金田一耕助に捧ぐ九つの狂想曲 (角川文庫)

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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (398ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005729

作品紹介・あらすじ

もじゃもじゃ頭にぼんやりした姿。だがひとたび事件が起これば誰よりも鋭く謎を解き、犯人の心に潜む哀しみを見抜く、心優しき名探偵。横溝正史が生んだ日本を代表する探偵が現代作家の手でいま、甦る!金田一耕助に正面から挑んだ快作から、ある事件の「その後」の姿を描いたパラレル作、近田一耕助や金田耕一・錦田一コンビ、金・田・一トリオが活躍する変奏作まで。趣向を凝らした豪華オマージュ競演。

感想・レビュー・書評

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  • 無題 京極 夏彦★★★
    キンダイチ先生の推理 有栖川 有栖★★★★
    愛の遠近法的倒錯 小川 勝己★★★★★
    ナマ猫邸事件 北森 鴻★★★★★
    月光座 金田一耕助へのオマージュ 栗本 薫★★★★
    鳥辺野の午後 柴田 よしき★★★★★
    雪花散り花 菅 浩江★★★★
    松竹梅 服部 まゆみ★★★★
    闇夜にカラスが散歩する 赤川 次郎★★★

    いやいや、面白かったです!北森さん読みたかっただけなんだけどw
    結局全部読んじゃいました~~!!!

  • なんで最後の作家をあの人にしたのだろう。他の人がよっぽど良かっただけになんかうーんって感じだ

  • 金田一耕助、そこまで詳しくなかったんだけど、色々なミステリー作家が書いていて、世界観を踏襲しているものや、完全なパロディ、金田一の子孫を出した完全別の作品、むしろ横溝さんを出してくるなど、色んな形でのオマージュ。
    お風呂で読書用に古本を買って読みました。短編集なので少しずつ読み進めるにはよかったです。

  • うーん。いまいちかな

  • 金田一耕助が出て来る作品もあれば、完全にパロディな作品もあるアンソロジー。
    どの作品もそれぞれの作家さんの持ち味が出ています。
    とくに女性作家さんのものは、金田一なんだけどいかにも女性が書いた作品だなあという雰囲気があります。元が男性作家なので新鮮な感じです。
    小川さんの「愛の遠近法的倒錯」と服部さんの「松竹梅」がとくに良かったです。

  • 既知の作家が多かったが、改めて、既に亡くなっている方が多いのに驚く。いい作家ほど長生きしないのは何故なんだ〜
    栗本薫の『月光座』、横溝の『幽霊座』への挑戦になってて、これがまた掟破りのガッツリネタバレなんだけど、面白そうだったらありゃしない。あー先に読んでおくんだった〜(^◇^;)

  • 京極夏彦や有栖川有栖など、九人の作家が金田一耕助を様々な書き方で話中に登場させるというアンソロ。
    そのまんま金田一や横溝先生が出てくる話、名前が近くて金田一にあこがれを抱いている現代の登場人物が出てくる話など、バリエーションは九人九色です。

    ・無題/京極夏彦
    関口くん、関口くんじゃないか!!
    確かに横溝・金田一と関口くんはなんかシンクロします。

    ・キンダイチ先生の推理/有栖川有栖
    現代が舞台で、金田一に名前が似ている売れない作家と中学生が謎解き役になって話を進める。
    留守電をメモに使う仕掛け。とても読みやすくて面白かった。

    ・愛の遠近法的倒錯/小川勝己
    金田一がそのまま出てくる。
    パトロンでおなじみ、久保銀蔵さんも登場。
    本陣、八つ嘉村、獄門島など、おなじみの話にもサラリと触れられていた。
    実はあの人とあの人が血がつながていたかもしれない…というのが話の根幹。そのまま登場人物を使っているだけあり、テイストやオチが本家横溝に近いと思った。

    ・ナマ猫邸事件/北森鴻
    タイトルからわかるように『黒猫邸事件』がベース。
    謎を解くのは近田一。本家『黒猫亭』よりだいぶユーモアがあり、力を抜いて読めます。

    ・月光座 ―金田一耕助へのオマージュ― /栗本薫
    謎を解くのは老・金田一と、栗本薫のシリーズものに出てくる探偵・伊集院。
    『幽霊座』の結末を踏まえて、実はこうでなかったかと踏み込んだ話。なかなか勇気あるというか、大体な切り口だなぁと思いました。幽霊座の話を読んでからこっちを読んだ方が断然良さそう。

    ・鳥辺野の午後/柴田よしき
    謎を解くのは金田一の霊(?)。
    女同士のごたごたした気持ちが渦巻く一遍。

    ・雪花 散り花/菅浩江
    金、田、一という三人の若者が京都の長屋に開いた探偵事務所が舞台。
    メール、文字化けなど現代のアイテムを駆使した話です。
    ベースにあるのは、京都・花街の人情模様という、菅さんの得意分野。

    ・松竹梅/服部まゆみ
    金田一がそのまま出る。お馴染み等々力警部も出ます(定年して元警部になっている)。
    双子の老姉妹や、犯人の自殺と見せかけて……というオチはもう横溝そのものです。犯人を追い詰める余地が残っていたところがこの本のコンセプトに沿っているのかなと。

    ・闇夜にカラスが散歩する/赤川次郎
    電車の乗客ぜんいんが関係者オチに笑った。
    一番うだつの上がらなそうな人が本当の金田一の孫だったとは……!

  • とりあえず、金田一耕助記念館へ行ってみたい。

  • 日本のミステリー界を代表する名探偵・金田一耕助。その名探偵に、赤川次郎・京極夏彦などの、現代のミステリー作家が挑む!全9編のパスティーシュが楽しめる、短編集。

  • 京極夏彦「無題」※『陰摩羅鬼の瑕』抜粋
    有栖川有栖「キンダイチ先生の推理」

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プロフィール

赤川 次郎(あかがわ じろう)
1948年、福岡県生まれ。76年『幽霊列車』でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。以後続々とベストセラーを刊行。
代表作「三毛猫ホームズ」シリーズ、「天使と悪魔」シリーズ、「鼠」シリーズ、『ふたり』『怪談人恋坂』『幽霊の径』『記念写真』他、著書多数。2006年、第9回日本ミステリー文学大賞受賞、16年、『東京零年』で第50回吉川英治文学賞を受賞。
執筆作は500作を超え、累計発行部数は3億を突破。メディア化された作品も数え切れない。

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