きまぐれ星のメモ (角川文庫)

  • KADOKAWA (2012年11月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041006023

作品紹介・あらすじ

日本にショート・ショートを定着させた星新一が、10年間に書き綴った100編余りのエッセイを収録。創作過程のこと、子供の頃の思い出――。簡潔な文章でひねりの効いた内容が語られる名エッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 100以上のエッセイが収録されていて、読み応えがある。上品さ・ユーモラス・機智に溢れていて、読んだ後は、少し自分が賢くなったような錯覚に陥る。癖になる言葉が多く、日常会話でこの単語を使って人を笑わせてみようか、と妄想するのも楽しい。自分のユーモアを高めるべく、星新一の作品を読み続けたい。

  • 星新一のエッセイ集『きまぐれ星のメモ』を読みました。
    星新一の作品は、4月に読んだ『妖精配給会社』以来ですね。

    -----story-------------
    ショート・ショートの神様、頭の中を大公開!
    日本にショート・ショートを定着させた星新一が、10年間に書き綴った100編余りのエッセイを収録。
    創作過程のこと、子供の頃の思い出――。
    簡潔な文章でひねりの効いた内容が語られる名エッセイ集、待望の復刊!
    -----------------------

    星新一が作家になって最初の10年間(1957年(昭和32年)~1967年(昭和42年))に描かれたエッセイを収録して、1968年(昭和43年)に刊行された作品です。

     ■1 生活する
     ■2 仕事場
     ■3 旅をする
     ■4 あれこれ考える
     ■5 味わう
     ■6 ちょっと頭に浮かぶ
     ■7 思い出
     ■あとがき論
     ■解説 大森望

    締切りが迫ると、ひとつの発想を得るためだけに、8時間ほど書斎にとじこもる……無から有をうみだすインスピレーションなど、そうつごうよく簡単にわいてくるわけがないー(『創作の経路』より)、、、

    ショートショートの神様は、ふだん何を考えて、どのようにアイディアを膨らませているのか? 海外旅行で見聞きしたことから子供の頃の思い出、『あとがき論』まで、10年間かけて書きつづった100篇あまりを収録した名エッセイ集。

    星新一といえばショート・ショートの神様……というイメージが印象的なのですが、エッセイの名手でもあったんですねー 知的でありながら、皮肉とユーモアを巧く織り込んだバランスの良いエッセイを愉しめました、、、

    何もないところから物語を創作することの大変さを改めて感じたし、物事の見方や捉え方についてはヒントになる部分がありましたね……女性観等、一部、今の時代とは合わない考え方もありましたが、その辺りも含め、昭和という時代を懐かしく感じながら読みました。

  • ショートショートの神様は、優れたエッセイストでもあった。

    テディベアへの並々ならぬ愛と考察を書き綴った「クマのオモチャ」、そして自身のミステリー短編の着想元にもなった奇妙な出来事を語る「夏の日の事件」から、エッセイ集は幕を開ける。もうこの二編の時点で尋常じゃないくらい面白い。
    中でも極めつけに好きなのが、「野球について」だ。ここで星氏は、所構わずバットを振り球を投げる人々に対し、"スポーツはすべてに優先するとでも思っているのだろうか。そんな説が通用するのなら、やつらを銃で射撃してみたらどうだろう。射撃だってりっぱなスポーツだ。"とまで言い放っている。
    エッセイを読む限り、彼はこのような、どうでもいいとも切り捨てられるようなことを、日夜ぐるぐるぐるぐると考え続けていたのだろう。ショートショート作品にも垣間見える、独特の着眼点にも納得がいった。俗に言う、"解釈一致"というやつだ。もし、彼の生まれたのがもう80年ほど後だったとしたら、さぞや愉快なαツイッタラーにでもなっていたのではないかと、個人的には考えている。

  • 随分昔に読んで楽しかったが、内容をほぼ忘れた頃を見計らって再読。数えてみたらなんと50年ぶり。
    やはり楽しいし、新たな気付きもあった。
    星新一、筒井康隆、小松左京などを手当り次第に読んでいた中高生時代を想い出す。
    この人のショートショートはもちろんだが、エッセイもなかなかの腕前だと思う。

  • ショートショートは澄んでいるけどどこか皮肉っぽいところがある話を書く著者だが、エッセイとなるとウィットにとんだ静かな面白さを含んだ話を書く。
    文体もひねてなくてよいが、やっぱりご本人が面白いのでしょう。看板を集める話とか、行動自体が面白くてにやりとするが、それよりもSF作家ならではの、未来予測が楽しい。書かれた時代が時代なので、今そのとおりになってるよ!とかそうはならなかったよ!とか、本気なのか不真面目なのかわからない想像に突っ込みを入れたくなる❨大体は外れてるので多分楽しい妄想がほとんどなのだろう❩。
    エッセイは今後も北杜夫と清少納言以外読まないだろうと思っていた私でも、これはまた読みたいと思う作品なので、どうもエッセイのテンションが苦手、という人も楽しめると思う。

  • 短編集ですらすらと読めた。

  • 新版が出てたのでアップ。

    ショート・ショートというジャンルに金字塔を打ち建てた不世出の作家、星新一。

    その星センセーの所感、雑感、バックステージなどが垣間見られるエッセイ集。

    少年の頃にこの本に目を通したことが、僕の人格形成に少なからぬ影響を与えたと思う。

    それから大人になるまでも、なってからも。折に触れては手に取る、座右の一冊。

  • エッセイも面白い。

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著者プロフィール

1926 - 1997。SF作家。生涯にわたり膨大な量の質の高い掌編小説を書き続けたことから「ショートショートの神様」とも称された。日本SFの草創期から執筆活動を行っており、日本SF作家クラブの初代会長を務めた。1968年に『妄想銀行』で日本推理作家協会賞を受賞。また、1998年には日本SF大賞特別賞を受賞している。

「2023年 『不思議の国の猫たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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