- 角川書店 (2012年8月25日発売)
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感想 : 23件
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Amazon.co.jp ・本 (292ページ) / ISBN・EAN: 9784041004753
作品紹介・あらすじ
遷都1300年にわく奈良、法然800忌で盛り上がる京都、不思議な縁を感じる名古屋。すばらしい仏像たちを前に、2人の胸にある思いがわきあがる――。仏像ブームを牽引してきた2人の、感動のぶらり旅。
みんなの感想まとめ
仏像への深い愛情と独自の視点が光るこの作品は、2人の著者が「ぶらり旅」を通じて、さまざまな地域の仏像との出会いや、それにまつわる人々とのつながりを描いています。奈良の平城遷都1300年祭や、京都の法然...
感想・レビュー・書評
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「見仏記」第6弾は、「ぶらり旅篇」ということですが、お二人が「ぶらりぶらり」と意識することによって、ディープな見仏へ導かれていらっしゃるように感じました。平城遷都1300年祭で賑わう奈良、上人像を求めて訪れたみうらさんの母校、円空仏を愛する人々「木端の会」…と、「見仏縁」と呼びたい繋がりが、しっかりと築かれています。愛知県の見仏は、知っている市町なので、訪ねてみたいなぁ。
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法然上人を心のヒーローと仰いでいる。
先日、図書館で法然さま関係の本を探したのだがあまり見当たらず、かわりに『見仏記ぶらり旅扁』(平成23年、角川書店)を借りてみた。
見仏記シリーズはみうらじゅん(MJ)といとうせいこう(IS)が各地の仏像を見てまわる旅行記で、そのサブカルチャ的なアプローチをきっかけに自ら仏像好きになった若者も少なくないらしい。かく言う私はいつの頃か、ISのスノッブの文体が気になるようになり、しばらく新作には手を出していなかった。
しかし、今回の『ぶらり旅扁』ではご両人が法然上人像を訪ね歩くくだりがあり、がぜん興味をもって読むことができた。
特に、京都の知恩院、永観堂、金戒光明寺、誓願寺は、法然25霊場の巡礼で昨年お参りしたばかりで懐かしい。その一方、金戒光明寺では、特別公開の法然涅槃像をお参りしたことが記されており、未拝の私はあまりの羨ましさに歯ぎしりした。
二人の法然めぐりで感心なのは、最初に訪れた場所がMJの母校だったということ。彼は京都の東山中学高校という浄土宗の学校出身なのだそうだ。MJの初ステージとなった同校の体育館には、法然さんのお像(当時は掛け軸で現在は彫刻)がまつられているとのこと。MJさんはちゃらんぽらんなように見えて、実は礼儀とか気配りを大切に考える人なのではないかという印象をもっているのだが、そのルーツの一つにこの学校での学びがあったのかもしれない。
『ぶらり旅篇』には私がまだお参りもしてなければ、その存在すら知らなかったお寺が登場する。特に気になったのが京都の長講堂である。ここには勢至菩薩と阿弥陀如来をそれぞれ胎内仏にもつ法然上人像と善導大師像がおまつりされているとのこと。私は阿弥陀仏・法然さま・善導さまの三尊が大好きなので、ぜひにもお参りさせていただきたいと思った。
最初に少しISをディスってしまったが、実は本書のあとがきにISが書いた文章がじんわりときた。まぁ、文章がやはりスノッブなので、簡単にまとめさせていただくと、「長年、仏像めぐりをしてきて、夕焼けや老人、猫など、何を見ても仏性を感じるようになった。すべてのものが仏なのだ。だから、何を見ても楽しい」という内容だった。
私もまったく同じことを普段から考えている。
一切衆生悉有仏性。
仏像めぐりを長年続けてきたおかげで、身近なものに仏性を感じられるようになった。毎日が楽しい。思わぬ素敵な副作用の効能を感じている人は自分だけではないようだ。 -
ついに現在ある見仏記の最終版まで読破。
ぶらり旅だけど、仏に導かれるように進む2人。
今回は鉄地蔵や法然上人、円空仏を求めての拡大版の旅でした。我が庭のように進むみうらさん。そして、お寺関係者にも知れ渡る2人の旅。認知度が上がってきたことも、読んでいて嬉しくなりました。 -
2023-5
東京国立博物館の仏像展示をみて突然6から読んだ。正直全然わからない事ばかりだけどみうらじゅんといとうせいこうの仏像への熱意と見方の柔軟さがとても面白かった。あとがきの言葉をみて仏像がもたらす見る目みたいなものに興味を持った。「今や見仏は仏像のない場所でも行われ得る。夕焼けをみてもご老人をみても、道を通りすぎる猫をみても見仏記は即座に始まる。仏でないものなど、この世にあろうか。」 -
今回は半分くらいが奈良で、それ以外は京都と愛知でした。
愛知県は日本で一番お寺の数が多い県らしいし、自分も今度は見仏をメインに愛知へ行ってみようかな…。
だんだんと年齢を重ねていくにつれて、いとうさんとみうらさんの仏や宗教へ対する考え方が変わっていくのも通しで読んでいて面白いところ。
無機物にすら仏性を感じるようになるって感覚、よくわかるなぁ! -
