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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041004203
みんなの感想まとめ
人間の生き方や自己実現について深く考察した本書は、著者の人間に対する信頼感と理想主義が色濃く表れています。読みやすい文体で展開される思想は、時にお説教のように感じられるものの、読者に思考の余地を与えま...
感想・レビュー・書評
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人生について、深く考えたいときにおすすめ
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多くの思想家が著している「人生論」のなかでも屈指の名作。小説と比べて少々お説教っぽさがあるものの、人間の善意を信じる著者の思想がよくわかる。もちろん小説家なので、学者が書く人生論のような緻密な論理性はないが、スルスルと文字列を追える文体はとても読みやすい。
理想主義者ではあるのだが、ところどころに世間に対するニヒリズムも垣間見えるのはやはり教養人。不安の種として最も巨大な「死」についての考察は西洋のそれと比べてうっすらとした明るさを感じる。「性欲」についての見解は時代背景もあってか赤裸々さに欠けるが、無難な完結性がある。
古書店で見つけた本書は現在書店で並んでいる武者小路版人生論と比べて少々ボリューム感に欠けるが、「続人生論」も収録されており、これは全集以外ではなかなか読めないように思う。 -
武者小路実篤を読んだのは、高校の時の理科の先生が武者(略)の孫だったから。しかし読んでみると「人間はこの世に理屈をこねに来たのではない。われらはこの世に生きるために来たのだ」と、理屈をこねくりまわしがちな年齢だったわたしをふっと現実に引き戻すようなシンプルな思想がそこに。これはけっこういい出会いだった本かと。
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