芙蓉千里 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 366
レビュー : 46
  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005323

作品紹介・あらすじ

「大陸一の売れっ子女郎になる」夢を抱いて哈爾濱にやってきた少女フミ。妓楼・酔芙蓉の下働きとなった彼女は、天性の愛嬌と舞の才能を買われ、芸妓の道を歩むことになった。夢を共有する美少女タエ、妖艶な千代や薄幸の蘭花ら各々の業を抱えた姉女郎達、そして運命の男・大陸浪人の山村と華族出身の実業家黒谷…煌めく星々のような出会いは、彼女を何処へ導くのか!?…女が惚れ、男は眩む、大河女子道小説ここに開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 力強い女の子達の話。

    コバルト時代からそこは変わらない。
    歴史も楽しめるお得感。

  • 新刊の文庫本コーナーにてジャケ&時代設定買い。
    20世紀初頭の激動の大陸を舞台にした歴史物というだけで買って損はないですね。
    女郎と芸妓の友情と恋がメインですがところどころに歴史がひょいと顔を出して面白い。
    大陸と桜の組み合わせがどこか哀しいのはどちらも悠久の営みがありつつも、凄い勢いで時間を消費していくせいなんだろうか。

  • 読み返し。普段本を読まない家族まで、面白い、と言って読んでいた、奇跡!
    漫画が本になることを、どこかで連載再開になることを切に願います。

  • 大陸一の売れっ子の女郎になると、心に決めている辻芸人の娘フミ
    フミと共に哈爾濱の酔芙蓉という女郎屋に売られてきた、親友タエ。

    フミは天性の愛嬌、舞の才能を買われ芸妓になる。
    タエは、女郎になることを拒んでいたがフミと夢を好感し大陸一の女郎になった。

    フミは、まだ赤前垂れの時に大陸浪人で素性がはっきりしない山村に
    恋心を抱く。
    そして、フミを芸妓として水揚げをした華族出身の黒谷。
    山村とは、情熱的な感情を持ち、黒谷とは一線を越えぬ家族のような穏やかな関係。
    この、2人の男性はフミの人生に大きくかかわる予感がします。

    フミとタエ、二人が哈爾濱に売られてくるときから話は始まりますが、
    ぐいぐいと引き込まれ、魅力的な姉女郎たちにも魅了されます。

    「桜の夢を見ている」では、女郎としてお職となったタエとロシア人男性の話です。
    タエは、フミ以上に大人の女性、女郎として清楚の雰囲気を残したまま
    妖艶な女性になり、子供のころとがらりと変わりフミのように
    覚悟を決めた立派な大陸一の女郎になったのだと感じられた。

    目次

    第一章 酔芙蓉
    第二章 白蛇
    第三章 胡蝶蘭
    第四章 小桜
    第五章 蕾
    第六章 爛漫
    第七章 哈爾濱駅
    桜の夢を見ている

    解説 小出和代

  • 面白い。時代背景にもワクワクする。女郎屋の話なのにエロ過ぎず、むしろ痛快。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      シリーズになってるんですね、須賀しのぶ って読んだコトがないのですが、辛口レヴューの真朱薫さんが★★★なので期待大。
      シリーズになってるんですね、須賀しのぶ って読んだコトがないのですが、辛口レヴューの真朱薫さんが★★★なので期待大。
      2013/04/02
    • 真朱薫さん
      辛口ですかね・・・?
      私もあまり須賀さんの作品を読んでいないのですが、コバルト出身というイメージを覆す読み応えがありました。
      ファンの人から...
      辛口ですかね・・・?
      私もあまり須賀さんの作品を読んでいないのですが、コバルト出身というイメージを覆す読み応えがありました。
      ファンの人からキルゾーン読めって怒られちゃうかも(^^;
      2013/04/03
  • 面白かった!
    最近何かとこの時代の朝鮮に触れることが多い気がする

    歴史の勉強にもなるなぁ
    髪型とかいちいち調べたりして…

    このおフミが千里をかけるお話。これから先どんなことが彼女をまっているのだろう。
    続きが楽しみだ。

  • 展開が早くてテンポがいい。キャラクターや設定も魅力的でさくさく読み進められました。

  • 二十世紀初頭のハルビンにある遊郭を舞台にしたお話
    一巻部分は上製版からの再読
    改めて読むと『帝冠の恋』を思い出させる急展開
    必要なところは十分に描かれているのではあるが
    一切脇に逸れなさすぎで恐ろしい
    出来過ぎ感をもちろん感じるが
    強引に力技でねじ伏せる
    『アンゲルゼ』はゆっくり過ぎたのかいや違うな
    これでも成り立っているのが奇形的

    内容には関係ないが解説が酷く本としての価値を大いに損ねている

  • フミの性格はきっぱりしてて好きなんですけど、元気がありすぎて、女郎屋の雰囲気から終始浮いてたなーと思いました。いろいろな人物が出てくるのは面白いですが、登場人物が多すぎて、参りました。その原因は、主に日本語と中国語とロシア語の表記が混ざってて、こちらが覚えられないからです。すべてルビふってほしいくらいでした。

  • 面白かったです。
    二人の幼い少女の人生のクロスがよかったです。

    てか、続きあるのねー!

    2018.6.18

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著者プロフィール

須賀しのぶ(すが・しのぶ)
1972年11月生まれ。埼玉県出身、上智大学文学部史学科卒。
1994年『惑星童話』」でコバルト・ノベル大賞読者大賞を受賞し1995年デビュー。2010年『神の棘』で第13回大藪春彦賞候補。2012年『芙蓉千里』三部作によって第12回センス・オブ・ジェンダー大賞受賞。2015年『革命前夜』第18回大藪春彦賞受賞、第37回吉川英治文学新人賞候補。2017年、『また、桜の国で』で第156回直木賞候補、第4回高校生直木賞受賞。同年、『夏の祈りは』で「本の雑誌が選ぶ2017年度文庫ベストテン」1位、「2017オリジナル文庫大賞」受賞。
第100回高校野球記念大会が開催されるメモリアルイヤーの2018年、『夏空白花』が刊行された。

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