きまぐれ博物誌 (角川文庫)

  • KADOKAWA (2012年12月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (432ページ) / ISBN・EAN: 9784041006009

作品紹介・あらすじ

新鮮なアイディアを得るには? プロットの技術を身に付けるコツとは――。「SFの短編の書き方」を始め、ショート・ショートの神様・星新一の発想法が垣間見える名エッセイ集が待望の復刊。

みんなの感想まとめ

多様なテーマに対する独自の視点が光るエッセイ集で、著者の考え方や生き方が色濃く反映されています。日常生活や環境問題、宇宙など、幅広い題材に対するウィットに富んだ表現が魅力で、読み手は思わず共感や驚きに...

感想・レビュー・書評

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  • ウィットに富んだエッセイ。
    日常生活や環境問題、宇宙など様々なテーマについて、星新一の持論が述べられている。
    星新一は、海外漫画収集が趣味だったそうだが、作品から溢れ出るウィットな感じは、海外漫画が少なからず影響しているんだろうなと感じた。
    本書の文体がすごく好きだ。気に入った言い回しが多くて、マーカーでたくさん塗りつぶした。文体が自分に染み込むまで何度も読みたい。

  • いつものショートショートだと思って中身もろくに見ずに買い、読んでみるといつもと違くて何かと思えばエッセイ集だった笑。それにそもそもエッセイ集を読んだのは初めてだった。いつもなら本の内容や物語を通して著者の考え方とかを感じているけどエッセイだからこそ星新一の考え方や生き方がガツンと感じられたと思う。やはり自他ともに認めるアマノジャクでひねくれてるとも考えられるけどひねくれた自分にはすごくしっくりきて共感や奇想天外な発想に驚いたりいろいろなことを感じられた。印象的だったのは「笑顔とうやむや」「一日コンピューターマン」「バックミラー」「公害・十年後の東京」「SFの視点」で、フレーズとしては「コンピューターが処理を早めることで人類の寿命を早める」、「規格化された情報が規格化された思考回路を通り抜ける」などすごくはっとさせられた。

  • 著者がSF作家として脂が乗っていた昭和40年代前半に書いたエッセーをまとめたもの。

    時事ネタを扱わない人だった、ということはあるにせよ、今になっても全く着眼点が古びていないことは驚き。未来予測も含んでいるのですが、それが当たっていたらいたで驚きだし、そうなっていなければ「どうしてそうならなかったのか?」と考える楽しみがある。

    特に興味深かったのは「ティーチングマシーン」についての考察。「ティーチングマシーン=Google先生」だと思って読んでみると…割と予想を外してる。それがなぜなのか?それを踏まえて、学校ってどうあるべきなのか?そんなことを考えさせられた。

    星新一という人がどんな考え方をしていたのか?星新一の作品に期待した人は、そんな彼や彼の作品のどこを好いていたのか?いろんなことを考えさせてくれた一冊でした。

  • 星新一のエッセイ集
    ファンなら持っておこう!ということで購入。
    星新一さんの知識の量や教養が随所から読み取れます。他にもショートショートを書くコツも載っているので、ショートショート作家目指している方は参考にしてもいいかも?

  • 濃縮果汁のジュースをさらにぎゅっと圧縮したくらい、濃い内容の1冊。自分が生まれたころの話題を中心としたエッセイ集だが、随所にショート小説もあり、楽しめた。その含蓄深い内容の咀嚼に1週間くらいはかかっただろうか。おなかいっぱいという感想。しかしもたれはなく、色んな発想がわいてきそうな元気がでてきた。
     恥ずかしながら著者をこの本までほとんど知らなかった。多くの短編集を出しているとのことなので、いろいろ読んでみたい。

  • コンピューターが世の中にやっと登場し始めた時代に書かれたエッセイ集。当時のトピックであった、機械化オートメーション化、交通戦争、公害問題などに関する記述を2025年の現在の視座で答え合わせをしながら読むのだった。

  • 寝る前にぼやぼやと読むのにちょうどいい!

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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