北帰行 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 268
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004852

作品紹介・あらすじ

旅行代理店を営む卓也は、ヤクザへの報復を目的に来日したターニャの逃亡に巻き込まれる。組長を殺された舎弟・藤倉は、2人に執拗な追い込みをかけ……東京、新潟、そして北海道へ極限の逃避行が始まる!

感想・レビュー・書評

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  • 佐々木譲作品に、読んで損は無し。作品中に漂うどこか寒々しいドライな感じが良かった。

    • hs19501112さん
      【佐々木譲作品に、読んで損は無し】

      に、共感です。
      【佐々木譲作品に、読んで損は無し】

      に、共感です。
      2012/12/18
  • だいたい20年ぶり、になるだろうか。やはりハードボイルド健在、でしたね。臨場感たっぷりの迫力あるガンバトル、息をつかせぬ逃避行、まさに十八番ですね。こんなの読んだせいか、久しぶりにエトロフ発、読み返そうっと。

  • 2021/1/26 読了
     東京、新潟、稚内へと進む逃避行、疾走感はあるが、内容はまあまあ。

  • 面白いんだけど、ちょっと欲張りすぎたのかも

  • 昔読んだ本

  • 佐々木譲にしては尻切れトンボ.内容には関係ないけど稚内港北防波堤ドームを波のチューブみたいと表現した文章があった.確かにそうだね.

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  • 内容(「BOOK」データベースより)
    旅行代理業を営む卓也は、モスクワから来たターニャと名乗る女性をアテンドする。日本語を巧みに操るターニャは、乃木坂で卓也の車を降りるなり、拳銃を発砲し舞い戻ってきた。彼女は家族の復讐のために来日した暗殺者だったのだ―。暴力団、ロシアン・マフィア、警視庁、三つの組織に追われ、二人は東京、新潟、稚内と逃避行を重ねることに。五日間の脱出行の果て二人が見た風景は―。緊迫のクライム・サスペンス。

    【感想】
    ロードノベルとハードボイルドは好きなのでかなり期待していましたが、名手としてはかなり厳しい内容と言わざるを得ないです。シチュエーションを整えてやっても登場人物が動き出さないのを無理やり動かしている感じが有り、色々と不自然な印象が読むごとに深まっていくので致命的な欠陥のある本な気がしてしまいます。期待値が大きいという事を差し引いても厳しい。
    恐らく作者の中である程度話の通過点のようなポイントが有り、そこに進ませてイベントをクリアさせて話を進行させていたのではないかと。もっと文を絞り込んで、人間性や過去、行動原理を掘り下げて書けばマシだったような気がします。
    無辜の人物が殺されるときもあっさりし過ぎててついていけない部分もありました。やくざは別にいいんですけどね。

  • さすが 佐々木ワールド

  • 佐々木氏の作品は警察モノばかり読んできましたが、アクション系も非常によかった。
    多くの登場人物が一人称で書かれていることで
    、善と悪という区別ではなく、それぞれ事情を抱えた人間として受け入れることがてきる。
    緊張感が高まる前に事態が進展するスピード感も、一気読みさせる理由のひとつだと思う。

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著者プロフィール

1950年北海道生まれ。79年「鉄騎兵、跳んだ」でオール讀物新人賞を受賞しデビュー。90年『エトロフ発緊急電』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞を、2002年『武揚伝』で新田次郎文学賞、10年『廃墟に乞う』で直木賞、16年に日本ミステリー文学大賞を受賞。他に『抵抗都市』『帝国の弔砲』など著書多数。

「2022年 『闇の聖域』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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