見仏記 1,2 が文庫本になった辺りでブームに乗じて読んでいたのも随分昔の話。今回 見仏記 6 にて久々に見仏記ワールドに浸った。自分が実際目にした仏像が出てくる箇所では、いとうせいこう氏の現地の様子や雰囲気の的確な書きぶりに嬉しくなった。当然また再訪してこの目で見たい想いも強くなる訳で。。。見仏記の初刊辺りではみうらじゅん氏のイラストにどうも馴染めなかったのに、20年以上も経つと仏像にはこの絵しか無いと思える様になるくらいホントに定着しましたねぇ。これからも細~く長~く見仏記は続けてほしいと思っています。
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ますます自由度が増したお二人の旅。確かに「ぶらり旅」ではありますが、行動範囲は広い!並々ならぬ仏像愛を感じます。
それにしても、「ゆるキャラ」を広めたみうらじゅんさんが、売店でゆるキャラグッズの豊富さに翻弄されるのは面白いですね(笑)。
色々な所で買い込んだ沢山のゆるキャラグッズ、それに仏グッズ(誕生仏のレプリカとか)は、みうら家でどんな風に飾られているんだろう・・・。 -
今回はキャッチーな場所多いな。
読むたびに同じとこ行ってみたいと思うものの、実際自分で見たらなにも感じないんだろうな。 -
2017年8月28日購入。
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年寄りの遊び心をくすぐる本は大事。
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お二人とも年を重ねて、丸くなったなぁ。あんなにバカにしていたお庭を観賞したり、ねこの写真を撮ったり、でも、そんな自分達を笑いに転化してしまうところが、やっぱり、かっこいい。仏像への愛だけは変わらない。それもまた、かっこいい。憧れの人生の先輩たちです。
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気が付けば出ていた6巻、ぶらり旅編。お二人だからこそ出来るゆる~い感じのぶらり旅がなんとなく羨ましい(笑)見たことのあるお寺もあってニヤニヤしたり、頷いたりして読んでいました。
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安心して楽しめるシリーズ。文庫化が早い。
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この本をもとに見仏の旅をしてみたくなります。
初期の頃よりいとうさんが仏像に詳しくなりすぎて、説明っぽくなっているところが気になりましたが相変わらずの面白さがあります。 -
相変わらずのふたり。
いつまでも仲良くね♪
この二人の後をこっそりつけて見仏したいなぁ。 -
見仏記を本屋で平積みしてあるのを初めてみた。みうらじゅんの大仏好きは筋金入りだと聞いていたが本を読んだことはなく初めて買ってみてあれれ?帯がかかっていて「見仏記」までしか見えなかったが、表紙をめくったら「見仏記6」って書いてあるよ。もう6巻目だったのですね‥
このシリーズはじめて読んだがみうらさんの並々ならぬ仏への愛を感じる。見仏とか仏友とか仏性とか普段聞かない言葉が乱れ飛ぶ。いとうせいこうとはあうんの呼吸の仏友らしく、みうらさんのご発言に敢えて突っ込まないとか、結構いいコンビらしい。
しかもその仏閣方面ではかなりのVIPポジションになっているらしい。
文章だけだとなかなかわかりにくいが、みうらさんの絵により、かなりわかりやすくなっている。
特に名古屋周辺の存在は全く知らなかったが、この本を読むと一緒に見仏紀行に行った気分に浸れて楽しい。
過去の見仏記も読んでみたくなった。 -
海外篇以来、久しぶりに見仏記を読んだ。このシリーズが始まって十数年たつそうで、ふたりの関心も当然深く、広くなっている。今回も、神仏習合、慶派、上人像、円空仏等のディープなテーマで奈良、愛知、京都を駆け巡る。珍道中的な部分と紀行の部分のバランスがとれており読み易く、ガイドとしても使えそうだ。見尽くしたと思った京都、奈良の寺をこの本をガイドにもう一度巡って見たい。
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出張の飛行機の中で読もうと急遽空港で購入した。(実は「城」を読んでいる最中なのではあるが、ぐったりと疲れそうなので一時「置いといて」をするために買ったのだ。)
見仏記は海外編まで読んでそこから未読だったのだが、改めて面白い。いとう・みうら両氏と仏像を見て回っているような気分になる。そして自分の目でも見てみたくなる。ただ、私には両氏のような知識もなければ見る目もないので、やはり見仏記経由で楽しむのが一番なのかも知れない。
本書にいたって、両氏はついに「仏像関係者」的なポジションを得てしまっており、普段非公開の仏像を拝観できるに至っている。それはとても羨ましいことでもあり、また見仏記経由で仏像を拝観する私達読者にもそのありがたさが分け与えられていることになる。
続きも是非読みたい。それこそ死ぬまで続けていただきたい。そして私も願わくばそのおこぼれを頂戴したい。
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