逸脱 捜査一課・澤村慶司 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.45
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本棚登録 : 483
レビュー : 34
  • Amazon.co.jp ・本 (455ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004722

作品紹介・あらすじ

10年前の未解決事件を模倣した連続殺人。立て続けに3人の惨殺体が見つかった。県警捜査一課・澤村は、コンビを組む初美とプロファイリング担当の橋詰と犯人を追うが、上司と激しく衝突し孤立を深める。澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。トラウマを払拭すべく澤村が捜査に邁進する中、さらに4人目の犠牲が出てしまう。被害者の共通点を洗うと、浮かび上がってきたのは意外な人物だった-。

感想・レビュー・書評

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  • 実に面白い。
    最初、なんか鳴沢的かと思ったが、そうでもない。ちゃんと独自のキャラクターとして、いい味を出しているように感じた。

  • 澤村慶司のようにトラウマ抱えてて、一匹狼で、というのは
    堂場作品の中では割と類型的な部類に入るキャラクターかもしれない。
    今までのシリーズの中では真崎薫が近いかな。
    真崎薫をちょっと泥臭くした感じ。

    主役のキャラ造形や、話の骨子に当たる部分は王道なんだけど、
    過去の堂場作品には居ないタイプの橋詰が脇を固めているおかげで
    今までのシリーズとはちょっと違った感じになっている。
    橋詰という男は人の神経を逆撫ですることにかけては天才的。
    彼の行動や口調を見聞きしていると、澤村がイラッとする気持ちがよく判る(笑)。
    クライマックスで澤村が橋詰を殴ったときはスカッとした(爆)。
    傍から見てるとそんな澤村と橋詰の遣り取りは何処かユーモラスなのが不思議だった。
    西浦の存在もムカついたけど、橋詰に対する苛付きとは種類が違う。

    相棒となった永沢初美の登場は今回だけなのだろうか。
    けっこういい雰囲気だった気がするので、次からも出てきてほしいけど
    彼女を所轄から異動させないと無理なんだろうなきっと。

    澤村とは合わせ鏡のような鬼塚の存在も、ちょっと異色だった気がする。
    そしてこの話のタイトルが『逸脱』だという理由もそこにあるんだろう。

    先日放送されたドラマは録画しておいてまだ見てないのだが
    どうしてもこの本の中の澤村が反町隆史と重ならなくてちょっと困った(笑)。
    初美は比嘉愛未にちゃんと変換されてたし、
    橋詰のムロツヨシは、メレブのときの口調を思い出す限りイメージぴったり(笑)。
    体型は大違いだけど。
    どうやら全然違う話になってるみたいだけど、それはそれで見るのが楽しみだ。

  • 10年前の未解決事件を模倣した連続殺人。立て続けに3人の惨殺体が見つかった。県警捜査一課・澤村は、コンビを組む初美とプロファイリング担当の橋詰と犯人を追うが、上司と激しく衝突し孤立を深める。澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。トラウマを払拭すべく澤村が捜査に邁進する中、さらに4人目の犠牲が出てしまう。被害者の共通点を洗うと、浮かび上がってきたのは意外な人物だったー。

  • 澤村シリーズ第1弾。
    まだ若手の方の刑事なので危なっかしい様子も表現しつつ過去の失敗も引きずりつつ刑事としての才能を開花させる前段階といった巻。
    後半連続殺人事件の内容が思い出せなかった・・・。

  • シリーズ第1弾だからなのか、澤村の抱える過去のトラウマが何度も意味ありげに登場する。
    いまだに過去に縛られ、「完璧な刑事」として生きることを目的にした澤村の心情が描かれている場面も多いが、いまひとつ響いてこなかった。
    ただ、構成や展開は面白かった。
    徐々に真犯人へと近づいていく澤村の行動がわかりやすく、無駄なく描かれている。
    プロファイリング担当の橋詰のキャラクターもいい。
    プロファイルを理解しようとしない澤村と、理解させる気もない橋詰。
    ふたりの会話は噛み合わず、互いに自分の言いたいことだけを伝え、自分の聞きたいことだけを聞こうとしていて奇妙な面白さがあった。
    早々に犯人はわかってしまうけれど、それでも最後まで読ませる物語になっているのはさすが堂場作品と。
    シリーズを追っていけば澤村にも何かの変化が表れるのだろうか。
    第2弾の「歪」も読んでみたい。

  • なかなか面白かった。最高の刑事を目指すと言いながらどこか影のあるジーンズ穿きの主人公が何故だかそんなにいやらしく感じない。後半の犯人を追い詰めてく展開も、プロファイリング担当との掛け合いも楽しめたし、相棒役の女刑事との今後も気になると思った。今まで読んだ堂場瞬一の警察ものでは一番良かった。

  • ※アマソンより引用
    ■内容
    10年前の未解決事件を模倣した連続殺人。立て続けに3人の惨殺体が見つかった。
    県警捜査一課・澤村は、コンビを組む初美とプロファイリング担当の橋詰と犯人を追うが、上司と激しく衝突し孤立を深める。
    澤村は過去に自分が犯した失態により心に大きな傷を抱えていた。トラウマを払拭すべく澤村が捜査に邁進する中、さらに4人目の犠牲が出てしまう。被害者の共通点を洗うと、浮かび上がってきたのは意外な人物だった―。

  • 44

  • 堂場氏の作品にはトラウマを抱えた刑事がよく出てきます。本書もそんなシリーズの一つ。
    海堂尊氏のバチスタシリーズに登場すは白鳥を彷彿させる個性派の分析官・橋詰が効いています。

  • 捜査一課・澤村慶司シリーズ第一弾。
    過去の未解決事件と同様の手口で繰り返される連続殺人事件。
    しかし、その手口には秘密があった。
    プロファイリング担当と犯人を追うが、そこにも過去を辿る秘密があった。

    2015.11.2

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著者プロフィール

堂場瞬一(どうば しゅんいち)
1963年茨城県生まれ。2000年『8年』で第13回小説すばる新人賞受賞。警察小説、スポーツ小説などさまざまな題材の小説を発表している。著書に「刑事・鳴沢了」「警視庁失踪課・高城賢吾」「警視庁追跡捜査係」「アナザーフェイス」「刑事の挑戦・一之瀬拓真」などのシリーズのほか、、『虹のふもと』『八月からの手紙』『埋もれた牙』『ネタ元』『Killers』など多数。2014年8月には、『壊れる心 警視庁犯罪被害者支援課』が刊行され、本作へと続く人気文庫書下ろしシリーズとなっている。
2018年8月、読売新聞夕刊で「奔る男 小説 金栗四三(かなくり しそう)」を連載開始。

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