僕と『彼女』の首なし死体 (角川文庫)

著者 : 白石かおる
制作 : 夢花 李 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年9月25日発売)
3.22
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  • 24レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005330

作品紹介

僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は…?そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ-この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ。

僕と『彼女』の首なし死体 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 何というのだろう。
    主人公がとにかく変わっている。
    感情を露わにすることもなく、いつでも淡々と、それでいて行動的で鼻に付くほど冷静だ。
    「あなたは何様?」と言いたくなるような場面もあり、どうにも感情移入ができるような人物ではない。
    生首を人目のある場所に置き、自宅の大型冷蔵庫には首なし死体を大切に保管している。
    たまに死体に語りかけ、触れてみたりもする。
    とても親しい友人もいて、コミュニケーションに問題があるとも思えない。
    ただし、この友人が主人公であるかおるの考えていることを理解しているようにはみえない。
    冷蔵庫の首なし死体を見せられても、この友人はなぜかたいして動揺もしないし、かおるの話に納得してしまう展開にはちょっと着いていけなかったけれど。
    少し毛色の変わった物語。
    それにしても、どうして主人公と作者が同じ名前なのだろう。
    何かの意図があってのことなのだろうか。
    辻村さんもそうだったけれど、主人公と作者が同じ名前だと妙に気になってしまう。
    そんなことどうでもいいだろうと言われるかもしれないけれど。

  • 仕事もバッチリ、悪役もやっつけて、最後は美人のハートもゲット! アホらし。 社会に属した事も無いニート君の武勇伝をたらたら聞かされた感じ。 大企業だと、遺体損壊の罪くらい消せるんだってさ。久々の「読んで損した」。

  • ハチ公前に、彼女の首だけを置いた主人公。
    何故首だけなのか、彼が殺したのか。

    読んでいくうちに、彼女との関係も
    どうしてこうなったのか、も分かります。
    そして不思議な電話の主も。

    流されているようで流されていない主人公。
    解説にありましたが、確かにこれは
    好き嫌いがはっきりする主人公かと。
    出来過ぎている人格、と言われればそんな気がしますが
    こうと決めたら、という人もいるのは確かです。

    しかしこれ、主人公が天涯孤独、だったりした方が
    人からのお願いを聞いてる部分とか
    最後の部分とか、納得できそうな気も…。

  • タイトルとあらすじに興味を持って読んだのだが、なんとも不思議な作品でした。主人公がクールすぎて喜怒哀楽が殆どないので感情移入しづらく、とにかくたんたんとストーリが進む。面白かったかと聞かれると微妙だが、嫌いではないかな。たまにはこんなミステリーもいいでしょう。

  • 最初はぐいぐい引きこむ謎が。。。
    最後が雑すぎ。

  • 物語は「ぼく」こと白石かおるが渋谷ハチ公前に女性の生首を置くという衝撃的なシーンから始まります。なぜそんなことをしたのか、白石かおるは何を考えて行動しているのかが最大の焦点になるのですが、残念ながら彼の思考は常識外れでついていけませんでした。
    しかし、この感覚のズレをミステリーのネタにする試みはオリジナリティーがありなかなか興味深いものでした。

  • 読了 2013/11/24

    僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。
    だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は…?そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ―この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!

  • 【あらすじ】
    僕=白石かおるは商社勤めのサラリーマン。自宅で切り落とした女性の首を渋谷の街に置き、ある「知らせ」を待っている。だが進展がないまま、自宅に何者かが侵入し、保管してある遺体から指を切り取って公園に遺棄した。不気味な模倣犯の目的は……? そして数日後、東京を襲った地震が事態を一気に加速させ――この謎はとても切なく、震えるほどに新しい。横溝正史ミステリ大賞の新しい地平をひらいた異色ミステリ!!

    【感想】
    主人公が、渋谷のハチ公前に女性の首を置いていくところから始まる、猟奇的かつミステリアスな物語。初めは展開が読めなかったけれど、後半はめまぐるしい変化の連続で、読むスピードが速まった。

  • 本作の評価を大きく分けているポイントが、「主人公を受け入れられるかどうか」にあることがわかるー解説よりー 私は主人公の白石かおる♂、めちゃくちゃタイプでした。若いのに達観しているところは彼の仄暗い諦めのようなものを感じさせられてキュンとなるし、半分死ぬ気の思考や行動力はこうなったらスカッとするだろうなぁという結果がついてくるので愉快でした。そして友達の野田の存在も見逃せない。犯人は最初から予想ついたけど楽しかった♪

  • 野田の白石に関わりつづける理由を聞けたところが一番よかったです…なんて鈍感なんだ、こういう人好きです。

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