メガロマニア (角川文庫)

著者 : 恩田陸
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月25日発売)
3.26
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  • レビュー :31
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004708

作品紹介・あらすじ

いない。誰もいない。ここにはもう誰もいない。みんなどこかへ行ってしまった--。眼前の古代遺跡に失われた物語を見る作家。メキシコ、ペルー、遺跡を辿りながら、物語を夢想する、小説家の遺跡紀行。

メガロマニア (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 普通の旅エッセイのように、「作家が旅行しているのを読んで追体験、自分が旅行に行きたくなる」なんてことは求めていない。
    「恩田陸が南米の旅先で何を感じるのか」というのがメイン。
    期待通り。期待通りにいろいろと妄想を繰り広げ、自分好みの現地知識を吸収し教えてくれた。
    何よりも期待通りだったのはマチュピチュ。
    「何か感じないと、何か感じないと」共感がすごい。

  • 恩田さんの本はあんまり相性がよくないのだけど
    なんだかゴツイタイトルだなと手に取ったら
    マチュピチュなどの紀行エッセイとのこと。

    遺跡そのものよりも道中の感情などが細かく
    記されてるのは共感できるところ。だけど
    それにしてももうちょっと遺跡についての
    描写もほしかったかなぁ。

  • NHKのスペシャル番組のための訪れた、中南米の遺跡群の紀行エッセイ。

    マヤやインカ、アステカなどあちらの遺跡や文明は聞いたことあれど詳しくは知らず、結構勉強になった。

    ところどころに挿入されている写真に物凄く興味をそそられる。

    行ってみたいなぁ。

    それにNHKでそんな番組やってたの全く知らなかった、なんとも残念。

    そして今まで読んだエッセイでも感じた、移動中や旅先での心持ちや思想などの恩田さんの考え方は本当に面白い。

    飛行機乗るの嫌だろうけど、今度は東欧なんかの紀行文書いて欲しいなぁ。

  • エッセイはわりとおもしろいと思ってたので、イマイチ肩透かし。本人の言うとおり世界の雄大さに「負けた」んだろうな、と感じざるおえない。
    異国の何処かむせるような空気がむっと匂ってくる。

  • 焦点の定まらない紀行文と言うか覚書ですかな?
    ご本人も自覚されているようですから何ですが、当方思うに紀行文になると筆者の総合的知性が問われるような気がする。その場所に何を嗅ぎつけ、自身とどのようにリンクさせるのか?強烈な執心が絶対不可欠かと思うのですが、その前提として色んな知識と理解がその筆者の血となり肉となっていなければならないかと。この意味でこの地域への筆者の思い入れはあくまで「興味本位」でしかなかったと言わざるを得ないんでしょう、残念ながら。
    旅行記だったらもっと羽を伸ばせて面白くできたかもしれないけれど、やはりNHK出版ではそれは相成らんということやもしれません。

  • 62まで読んだ

  • 再読。紀行文を目指していたみたいだが、中南米の旅行の覚書という風で終わってしまった。恩田さん自身にもその自覚はあるらしく、マチュピチュ遺跡のあたりで、圧倒的で独創的なビジュアルに対する「敗北感」について触れている。が、逆にこの風景に触れるずっと以前に、『上と外』を書き上げていることに驚く。この遺跡を含む風景が恩田さん自身の中で醸造されて、いつか面白い小説という形になることを楽しみにしている。

  • 恩田陸の中南米旅行記。

    同じように中南米を巡って遺跡を見てみたい。

  • 「メガロマニア」恩田陸
    伝奇作家の紀行文。石色。

    中南米取材旅行のルポルタージュと、間に挟まれる3つの伝奇小説のプロローグ。
    恩田さんが取材旅行のどんなところから着想を得て物語を書き始めようとしているか、という連続した読ませがあります。

    が、正直作品全体としては消化不良感が否めない。プロローグから予感できる小説部分は面白いだけに。
    作品内にもあった気がするけど、目の前の風景をフィルターを通して書き起こすよりも、頭の中で空想して生み出してくる作家さんなんでしょうね。
    恩田さんは年を取っても少女な作家さんなんだろうな、と思います。
    いわゆる、江國香織、よしもとばなな、川上弘美、山田詠美、エトセトラエトセトラの女性作家さんたちとは雰囲気が違う。

    ぜひプロローグの続きを読みたいところです。(3)

  • 恩田陸の旅行エッセイは好きだけど、なんか移動途中のだらだらした思考とかを追うのが好きなので、これみたいなちゃんとした取材旅行はちょっと違ったな。まあ嫌いではないですが。

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