戦都の陰陽師 騒乱ノ奈良編 (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : 獅子猿 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.71
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本棚登録 : 67
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (507ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004463

作品紹介・あらすじ

時は戦国。大陰陽師・安倍晴明の末裔たる土御門家を"魔天の四天狗"を名のる魔物が襲撃、魔を滅ぼす霊剣・速秋津比売の剣を奪い去る。それは裏蘆屋の流れをくむ妖術師・果心居士の指図だった。果心居士は奸雄・松永久秀を操り、恐るべき陰謀を企てていた。霊剣を取り戻すため、土御門家随一の使い手・光子姫は、凄腕の伊賀忍び・疾風らに守られながら、久秀のいる多聞山城をめざすが-。新説・陰陽師物語、待望の第2巻。

感想・レビュー・書評

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  • 戦都の陰陽師 第二弾

    松永弾正久秀や多聞山城が出てくる場面は、好きだから食いついて読んだけど、他のところは前作と同じく文章を追うだけになってしまった(>_<)
    ネットに上がっているあらすじやらレビューを読んで、あぁこういう話だったのかと納得する始末。ごめんなさい。
    地図よりも相関図というかキャラ説明とかが欲しいかも。

  • 戦都の陰陽師シリーズ2作目。前作で入手した霊剣が魔界から来襲した天狗に奪われてさぁ大変という次第で、陰陽師・光子と伊賀忍者というお馴染みの一行が剣奪還の為、松永久秀によって焼き払われた奈良へ。恐らく本作に期待するのは陰陽師&忍者による丁々発止のバトルなのだが、前作を大分下回る戦闘シーンと勢いを増して描かれる戦国の風俗描写によって単純なストーリィが長大な味付けとなっているのが玉に瑕。忍としてどうやって侵入して、という経緯や光子が仕掛けた逃走の策、有春の想いや竜牙と蘭のロマンスなどまぁ読みどころはあるのだが、如何せん枝葉が多過ぎる。ついでに人間側の大ボスである久秀も存命の上に、天狗陣も結構生き残ってるし、果心居士もほぼノーダメージで、剣は奪取したのにあんな状態の光子さんが不憫だし、続く感満載の終わり方なので、こんなに長いこと読んだのにっ、という全く爽快感が持てないのがいただけない。内容は悪くないのでもう少しコンパクトにして欲しかった。

  • 戦都の陰陽師シリーズ、2作目。

    前作で出雲から京に持ち帰った速秋津比売の剣を、果心居士率いる四天狗たちに奪われる。今作ではその剣を取り戻すまで。
    松永弾正を始め、島左近やら、史上の人物が前作と同じく沢山登場し、上手くストーリーに組み込まれ、楽しく読めた。その代わり、ストーリーと史実の絡みにページ数を奪われ、前作のようなスピード感溢れる戦闘描写は終盤に差し掛かるまでほとんどあらず。終わり方にしても、シリーズ作品の流れにある一部でしかないという印象。その物足りない部分を次作で満足させてほしい。

  • 持久戦が主だったのでスピード感が失われたのは惜しい。でもその分左近と新次郎、脇役の人柄や関係に引き込まれた。
    一番手強そうだった立烏帽子の決着はちょっと意外。せつない弱点。終盤はやっと盛り上がったけど、ここで終わらせるなんて憎いなぁ。

  • 「戦都の陰陽師」の続編というか第2弾。
    前作で、大きな犠牲を払いながら出雲より持ち帰り、京の都を襲う魔を撃ち祓った霊剣。今回はそれが魔性のものによって奪われ、その奪還のため光子姫と精鋭の伊賀忍者達が一路奈良へ向う……という展開。

    松永久秀や島左近、果心居士など史実上の人物が前作以上に登場して群像劇の度を増しているが、その一方で主人公らの描写はやや薄口になっているような。
    霊剣奪還という当初の目的は一応果たすラストではあるものの、本当の決着を見せるのは続編(第3弾がある?)―という前提での今作のようにも思えるんだが。

    詳しくはこちらに。
    http://rene-tennis.blog.so-net.ne.jp/2012-10-15

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著者プロフィール

1978年生まれ。群馬県出身。早稲田大学第一文学部卒業後、映画・テレビの制作に携わる。第17回日本ホラー小説大賞の最終候補となった「青と妖」を改稿・改題した『忍びの森』でデビュー。2015年『妖草師』が、「この時代小説がすごい! 2016年版 文庫書き下ろし部門」で1位となる。他作品に『戦都の陰陽師』『忍び道』『吉野太平記』『暗殺者、野風』など。

「2018年 『東遊記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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