痴人の愛 (角川文庫 緑 5-3)

著者 : 谷崎潤一郎
  • KADOKAWA (1952年1月1日発売)
3.33
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  • 9レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005033

痴人の愛 (角川文庫 緑 5-3)の感想・レビュー・書評

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  • 大正時代の作品。30過ぎの男性が15歳の娘を引き取り、妻にしたところ、様々な男性と浮気し、これに気付いた男から追い出されるも、女との肉体関係を忘れられず、女性に服従して、復縁していく話。感想はしょうもない。ただ、筆者も小もない話を書いていると自認していると頃がなんとも。なかなか浮気に気付かず、早く気づけよと思わせる筆致などは、巧みで、大正時代の社会の雰囲気も分かり、よかった。女性賛美と言われているらしいが、そんな感じ。私小説というが、実際は妻の妹がモデルのようで、願望を書いたのか。

  • 太宰治にしろ、谷崎潤一郎にせよ、彼らは

    自らの様々な経験をフィードバックしながら主人公に投影し、
    それと同時に主人公の人生をも、自らの経験という道筋の元 歩んでいるいる。
    その過程においては、悲しいこと辛いことに再接触しなければならないことも多いが
    彼等はそれを身を徹して行っている

    1人の妖艶な女に、とことく堕ちていく男の5年プラス三年間を描いた
    とくに、妖艶な女に育て上げた自分が、その妖艶さにかかってしまっているのがなんとも儚い

  • これは面白かったです~。
    すごい読みやすかった。

    ストーリーは、ある男が無学な少女一人を、自分の好みに合わせ教育していくうちに、少女はだんだん自我に目覚め、やがては男の手から離れ、逆に男を自分の美の奴隷にしてしまう。というお話。

    あえて、あらすじを知らないで読んだので、初め読んでるうちは「マイ・フェア・レディ」みたいな話かな~?と思ったが、違った!!
    なんつー、とんでもない男たらしでいい加減な女や。と思いました。

    でも、そんな女に何をされても離れられない男の主人公。
    よく考えると「馬鹿かいな」と思うけど(笑)、そこがまた谷崎潤一郎の世界なんだわ。で、読んでいくうちに、その男の気持ちもわからなくないでもない。と思ってしまう。

    いや~、しかし、映画のことを『活動写真』とか言ったり、『ダンスホール』とかいうレトロな言葉がいい味だしてた~。

  • 棺桶に入れて欲しいくらい好きな本

  • どうにもしようもない
    淫蕩な女性に引っかかった男の
    悲劇とも取れる作品でしょう。
    そもそも征服欲を持った自体で男の人は
    負けだと感じました。

    この手の女性は絶対に管理してはいけない代物。
    それを管理しようとしたのが負けの始まり。
    だんだんと彼は奴隷のごとく彼女の魔力に
    とりつかれていきます。
    俺はそんなことはねーよ、なんて思っているあなた。
    危険ですよ…

    言えることはひとつ。
    女は強いということ。

  • すごく面白かった!文章が読みやすいし、当時の風俗の様子(カフェエとか、活動写真とか、ダンスとか)も知れて楽しかったし。内容もとってもよかった。自分が気に入って「育ててやろう」と思った子に、逆にねじふせられ、操られてゆくさまが分かりやすく、緻密に書かれてゆくさま。ナオミの悪女ぶりもさることながら、主人公のマゾ男ぶりもいいです。

  • ほんとに痴人だ

    私には残念ながら理解不可能です。
    ある意味刺激はとても強い
    衝撃はありますが

    三島由紀夫・谷崎潤一朗・・・
    崇高な文学世界?
    私には鬱の病気としか思えない
    健康的じゃない
    文学的というよりは
    労働者的考えの私には心繊細な社会が合わないんだろうなと
    つくづく思います。
    絶対私文学者にはなれない

  • 楽しかった…!
    男好きだよ。

  • ナオミさん刺激強すぎー(笑)譲治ナオミに弱すぎー(笑)大正の雰囲気むんむんで勉強になった。前半はまだ可愛い感じだが、後半があまりに濃すぎて読んでて熱出た。すごい、谷崎。

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