赤い球体 美術調律者・影 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 81
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041004906

作品紹介・あらすじ

巷で"赤い球体"を見た人々が自我を失い、凶事を起こす事態が発生。それは人気アイドルグループM13の新曲に使われた、ある呪われた芸術作品が原因だった。天才的な美術感覚を持つ青年画家・影は幼馴染みの光、明兄妹の力を借りながら呪物の出所を捜すことに。呪いで歪んだ世界の色を「視る」ことで、黒幕を見つけ出そうとする影だが、悪意は次第に脅威を増してゆき…。青年芸術家たちの絢爛たるアート・ホラー、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 人が死にすぎるので苦手。

  • ピクトマンシ-、すなわち絵画魔術というものが文学上にあって、最も有名なものは、『ドリアン・グレイの肖像』であろう。従って、ほとんどのピクトマンシ-は、ゲームに登場するものを含め、「あるものを絵の中に写すことにより、その対象を封じ込めたり操作する」というスタイルをとっている。
    本作のなかのピクトマンシ-も基本的には同じなのだが、一種の呪物である負のエネルギーに満ちた絵画を用いる事で、不特定多数に致死的な呪いを振りまくという凶悪なバリエーションを作っている。
    これは怖い。作中にも語られているが、今は容易に映像や音、画像がインターネット上でどんどん拡散複製されていく時代だから、もしそういったものがCMなどに使われていた場合、怖ろしい事になる。(誤解を招かないため添えておくがCMにも著作権はある)。
    そんな現代社会に、不気味な、絵の悪霊が誕生してしまった。これはその悪霊の物語。ぞくぞくするほど怖く、容赦なく血みどろで、惨い。極上のホラーだった。

  • ホラーなのか
    ミステリーなのか・・・
    いまいち分かりませんが一応ホラー文庫なので。

    予知のよぅな能力を持つ青年画家 影のお話。
    描写が生々しくてとてもグロイですが怖さは
    全くありません。

    気付いたら終わってた感じなのですが
    シリーズみたいなので次のに期待しよぅと思ってます!

  • 正直、読んでいて気持ち悪くなりました。グロい場面表記がちょっとね…嫌だなあ、と。
    謎というか、出生に曰く在る美青年と、彼をサポートしながら、連続怪事件の解決に奔走する面々。また、その事件の発端である怨霊というか凶悪な思念までへの流れがバタバタした感じはあるかも。
    某赤い眼の捻くれ青年のシリーズが重ならなくもなくて、次刊は購入を迷うなあ…

    • 霧絵さん
      倉坂だもん、グロくてナンボよ/笑。私も書店に行くたび手に取ってるけど、いつもなんかの理由で「やっぱりいいか」って置いてくるんだよね、これ。
      倉坂だもん、グロくてナンボよ/笑。私も書店に行くたび手に取ってるけど、いつもなんかの理由で「やっぱりいいか」って置いてくるんだよね、これ。
      2013/04/20
  • 一応ホラー文庫らしいけど、これがホラー?
    今更ながらにホラーの定義を見失う。
    オカルトでグロテスクな内容ではありました。
    でも、別に怖くはなかった・・・。
    グロい殺人や絵画の描写よりも、あの芸術家の詩を読んでて何か気持ち悪くなった・・・。
    途中まで中々面白い展開で、どうなるんだろと思ったんだけど後半でなんともはや。
    幽霊が人に降霊して2人?3人?を殺し、ぐちゃぐち(以下自主規制
    あたいの手に負えない内容でした。

  • 読み進めていくと、だんだん気味が悪くなる。
    生々しい表現も多い。
    怪奇現象じゃなく、生身の人間の仕業で終るのかと思いきや、
    最後は、へ?!って感じ。
    続編に期待!

  • 新シリーズのアートホラー。狂気の芸術家・黒形上赤四郎の作品を巡って起こる惨劇。だけどこの禍々しい作品……なんとなく惹かれてしまうのではないか、と思ってしまうのは気のせいかなあ。
    絶大な人気を誇るアイドルグループ(どっかで見たような?)の活躍に仕掛けられた、恐るべき罠。「霊的爆弾」って、こんなものやられちゃひとたまりもありません。どこかしらで目なり耳なりに入ってしまうんだから。本当に悪辣極まりない!
    事件に対決する影プラスチーム美島の活躍は、応援したくなりますね。そして明かされる影の秘密。これはますます今後の展開も気になるなあ。

  • 人気アイドルグループM13。
    その新曲に使われた、ある呪われた芸術作品に触発され、人々が自我を失い凶事を起こす事態が続発したー
    天才的な美術感覚を持つ青年画家・影は、幼なじみで同じく画家の光、新鋭の男装の麗人指揮者・明の兄妹と共に、呪物の出所を捜すことに。
    「視る」ことで事件の黒幕を見つけ出そうとする影だが、それは影自身の生とも密接に絡み合い…
    青年芸術家たちの絢爛たるアート・ホラー、シリーズ開幕!

    私が裏表紙のあらすじから想像したのとは随分違うお話でした…

    主人公はアグレッシヴ行動派か完全ひきこもりのどちらかの方が扱いやすいよね、と思いました。
    影はデリケートすぎるよ…
    名字が序盤で出てない時点で繋がりにも気づいたし。

    ホラーとしては某バチカンのシリーズよりも、実際有りそう(今現在進行中かも、と思わせる)なだけに怖いかな-
    タクシーの運転手さんなんて車運転者にしてみればご愁傷様すぎる…事故と同時に去れたのは本人には救いだと思うけど。

    このシリーズって影と赤四郎の決着が最終目的かな?
    私としてはベタなラノベちっくでも橋上のセクションの働き・活躍の方が読んでみたいと思いました-

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著者プロフィール

1960年三重県上野市(現・伊賀市)生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年『地底の鰐、天上の蛇』(幻想文学会出版局)でデビュー、97年『百鬼譚の夜』(出版芸術社)で本格デビューし、幻想小説、ミステリー、ホラーなど多岐にわたる分野の作品を次々に発表する。近年は時代小説に力を入れ、人情ゆたかな世界を描き続けている。「小料理のどか屋 人情帖」「南蛮おたね夢料理」「大江戸隠密おもかげ堂」「包丁人八州廻り」「大江戸秘脚便」など各シリーズがある。

「2018年 『八丁堀の忍』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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