花は桜よりも華のごとく 第八幕・百華繚乱 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004616

作品紹介・あらすじ

封じてしまおう。この想いすべて-「さようなら。蒼馬さま」戦国の世の狭間。崩壊寸前の柚木座を救うため、帯刀に嫁ぐことを決めた白火。そのために、蒼馬への想いを殺し、舞いへの情熱も押し込める。心を決めた白火だったが、帝・氷見の命により謀反を起こした黒幕として捕縛されてしまった!一方蒼馬は、自分が不在の間、白火が一生懸命柚木座を守っていたと知り…!?桜天女と蒼王の伝説が花開く、能楽恋絵巻これにて終幕。

感想・レビュー・書評

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  • 最後の短編で救われた
    けどほんとひどい二人だわー
    帯刀がかわいそうすぎる
    あまりにもひどい仕打ち
    ばかたれー
    翻すくらいなら心を殺すなし
    天輪が幸せならそれでよい

  • ついに完結!!長かったんだか、短かったのか分かりませんがダラダラ続ける事もなくちょうどいいところで終わったかなと思います。ただ数年後は・・・みたいな話が入っていて欲しかったなぁと思いました。

  • とうとう最終巻です。
    前巻の最後では、帯刀の妻になることを選んだ白火。それを静かに見ている蒼馬ってところで終わってましたけど、氷見によって、謀反の首謀者として捕らわれてしまいます。

    まあ、氷見の思惑で、本当は白火が首謀者とは思っての捕縛ではなかったですが、これまでの一連の事件の本当の首謀者が彼だったってのは、まったく想像してませんでした。しかも理由が嫉妬って・・・コワイです。

    蒼馬も前回でいきなり白火を遠ざけるような物言いをしてたりっていうのが、実はカイの暗示だったっていうのは、カイの帯刀への親切心かもしれないですけど、いらんことして!って感じです。

    やっと目が覚めた蒼馬の活躍もあって事件が解決し、帯刀によって連れ帰られる白火の前に蒼馬が追いかけてきて、白火に思いを伝える。そのときの白火の表情がたまりません。さすがサカノさんのイラストです。

    最後は帯刀がひく形で、蒼馬と白火がやっと一緒になれ、ハッピーエンドで終わりです。

    後半には、短編が2つ。1個は帯刀に誘拐されて戻って来た直後のお話と、もう1個は本編終了後、10年経ったお話です。後半のお話は、天綸が大きくなって、出雲に出かけた白火たちが戻って来るってところで終わっちゃってたのが、ちょっと残念かなぁ。せめて白火と蒼馬と井澄の天覧能で終わって欲しかったかなって思いました。なにげに矢涼と朧がくっついてるってのが分かったのはいいんですけどね。ラストのイラストは蒼馬とちょっと大人になった白火と二人のお子さまです。双子ちゃんなんですね。

    無事ラストを迎えましたけど、やっぱりサカノさんのイラストがあったからよかったように思います。このお話が下手なイラストだと、魅力が半減していたかな。コミックの方は2巻で終わりみたいですけど、そっちも楽しみにしてます。

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著者プロフィール

第8回角川ビーンズ小説大賞〈読者賞〉受賞。『花は桜よりも華のごとく』でデビュー。

「2017年 『青春カフェテリア Sweet-Novels 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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