臨床犯罪学者・火村英生の推理 I 46番目の密室 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005118
作品紹介・あらすじ
英都大学社会学部の若き助教授、火村英生。その明晰な頭脳で難事件を解決し、「臨床犯罪学者」と呼ばれている。そんな火村が心を許す唯一の存在は、大学時代からの親友である推理作家、有栖川有栖。冬のある日、有栖川が大御所推理作家・真壁聖一の別荘に招かれたことから、2人は軽井沢を訪れることに。しかしなんと真壁自身が「密室」で殺される事件が起き…!?伝説の名探偵と推理作家の最強コンビ、ビーンズ文庫に登場。
感想・レビュー・書評
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良かった!
文章が綺麗で凄く読みやすかったし、所々「あ、これ好きだな」って表現が多くて素敵だった。
あとがきで、作中の時間軸自体は古いくても「謎解きは古くならない」とあって「確かに!」って思った。
有栖川さんの他の作品も読みたいなって思った。
麻々原さんのイラストも綺麗で良かった!。
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有栖川有栖を読むのは初めてかもしれない。わざわざビーンズ文庫にしてくれてありがとう^^火村&有栖川コンビは仲良しサンで微笑ましいなwでもアリスって推理作家の癖に探偵役じゃないのね。いわゆる密室殺人の本格ミステリーでしたがトリックよりも“動機”の方に驚いたなぁ。次は『ロシア紅茶の謎』『ダリの繭』と控えていて楽しみです。このシリーズどこまであるのだろ?
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有栖川有栖さんの作品は気になっていたのですが、何から読んだらいいのかわからず今まで未読でした。たまたま本書を見つけ、読んでみました。面白かったです。
殺人事件が起こってからは、ぐいぐい引き込まれました。
また、事件の動機が、“そうきたか!”という感じでした。
本作は1992年3月に講談社ノベルズ、1995年3月に講談社文庫から『46番目の密室』として刊行された作品ですが(約20年前作品ですね)、内容に古さは全く感じられませんでした(会話中にソ連という言葉が出てきたりもしましたが…)。
本作は火村&アリスシリーズのデビュー作。このシリーズの続作も読んでみたいです。
しかし、なぜ角川ビーンズ文庫から再出版されたのか、謎です。キャラクター絵があるので、私としては喜ばしいことですが…。(イラストでは火村&アリスが格好いい^_^) -
作家有栖のシリーズはいろんな所から出てるから、番号付けて順番に出してくれるのはわかりやすい。次がロシア紅茶なのは、同じ角川でダリとかは出てるからかなー。個人的に後書きの「新しい読者に出会えて感謝」っていうのいいなと思いました
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あぁ、そういえばそうだった。と、結末を読んで思いだしました。高校ぶりの46番目の密室でした。
版元が代わっても、中身は作家アリスシリーズに変わりなくどっぷりでした。 -
ひゃだ!こんなの出てたの!?
嫌〜買わなきゃ!
と、カマになる位愛してやまない。
助教授シリーズ万歳。 -
絶対読むべき!
有栖川有栖さんの初めて読んだ作品だったんですけど、人が個性あってなにから何まで面白いです(笑) -
以前ドラマ化された時の番宣写真みたら、急に原作が読みたくなって。今はイラスト付きがあるんだね。何回もイラ付き人物紹介頁見たわ。助かるね。
しかし、フラグというより作者の罠いや餌に引っかかってしまったわ。
推理小説を推理せずに読むタイプだけど、
私もアリスと一緒に「お前がどうしてそんなことを考えたのか判らない」って言われてる気分を味わったわ。
続きを読む時はビーンズ文庫で読もう。 -
ミステリと心情描写がいい塩梅でめっっっっっっっっっちゃ良かった
終わり方もカッコいいし、これぞミステリーの読了感
ブロマンスとして良すぎなんだよな、ミステリーとしてすごい気持ちが良いし、ブロマンスとしても最高
暗い感じも無いしテンポも良いし読みやすい
でもカッコいい一文があったり…シャーロックホームズやねこれは