ドMとドSと、ときどきウサギ (角川ルビー文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年10月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005873
作品紹介・あらすじ
鬼上司の異名を持つ久住の部署に異動となった希一は、出張先で彼の思わぬ秘密を知る。それは久住が「極度のウサギのぬいぐるみフェチ」ということ!さらに久住をゲイと勘違いして無理矢理襲ってしまった希一は、代償として久住の父が家に滞在している間、大量のぬいぐるみを預かるハメに。普段はドSな久住が、ぬいぐるみを抱き締めて眠る無防備な姿に思わずムラッときて、ついおかずに一人Hをしてしまう希一。その上、会社では久住に虐げられることが快感になってきて。
感想・レビュー・書評
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切ないシリアス系の作家さんだと思ってたら、ラブコメが予想以上に面白くてびっくりしました。
ページ数も少なめでサクッと読めました。モフモフ得意な麻々原センセのイラストがぴったりです。
クールビューティな上司と年下大型犬のリーマンもの。
ストーリーは、表紙とタイトルがすでにネタバレの模様ですね~
以前シリアスものを読んだ時には文章が堅苦しいかなと感じていましたが、これはテンポのいい言い回しと年下わんこの独白がめちゃくちゃ笑えて、とてもこなれた感じのラブコメになっていました。
希一のシモネタ絡みの頑張り具合が、アホらしくも面白かったです。おバカわんこだけどとってもやさしくてイイ奴でした。
久住は何といってもギャップ萌えですよね。冷たくて厳格にみえて、ぴょんた愛がハンパないです!
白手袋にタオルにくるんで梱包とか、ファ●リーズとか、箱に入れたままだと可哀相とか…!
思わず共感。
色恋沙汰に対する久住の無自覚な天然っぷりに、ぴょんた愛がプラスされたギャップ感と、希一の暴走のアレコレが楽しかったポイントです。
エロ的には暴走強引Hがかなりツボだったので、もっと濃厚にじっくり描いてくれたら…と期待。 -
ぴょんたかわいいぞ。ラブラブだぞ。
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麻々原さんのイラストに釣られ購入。ワンコ系部下×堅物上司ギャップ有りはとても好物なのですが、これはあまりハマらなかったです…。主人公の考えが二転三転して、優柔不断に感じました。ギャップも、タイトルとあらすじで感じるイメージを超えず、展開もお約束から抜け出さない感じ。今ひとつ印象に欠ける内容でした。
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麻々原さんの美人上司で★一つプラスです。
ぴょんたを抱きしめて眠る久住の可愛さは格別。それを見て悶々とする久住が面白い。 -
ワンコ系年下×クールツンドラ上司
攻め視点+後半少しだけ受け視点。
職場ではM×Sな関係だけど、会社を出てしまえば
そこまで強調されてないのでSMなのを期待すると
肩すかしかもしれません。
どちらかというとウザギフェチの方がメインです。
ギャップ萌え好きなんで結構好きでしたw
あとHがエロかった。 -
これは…相当面白くて、久々の大ヒットでした。
この作家さんはセンチメンタル系が売りなのかと思っていましたが、こういう方向も書けるんですね。
テンポの良さや言葉の選び方、二人の関係性などどれをとってもツボでした。
個人的には、もっとこういうコミカルな作品も書いて欲しいです。
攻の読んでいてビックリするようなぶっ飛び方、それに対して受がわりと本気でビビっている様子が面白かったです。
麻々原さんのイラストもピッタリでした!
挿絵のウサギの中にきぐるみプラネットのアイツが居てニヤニヤします。
そういう遊び心も素敵な作品。