女神と棺の手帳 甘き約束の音色 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2012年11月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041005965
作品紹介・あらすじ
最難関の王立大学医術科に、史上初の女子生徒として入学したケイト。夢を叶えようとがんばる彼女を、男ばかりの医術科生達は冷やかすだけ。病院実習でペアを組む首席のリオからは「足を引っ張るな」と宣告され、前途多難なケイトの前に、イーノット少佐が現れる。少佐自らが率いる部隊は、ある事件を追って病院に潜入捜査中だったが、ケイトは深入りするなと言われ!?第10回小説大賞受賞作第2弾。
感想・レビュー・書評
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友人役に抜擢されましたリオがもう少しでしゃばってくるのかと思えばそうでもなく……。最初から最後まで少佐、少佐、少佐という感じ。
ケイトはまだまだ意識していない(というか少佐に対する「好き」という感情に気付いてない)のかと思ってましたが、最後の手紙でそうでもないのか? と変な感覚。
ティム他、軍人仲間からからかわれる少佐をもっとみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新キャラのリオが好みでした。
今巻は主人公ケイトに友人をつくろう、ということらしいです。
大学に入っても周りは男ばかりだし、風当たりは強いし、確かに友達が簡単につくれる環境じゃないですよね……。
リオはこのお話のうちでそれなりに打ち解けますが、将来的に彼が恋愛対象になることはないのかな?
主人公が少佐に一途だから、そんな余地はないってことですかね(笑)
次巻、どんな風に続くんだろう。
さすがに『たまたま事件が起こる場所に主人公がいる』ってネタは、もう難しいんじゃないかと。
次の発売日まで待つことにします(笑) -
シリーズ2作品目。
北部の実習先の病院で、連続不審死事件の調査に来ていたイーノットと偶然会う。病院の不審な薬剤の裏帳簿を調べていたケイトとリオも事件の真相に近づいて…。
変化ってとても大事だと思うけど、そこで働いてる人からしたら1ヶ月という期間限定で来てる、しかも実習生、から色々言われても反発しちゃう気持ちはなんとなく理解できる。
でも一生懸命なケイトを応援したくなる気持ちも出てきた。前作では直情型行動にちょっとついていけなかったけど。
理想論だな、と思ってしまうところもあったけど。
あれ、私ちょっと擦れてる?
今回、新キャラのリオが登場。次巻以降も表紙にリオが出てきてるからおそらく主要人物になってくるんだと思う。
あとがきにはリオは『ケイトの友達を作った』みたいに書いてあったから友達なんだろうね。
でも私リオ好きだけど。
というかケイトみたいな感じにはリオの方が合ってるんじゃないかなとか思う。
リオに恋愛感情ある描写はなかったから、今後どんな関係性になるのかは分からないけど。
このシリーズはメインはケイトの成長物語なのかな。
恋愛度低めだよなー。
そろそろもう少し欲しいな。 -
「女神と棺の手帳」シリーズ2巻目。
面白くていっきに読んでしてしまいました。
6巻まで揃えたのでこれから読むのが楽しみです。暴走しがちだけど、肝心な所は鈍いケイトとイーノットの今後が気になります。 -
2013年読了
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病院実習の回。
どんなに邪見にされても決してへこたれることのないケイトに感動。
危険を顧みずどんどん危ないところにも飛び込んでいくケイトには、ハラハラさせられ通しだが、体当たりこそ彼女らしい。
ケイトにもやっと同年代の友達ができて安心。
イーノットのライバルにはなれそうにもないけど。 -
お医者様の万能感は絶対ではないって判ってるんだよな~って思う。でも実際病院にかかるとやっぱりお医者様は万能だと思ってしまうんだよな。甘えてしまうんだよな。