波打ち際の蛍 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
3.59
  • (20)
  • (44)
  • (43)
  • (13)
  • (0)
本棚登録 : 478
レビュー : 43
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041003893

作品紹介・あらすじ

川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆく。もっと近づきたいのに、身体はそれを拒絶する。フラッシュバックする恐怖と、相反してどうしようもなく動いてしまう心。そんな麻由を受け止めようとする蛍だが――。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 苦手なタイプの島本さんだった。
    蛍よりさとる君の方が好きだなあと思ったから、尚更。

  • どのページを開いても必ず1つはハッとする表現を見つけてしまうほど研ぎ澄まされた文章で紡がれたとても切ない恋愛譚。この威力は並ではありません。

  • 島本理生の書く男が好きすぎて、読んだあとはいつも消化不良のような欲求不満のような気持ちになるけれど、結局はそういう満たされなさが好きなんだと思う。弱くてたまらない。わたしはずっとこのひとの書く男に恋をするだろう。

  • 【あらすじ】
    川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日、カウンセリングの相談室で植村蛍という年上の男性に出会い、次第に惹かれていく。徐々に生活を取り戻し始めた麻由だったが、もっと彼に近付きたいのに、身体はそれを拒絶してしまう。フラッシュバックする恐怖と彼を強く求める心。そんな麻由を蛍は受け止めようとするが…。リアルな痛みと、光へ向かう切実な祈りに満ちた眩い恋愛小説。

    【感想】

  • 川本麻由はかつての恋人によるDVで心に傷を負い、生きることに臆病になっていた。ある日、通院先で植村蛍に出会い、次第に惹かれてゆくが…。どこまでも不器用で痛く、眼が眩むほどスイートな恋愛小説。

    心って面倒ですね。

  • 葉山先生(ナラタージュ)より蛍の方が断然好きなんだけど世の中の傷つけられたい女子が葉山派なのもわかる  性的関係を結ばないままで終わるのもメンタルクリニックの受付で出会った人同士らしくてよかった

  • なんだかよくワカラナイ…
    情緒不安定なのかな?精神疾患?パッと目に見てわからない病気ってツラい。心が弱いって言い方は適切じゃないかもしれないけど。好きだけど一緒にはなれない。面倒見てくれるいとこのお兄ちゃん?いい人だよね。蛍さんも悪い人じゃないけど元カノと一緒に誕生日にライブ?行くのはいただけないなあ…DV男はくたばれって話。

  • 凄く好き。温もり、温度を感じる。風景が見える様だった。

  • 信じられないんです、と私は首を振った。強く振った。
    「道端でいきなり殴られたり刺されたりしないことを。ホームに立ってて背後から突き落とされないことを。知らない人が、意味もなく私は蔑んだり疎んだりはしないことを。キスやセックスが、私を殺しはしないことを」

  • 島本理生さんの本は久しぶりに読んだなぁ
    やっぱり心にすっと沁みる言葉を紡ぐ人だなぁ

全43件中 1 - 10件を表示

プロフィール

島本 理生(しまもと りお)
1983年東京都板橋区生まれ。都立新宿山吹高等学校に在学中の2001年に「シルエット」で、第44回群像新人文学賞の優秀作を受賞し、デビュー。06年立教大学文学部日本文学科中退。小学生のころから小説を書き始め、1998年15歳で「ヨル」が『鳩よ!』掌編小説コンクール第2期10月号に当選、年間MVPを受賞。2003年『リトル・バイ・リトル』で第128回芥川賞候補、第25回野間文芸新人賞受賞(同賞史上最年少受賞)。2004年『生まれる森』が第130回芥川賞候補。2005年『ナラタージュ』が第18回山本周五郎賞候補。同作品は2005年『この恋愛小説がすごい! 2006年版』第1位、「本の雑誌が選ぶ上半期ベスト10」第1位、本屋大賞第6位。2006年『大きな熊が来る前に、おやすみ。』が第135回芥川賞候補。2007年『Birthday』第33回川端康成文学賞候補。2011年『アンダスタンド・メイビー』第145回直木賞候補。2015年『Red』で第21回島清恋愛文学賞受賞、『夏の裁断』で第153回芥川賞候補。『ファーストラヴ』で2回目の直木賞ノミネート、受賞に至る。

波打ち際の蛍 (角川文庫)のその他の作品

波打ち際の蛍 単行本 波打ち際の蛍 島本理生

島本理生の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
島本 理生
有効な右矢印 無効な右矢印

波打ち際の蛍 (角川文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする