるのか!?
    それはわからない!

  • 趣味は何ですか?」と問われ答えに窮したことから、人にとって趣味とは何か?と探求してみようと思ったことに端を発するエッセイ。雑誌連載をまとめた一冊とのこと。

    「趣味」とはそもそも何なのか、を古い文献からあたり、心の赴くままに、あれこれ調べ、語らい、実践してみるその面白まじめな様子がおかしいし、官僚、就活コンサルタント、航空マニア、ヨギー、巡礼者、環境専門家、防災ボランティア、動物飼育員、ファン、ボーラー、階段が趣味の客員教授、老後に備えて3タイプの趣味を持つ人、登山家、などなど、、、さまざまな背景と個性を持った方々との、趣味を巡るユーモラスな(本人たちはいたって真剣)会話がおかしい。
    趣味がないことできっかけで、こんなにいろんな趣味の世界に出会えてしまうというもも、すばらしい。

    ・・・と、趣味をリスト化したりとりあえずの自己紹介につかったりになれっこの私たちはつい、趣味=何かの事象、と結びつけてしまうが、趣味というのは事柄の名前ではなく、味わいのこと、どのようなものに感性の触手が動くのか、ということなのだそうだ。多趣味である、というのは、ただ鵜呑みにするのではなく、いろんなものを味わって食べる、つまり、舌を肥やすようなことなのではないかと、私は思った。

    高橋さん、なんという多趣味な人!
    「やる気がないな~」なんて人にこそ、手にしてほしい一冊。

    ゆるいし、わらえるし。

  • 私の想像していたような中身とはちょっと違った……。

    もともと、引用が多い文が好きではないので、個人的にとても読みにくかったです。

    趣味かあ。
    私は手芸、読書、ゲームを定番の趣味としてますが、周りを見ると「趣味がない」って人、結構いるもんなあ。

  • ゴルフが趣味とか言う人の気がしれないとずっと思っていた。"趣味"なのになぜ人に合わせるようなものでないとダメなのか?(まぁ純粋に好きな人も多いけど、そういう奴に限って嫌いな人に押し付けたりする。)翻って自分は…趣味がない。いや、正確に言うと人に言えるような趣味がない。それはそれで話のネタに困るのだ。なんて厄介な!
    趣味、なんていうと純粋に好きでやっているだけ。そんな風も思えるが、この本を読む限りどうやらそうでもないらしい。坂本龍馬、切手、蕎麦、カメ、ボウリング、登山、、、なんだか楽しむための「手段」がいつの間にか「目的」と化している印象。というか、趣味という同じ言葉でもその捉え方は様々。
    結局、冒頭に出てきたこの趣味が一番趣味っぽい。就活生の面接トークではボツになるらしいが、本当の意味での趣味は人のためじゃなく、あくまで自分のためにあるのだから。

    p13「趣味は水族館」というものでー「特にジンベエザメが好きで、大阪の海遊館には二回も行きました。10メートルものサメが悠々と泳いでいる姿はなんともいえません」(同前)。だから何なのかわからないが、趣味とはそういうものではないだろうか。

    趣味って何?考え出したら実に奥が深いのかも。けどきっと、こんな風に単純に考えられることこそきっと真に"趣味"と呼べるものなのだと思う。

  • 軽快な文章。
    読みやすさ、内容といい、おもしろかった‼

    趣味は、hobby でなく taste
    味わいを意味していたのね。
    ふむふむ

    2013.8.31

  • 解説・三浦しをん

  • 趣味とは何かが分かります。

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