燃ゆる樹影 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (478ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004838

感想・レビュー・書評

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  • 様々な事件は起こるものの、淡々としていて大きな盛り上がりに欠けているように思うのは、主人公たちが結婚する気がないところにあるのかな?
    後半の美枝子の娘、陽子のくだりなんかは、もっと怖く書きようがあったと思うのに、あっさりと解決しちゃうし。
    帯にあったような「燃え上がる」とか「韓流」的な無茶苦茶さは、感じませんでしたね。
    ただ、自然の豊かな情景や樹木医という職業が描かれている点は面白かった。
    藤田さんが書く男性は装蹄師や、仕立て屋、樹木医と一風変わった職業の人が多いですね。

著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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