レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)

制作 : 永山 篤一 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年12月18日発売)
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  • レビュー :47
  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041005743

作品紹介

貧しいジャン・ヴァルジャンはパンを盗んだ罪で監獄に送りこまれて十数年ものあいだ苦しみ、さらに出所後も差別に悩まされる。しかし、ある司教に出会ったことで生まれ変わった彼は、まったくちがう人生を歩きはじめる。そして、不幸な美女ファンテーヌと出会い、彼女を救おうとするが、執拗に追いまわすジャヴェール警部が行く手に立ちふさがる。フランス文学の金字塔にして娯楽小説の真髄が、コンパクトな新訳で登場。

レ・ミゼラブル (上) (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 原作も素敵です

  • 150年の時を越えて、今この前書きを読む時、果たして人間は何のために文明や科学を発達させてきたのかと思う。比較的豊かである日本でさえ、貧しい男が落ちぶれ、飢えにより女が身をくずし、子どもが肉体的にも精神的にも暗い環境でのびのびと成長できない、という状況が至る所で起こっている。それも、非常に見えにくい形で。見ようとしないかぎり、落ちぶれた男も、身を持ち崩した女も、のびのびと成長できない子どもも、それは本人やその家族のせいにされているように思う。
    ネット情報が溢れかえり、こんなに情報が簡単に手に入るような気がする現代において、実は本当に知りたいこと、知るべきことは、知ろうとしないかぎり何も見えてこない。悲しいことであるが、今の時代もまだ、この作品の価値は失われていない。

  • レ・ミゼラブルはやはり名著だと感じた。
    何だろう、読んでいるとどんどん湧き上がってくるこの生命力は
    フランスの歴史とその時代に生きた人々の逞しさが描かれてあった。苦境が人を強くするとこの本から伝わった。

  • 短縮版。完全版は助長というほどに長く、挫折者が後を絶たないことからこうしたものが生まれたんだとか。小学生の頃途中までは確実に読んだ覚えがあるんだけど、最後までの記憶がないのはやはり挫折したんだろうな。

    冒頭が、有名な銀の燭台のエピソードからであったとは意外。

    少年のお金を踏んづけてしまう場面、描き方がにくいなあ。これ、ヴァルジャンの心境を思うと「うわああ」ってなるし、物語の最後まで彼が彼である証として重要なファクターとなっているし、一連の描写が上手いしで、かなり印象的なシーンだ。

  • すごく読みやすい!
    帝劇でやっている「レ・ミゼラブル」のミュージカルを今度観に行くので予習として読んでいたけど、まず読みやすさに驚いた。レビューでも「読みやすい」という声があったのでこの本を選んだが、すらすらと読める。
    そして、続きもどんどん気になって、読んでないときでも「あの続きが気になる、どうなっちゃうんだろう!」とウズウズしてくる。
    本を読んでウズウズしたのは初めてです。
    レミゼと、この本に出会えてよかった!下巻もこれから読みます。

  • 「君が私に示したのだ、愛する事が真実なのだと」ジャヴェール警部の最後の言葉にこの本に貫かれている思想が全て集約しているように感じました。愛するとは自己犠牲精神。ジャンバルジャンほど他人の幸福のために生きた人物はいないのではないでしょうか・・。そこに人生の真実をみたような気がします。

  • 数年前の映画を観て、とても良かったので原作に挑戦。海外小説の翻訳版は苦手なものが多いけど、これは読みやすかった。
    心を入れ換えることのできる人、できない人の違いはどこにあるんだろう?

  • 長いこと読みたいと思っていたが、長い物語のために手を付けていなかった。
    映画を観る機会はあり、映画が大変面白かったため、その次の日には本を購入していた。
    あまりにも面白いので、仕事中でも続きが気になるほど。
    一週間ほどで上下巻読破していた。私の中ではとても早い読了である。
    コゼットが嫁ぐ前後の展開はしゃくりあげながら読んだ。
    私が結婚のために家を出た時期に読んだため、ぐっときてしまう。

    今はきらびやかな都のイメージのあるパリだが、もともとは不潔な街のようだ。病気が流行ったことが頷ける。
    本書は原作の内容を削っていたということに読了後に気付いた。次は完訳版を読破したい。
    『モンテクリスト伯』は中だるみしながらも完訳版を読破したが、読了後の爽快感は格別であった。『レ・ミゼラブル』でもまたこの気持ちを味わいたい。

    私は『レ・ミゼラブル』という題名より、『ああ無情』のほうがピンとくる。
    『レ・ミゼラブル』のほうが一般的になったのは最近のことなのだろうかとぼんやりと思った。銀の燭台の件は道徳の教科書で読み、面白いと感じたことを覚えている

  • 1番好きな物語です。さすがです。

  • 上・下巻。

    現在連載中のレ・ミゼラブルの漫画を読んでど~しても続きが気になり、2012年に公開してた映画のDVDを観てから本にも挑みました。

    映画で分かりにくかった部分や説明されなかった場面がわかってようやくスッキリできました。

    子供を預けた経緯とか市長になった経緯だとか、逃亡生活中とかの様子もわかりますし、ジャン・ヴァルジャンの痛いくらいの葛藤とかすごかったです。

    コンパクト版でも十分満足できるボリュームでしたよ。
    これ以上難しくて長いとちょっと読むの無理かも…そういう意味でも丁度いい感じかな?

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